保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている人の性格や特徴は「忍耐力が高い・粘り強い」「聞き上手」「同じことを繰り返すのが苦でない」などです。
この記事では、今まで3,000人以上のキャリアチェンジを支援してきた当社・株式会社オープンアップITエンジニアが、現役で保安職(自衛官・警察・消防官など)として働いている方36人にアンケートを実施し、保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている人の性格・特徴についてランキング形式でまとめたものです。
未経験から保安職(自衛官・警察・消防官など)を目指している方は自分の性格的に向いているのかどうかをチェックシート的に見ていってくださいね。
【アンケートの調査概要】
- 調査期間:2023年12月7日~12月8日
- 調査機関:アイブリッジ株式会社
- 調査対象:現職の保安職(自衛官・警察・消防官など)の人36名
- 調査方法:インターネットのアンケートツールを活用した調査
※複数回答可の設問では、回答数の合計が36にならない場合があります。
この記事の目次
【36人が回答】保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている人の性格・特徴ランキング
順位 | 性格 | 回答数 |
---|---|---|
1位 | 忍耐力が高い・粘り強い | 22 |
2位 | 聞き上手 | 17 |
3位 | 同じことを繰り返すのが苦でない | 16 |
4位 | 外交的 | 10 |
5位 | 勤勉 | 7 |
6位 | 正直であること | 7 |
7位 | 柔軟・臨機応変 | 6 |
8位 | まじめ・几帳面 | 5 |
9位 | 協調性が高いチームワークを大切にする | 4 |
10位 | 積極的・チャレンジ精神が高い | 2 |
上記が必要なスキルの一覧です。では、それぞれのスキルがなぜ必要とされるのかを順に考察していきましょう。
1位:忍耐力が高い・粘り強い
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の1位は忍耐力が高い・粘り強いで、回答数は22件。全体の20%を占める割合でした。
保安職における「忍耐力が高い・粘り強い」
保安職は、困難な状況やストレスの多い状況で職務を遂行することが求められるため、忍耐力と粘り強さは非常に重要な資質です。
具体例
- 長時間勤務や夜勤にも耐えられる体力と精神力
- 困難な状況でも冷静さを保ち、諦めずに任務を遂行
- 訓練や学習を継続し、スキルを向上
- 理不尽な対応や暴言にも動じず、冷静に対応
- 人間関係の悩みやストレスを乗り越え、チームワークを維持
- 情報収集や捜査で、手がかりがなくても諦めずに調査を継続
- 人命救助や災害対応で、長時間、過酷な状況下でも活動を続ける
- 規律を守り、規則正しい生活を送る
これらの例のように、保安職は様々な場面で忍耐力と粘り強さを必要とします。
これらの資質は、日々の訓練や経験を通じて培うことができます。
2位:聞き上手
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の2位は聞き上手で、回答数は17件。全体の16%を占める割合でした。
保安職において、「聞き上手」であることは、情報収集、信頼関係構築、円滑なコミュニケーション、意思決定など、様々な場面で重要な役割を果たします。
具体例
- 事件・事故の現場で、関係者から話を聞き、正確な状況把握に努める
- 訓練や会議で、指示や説明をしっかりと聞き、理解する
- 隊員や市民の声に耳を傾け、ニーズを把握する
- 相手の話に集中し、共感を示しながら聞き、安心感を与える
- 言葉だけでなく、表情や声のトーンにも注意して聞き取る
- 質問を投げかけ、相手が話したいことを引き出す
- メモを取ることで、聞き漏らしを防ぎ、情報の整理をする
- 自分の意見を押し付けず、相手の意見を尊重する
これらの例のように、保安職は様々な場面で「聞き上手」であることが求められます。
3位:同じことを繰り返すのが苦でない
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の3位は同じことを繰り返すのが苦でないで、回答数は16件。全体の15%を占める割合でした。
保安職は、規律と訓練を重視する職種であり、同じことを繰り返し行う場面が多くあります。
具体例
- 訓練や演習で、同じ動作を繰り返し練習
- 巡視や警戒で、同じ場所を何度も巡る
- 書類作成や報告書作成で、同じフォーマットに従って作業
- 基本的な動作や手順を繰り返し確認し、正確性を高める
