配送員・ドライバーに必要なスキルランキング&スキルアップの方法とは?【現役配送員・ドライバー165人が回答】

 
  

配送員・ドライバーに必要なスキルは「ビジネスマナー」「コンプライアンス」「その他専門的なスキル・知識」などがあります。

この記事では、今まで3,000人以上のキャリアチェンジを支援してきた当社・株式会社オープンアップITエンジニアが、現役で配送員・ドライバーとして働いている方165人にアンケートを実施し、配送員・ドライバーとして必要とされるスキルについてランキング形式でまとめたものです。

また、未経験から配送員・ドライバーを目指している方のために、スキルの身につけ方や配送員・ドライバーに向いている人はどんな人なのか?についてもまとめています。

配送員・ドライバーへの転職やキャリアチェンジを目指している人はぜひ参考になさってください。
【アンケートの調査概要】

  • 調査期間:2023年12月7日~12月8日
  • 調査機関:アイブリッジ株式会社
  • 調査対象:現職の配送員・ドライバーの人165名
  • 調査方法:インターネットのアンケートツールを活用した調査
    ※複数回答可の設問では、回答数の合計が165にならない場合があります。

【165人が回答】配送員・ドライバーに必要なスキルランキング

順位スキル回答数
1位ビジネスマナー76
2位コンプライアンス71
3位その他専門的なスキル・知識66
4位コミュニケーションスキル50
5位問題解決スキル46
6位情報収集スキル30
7位論理的思考27
8位スケジュール管理能力25
9位ロジカルシンキング15
10位戦略策定スキル13

上記が必要なスキルの一覧です。では、それぞれのスキルがなぜ必要とされるのかを順に考察していきましょう。

1位:ビジネスマナー

配送員・ドライバーに必要なスキル1位はビジネスマナーで、回答数は76件。全体の15%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「ビジネスマナー」は、顧客や取引先との信頼関係を築き、会社のイメージを保ち、円滑な業務遂行に貢献する重要な素養です。

2位:コンプライアンス

配送員・ドライバーに必要なスキル2位はコンプライアンスで、回答数は71件。全体の14%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「コンプライアンス」は、法令や社内規則を守り、安全安心な配送業務を実現し、企業の社会的責任を果たすために不可欠な要素です。

3位:その他専門的なスキル・知識

配送員・ドライバーに必要なスキル3位はその他専門的なスキル・知識で、回答数は66件。全体の13%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「その他専門的なスキル・知識」は、荷物の積み降ろしや配送ルートの最適化など、業務を効率的かつ安全に遂行するために必要不可欠な能力であり、顧客満足度向上にも貢献します。

4位:コミュニケーションスキル

配送員・ドライバーに必要なスキル4位はコミュニケーションスキルで、回答数は50件。全体の10%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「コミュニケーションスキル」は、荷主や配送先の顧客と円滑な関係を築き、トラブル発生時に迅速かつ適切な対応を取ることで、業務効率化と顧客満足度向上に貢献する重要な能力です。

5位:問題解決スキル

配送員・ドライバーに必要なスキル5位は問題解決スキルで、回答数は46件。全体の9%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「問題解決スキル」は、配送中のトラブルや顧客からのクレームなど、様々な課題に迅速かつ適切に対応し、顧客満足度向上と業務効率化を実現するために不可欠な能力です。

6位:情報収集スキル

配送員・ドライバーに必要なスキル6位は情報収集スキルで、回答数は30件。全体の6%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「情報収集スキル」は、配送先の状況や道路状況など、最新の情報を的確に把握することで、配送業務を効率的かつ安全に遂行し、顧客満足度向上に貢献する重要な能力です。

7位:論理的思考

配送員・ドライバーに必要なスキル7位は論理的思考で、回答数は27件。全体の5%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「論理的思考」は、配送ルートの最適化やトラブル発生時の原因分析など、様々な状況において冷静かつ合理的に判断し、最適な行動を取るために必要不可欠な能力です。

8位:スケジュール管理能力

配送員・ドライバーに必要なスキル8位はスケジュール管理能力で、回答数は25件。全体の5%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「スケジュール管理能力」は、複数の荷物を効率的に配送し、時間通りに顧客へ届けるために必要不可欠な能力であり、顧客満足度向上と業務効率化に貢献します。

9位:ロジカルシンキング

配送員・ドライバーに必要なスキル9位はロジカルシンキングで、回答数は15件。全体の3%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「ロジカルシンキング」は、配送ルートの最適化、トラブル発生時の迅速な原因分析、顧客への丁寧な説明など、あらゆる場面で状況を正確に把握し、最適な判断と行動を取るために必要不可欠な能力です。

10位:戦略策定スキル

配送員・ドライバーに必要なスキル10位は戦略策定スキルで、回答数は13件。全体の3%を占める割合でした。
配送員・ドライバーにとって「戦略策定スキル」は、顧客ニーズや競合状況を分析し、効率的な配送計画を立案することで、顧客満足度向上と業務効率化を実現し、自身のキャリアアップにも繋がる重要な能力です。

配送員・ドライバーに必要なスキルを身につけるには?