- 安全確認や点検を怠らず、常に安全を意識する
- 法令や規則を遵守し、正しい行動を取る
- 訓練や演習で習得した知識や技術を、実務で繰り返し活かす
- 日々の生活習慣を整え、体調管理を徹底
これらの例のように、保安職は様々な場面で「同じことを繰り返す」ことが求められます。
4位:外交的
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の4位は外交的で、回答数は10件。全体の9%を占める割合でした。
保安職は、多くの人々と関わり、協働しながら職務を遂行する仕事です。そのため、「外交的」な能力は、保安職にとって非常に重要な資質の一つです。
具体例
- 事件・事故現場で、関係者や目撃者から情報収集
- 地域住民とコミュニケーションを図り、安全安心への理解と協力を得る
- 外国の軍隊や警察機関と連携して、国際的な治安維持活動を行う
- 災害現場で、他の機関や団体と協力して救助活動を行う
- 相手に合わせて、話し方や態度を変える
- 積極的にコミュニケーションを図り、良好な関係を築く
- 相手の立場や意見を尊重し、理解しようと努める
- チームワークを重視し、協調性を持って行動する
- 場の雰囲気を察知し、適切な対応をする
- ユーモアを交えて、相手をリラックスさせる
これらの例のように、保安職は様々な場面で「外交的」な能力が求められます。
5位:勤勉
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の5位は勤勉で、回答数は7件。全体の6%を占める割合でした。
保安職は、国民の安全と安心を守るために、責任感と使命感を持って職務を遂行する必要があります。そのため、「勤勉」さは、保安職にとって非常に重要な資質の一つです。
具体例
- 職務に真摯に向き合い、最後までやり遂げる
- 時間厳守を徹底し、指示された仕事を期限内に完成させる
- 常に努力を怠らず、知識と技術を向上させる
- 体力維持に努め、常に体調を整える
- 規則正しい生活習慣を送り、健康管理を徹底する
- 自己研鑽に励み、常にスキルアップを目指す
- 積極的に新しい知識や技術を学ぶ
- 周囲の状況に気を配り、率先して行動する
- 困難な状況でも諦めずに、目標達成に向けて努力する
- 仕事に誇りを持ち、責任感を持って行動する
これらの例のように、保安職は様々な場面で「勤勉」さが求められます。
6位:正直であること
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の6位は正直であることで、回答数は7件。全体の6%を占める割合でした。
保安職は、国民の安全と安心を守るために、高い倫理観と責任感を持って職務を遂行する必要があります。そのため、「正直であること」は、保安職にとって最も重要な資質の一つです。
具体例
- 常に真実を語り、虚偽の報告や情報を流さない
- 不正行為を見逃さず、毅然とした態度で指摘する
- 証拠に基づいて判断し、偏見や差別をなくす
- 職務権限を私物化せず、公正な判断を下す
- 自身の過ちを認め、責任を取る
- 透明性の高い行動を心がけ、周囲からの信頼を得る
- 法令や規則を遵守し、模範となる行動を取る
- 困っている人を見過ごせず、必要な支援を行う
- 弱い立場の人を守るために、勇気を持って行動する
- 公私混同を避け、職務に専念する
これらの例のように、保安職は様々な場面で「正直であること」が求められます。
7位:柔軟・臨機応変
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の7位は柔軟・臨機応変で、回答数は6件。全体の6%を占める割合でした。
保安職は、様々な状況に対応し、的確な判断と行動が求められる職種です。そのため、「柔軟・臨機応変」な思考力と対応力は、保安職にとって非常に重要な資質の一つです。
具体例
- 事件・事故現場で、状況に合わせて対応方法を変える
- 災害現場で、刻々と変化する状況を把握し、適切な指示を出す
- 訓練や演習で、想定外の事態が発生しても、冷静かつ迅速に対応する
- 法令や規則に基づきながらも、状況に合わせて柔軟な判断を下す
- 周囲の意見を積極的に聞き、より良い解決策を模索する
- 新しい技術や情報を取り入れ、業務に活かす
- チームワークを重視し、周囲と協力しながら問題を解決する
- コミュニケーションを積極的に図り、誤解や対立を避ける
- ユーモアを交えて、場の雰囲気を和らげる
- リスクを予測し、未然に防ぐ
これらの例のように、保安職は様々な場面で「柔軟・臨機応変」な対応が求められます。
8位:まじめ・几帳面
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の8位はまじめ・几帳面で、回答数は5件。全体の5%を占める割合でした。