配送員・ドライバーに必要なスキルは上記のとおりです。では、これらのスキルはどうすれば効率よく身につけることができるのでしょうか?主な方法は下記2つです。

  • 未経験OKの企業に転職・キャリアチェンジして実地で学ぶ
  • スクールに通って資格の取得と合わせて学ぶ

順に解説していきます。

未経験OKの企業に転職・キャリアチェンジして実地で学ぶ

企業の中には前職のスキルや経験を問わず「未経験OK」で雇用してくれるところがあり、入社後に研修や実際の業務の中で、実践的なスキルを身につけることができます。

給料をもらいながら、その職業に必要なスキルや知識を学ぶことができるのは大きなメリットであり、スキルを身につければ即戦力として活躍することも見込めますし、キャリアアップの可能性が広がります。

ただし、未経験OKの企業に転職・キャリアチェンジする際には、自分に足りないスキルが何なのか棚卸しして明確にしておきましょう。

加えて、企業研究をして、その企業が本当に自分に合っているのか、自分の身につけたいスキルを学ぶことができるのかを判断しておくことが重要です。

スクールや通信学習で資格の取得と合わせて学ぶ

もうひとつは「スクールや通信学習で学ぶ」方法です。

スクールでは、プロの講師が体系的にスキルを教えてくれます。また、通信学習では資格取得を前提としたコースやカリキュラムを選ぶことで転職・キャリアチェンジの際に有利な資格も同時に取得できるため、効率よくスキルを身につけるだけでなく「手に職をつける」ことも可能です。

ただし、スクールや通信学習は、スクールの質(カリキュラムの内容や講師の質、対応時間や取得可能な資格の種類など)と、未経験OKの企業と違い費用がかかる点に注意が必要です。

なお、特定の資格によっては国が資格取得を支援する「教育訓練給付金」という補助金制度が適用となり、安く受けられる場合もあります。

※例:スクールなら「Winスクール」「TAC」通信学習なら「ユーキャン」などが代表的です。資格を取りたい方はスクールや通信学習で学ぶことも検討してみましょう。

配送員・ドライバーに向いている人の特徴

次に配送員・ドライバーに向いている人はどんな人なのでしょうか?同じく現職の配送員・ドライバーの方に聞いたアンケートの結果では、下記のような性格の人が配送員・ドライバーに向いているとの回答がありました。

  • 忍耐力が高い・粘り強い
  • 同じことを繰り返すのが苦でない
  • まじめ・几帳面

より詳しくは下記記事で書いていますので合わせてお読みください。
※詳細:配送員・ドライバーに向いている人の性格・特徴ランキング!【現役配送員・ドライバー165人が回答】

配送員・ドライバーに必要なスキルに関するその他の疑問と答え

最後に、その他配送員・ドライバーに必要なスキルが気になる方がお持ちの疑問について回答します。

配送員・ドライバーの仕事内容とは?


配送員・ドライバーは、荷物を安全かつ効率的に目的地へ運搬する仕事です。主な業務内容は、荷物の積み込み・荷降ろし、配送ルートの確認、配送先への荷物届け、顧客対応などです。

配送方法は、企業から個人宅への宅配便、店舗への商品配送、食品や医薬品などの特殊配送など、様々です。配送する荷物や地域によって、必要な免許やスキルも異なります。

配送員・ドライバーは、時間厳守と丁寧な接客が求められるため、責任感とコミュニケーション能力も重要です。近年は、IT技術を活用した配送管理システムの導入により、効率的な配送業務が実現されています。

配送員・ドライバーは未経験から転職・キャリアチェンジできる?

結論、配送員・ドライバーに未経験から転職・キャリアチェンジすることは可能ですが、しやすい年齢は30歳前までと覚えておくといいでしょう。

これは、20代のうちであれば未経験の職種に転職してからも経験を積んだり勤務する期間が長く、知識やスキルを新たに身につけるスピードも早いためと考えられます。

逆に30代以上の転職となると、実績や経験を重視して見られるようになるため、年齢を重ねるにつれてハードルは徐々に高くなっていきます。

現に、当社が実施したキャリアチェンジに関するアンケートでは、未経験から転職・キャリアチェンジをした人の約8割が「32歳までの間で行った」と回答しています。

ちなみに、「今まで経験した職種と近いジャンルの職種へ転職・キャリアチェンジすること」、「将来のキャリアプランを考えること」で、より成功率をあげられるとの回答もありますので、より詳しくは下記記事をご覧になってみてください。
※詳細:キャリアチェンジとは?転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】

配送員・ドライバーに必要なスキルを身に着けて、転職・キャリアチェンジを有利に進めよう

冒頭でも書いたように、配送員・ドライバーに必要なスキルは「ビジネスマナー」「コンプライアンス」「その他専門的なスキル・知識」などがあります。

事前に身に着けておくことで、未経験から転職・キャリアチェンジした場合でも早く仕事に慣れることができたり、評価・給与があがったりなど、多くのメリットが得られるでしょう。

この記事でご紹介したスキルはすべて現職の方たちが回答したリアルな結果になっていますので、ぜひ参考にしてください。

なお、未経験の職種へ転職・キャリアチェンジを目指している人は「キャリアチェンジとは?」の記事も合わせてお読みください。

キャリアチェンジを経験した人に当社が独自にアンケートを実施し、キャリアチェンジすることのメリット・デメリットやコツなどをランキング形式でご紹介しています。

また、職種ジャンルごとのデータまで幅広くまとめています。具体的に目指したい職種が決まっている人も、「とにかく今の職種をやめてキャリアチェンジしたい」と漠然と思っている人にも参考になると思います。

※詳細:キャリアチェンジとは?転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

おすすめの動画

  • 【未経験からIT業界へ転職するなら】相談窓口とスキルの獲得はここで解決!IT転職が一気に有利に!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【費用一切不要】未経験からIT業界へ転職するならまずはここへ相談!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【何のエンジニアになれるのか?】未経験からITエンジニアを目指すとこんな道がある【キャリアチェンジアカデミー】