保安職は、国民の安全と安心を守るために、責任感と使命感を持って職務を遂行する必要があります。そのため、「まじめ・几帳面」な性格は、保安職にとって非常に重要な資質の一つです。
具体例
- 職務に真摯に向き合い、最後まで責任を持ってやり遂げる
- 指示された仕事を正確かつ丁寧にこなす
- 時間厳守を徹底し、遅刻や欠勤をしない
- 規則や手順を遵守し、安全を第一に考える
- 書類作成や報告書作成など、細部まで気を配り、正確な情報を記録する
- 常に自己研鑽に励み、知識と技術を向上させる
- 装備品の点検や整備を怠らず、常に万全の状態を保つ
- 周囲の状況に気を配り、危険を察知する
- 困っている人を見過ごせず、必要な支援を行う
- 常に誠意を持って人と接し、信頼関係を築く
これらの例のように、保安職は様々な場面で「まじめ・几帳面」な性格が求められます。
9位:協調性が高いチームワークを大切にする
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の9位は協調性が高いチームワークを大切にするで、回答数は4件。全体の4%を占める割合でした。
保安職は、チームで協力して職務を遂行することが求められる仕事です。そのため、「協調性が高いチームワークを大切にする」ことは、保安職にとって非常に重要な資質の一つです。
具体例
- 仲間と協力して、事件・事故現場で迅速かつ的確な対応をする
- 災害現場で、他の機関や団体と連携して救助活動を行う
- 訓練や演習で、チームワークを向上させる
- チームの目標を共有し、共通の認識を持つ
- 周囲の意見を尊重し、積極的にコミュニケーションを取る
- 自分の役割を理解し、責任を持って遂行する
- 仲間を信頼し、支え合う
- チームワークを阻害するような行動を慎む
- リーダーシップを発揮し、チームをまとめる
- チームワークを向上させるための提案をする
これらの例のように、保安職は様々な場面で「協調性が高いチームワークを大切にする」ことが求められます。
10位:積極的・チャレンジ精神が高い
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている性格・特徴の10位は積極的・チャレンジ精神が高いで、回答数は2件。全体の2%を占める割合でした。
保安職は、常に状況が変化し、様々な課題に直面する仕事です。そのため、「積極的・チャレンジ精神が高い」ことは、保安職にとって非常に重要な資質の一つです。
具体例
- 事件・事故現場で、率先して行動し、状況を打開する
- 災害現場で、危険を顧みず、救助活動を行う
- 訓練や演習で、積極的に課題に取り組む
- 新しい知識や技術を積極的に学ぶ
- 困難な状況でも、諦めずに目標達成を目指す
- 問題解決のため、積極的に提案を行う
- リスクを恐れず、新しいことに挑戦する
- 失敗を恐れず、積極的に行動する
- 周囲を巻き込み、活性化する
- 常に改善点を探し、より良い方法を模索する
これらの例のように、保安職は様々な場面で「積極的・チャレンジ精神が高い」ことが求められます。
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いていない人の性格・特徴は?
逆に保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いていない人の特徴は、ここまでご紹介してきた性格・特徴の逆といえます。
たとえば、向いている人の性格・特徴の上位に「同じことを繰り返すのが苦でない」があるとすれば、その逆の「ルーティーンワークが苦手」な方は保安職(自衛官・警察・消防官など)には向いていないといえるでしょう。
他にも「協調性が高いチームワークを大切にする」なら、「個人で自由に、主体的に物事を進めるのが好き」な方は向いていないといえるでしょう。
とはいえ、ランキングに出てきた性格に自分が当てはまるからといって保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いていないとも言い切れません。
どちらかといえばランキング上位の性格・特徴に、自分がどれだけ当てはまっているか?を見て判断することをおすすめします。
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている人が持っているスキル(必要なスキル)
では、保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いている人はどんなスキルを共通して持っているのでしょうか?または、保安職(自衛官・警察・消防官など)になるためにはどんなスキルを所有しておくべきなのでしょうか?
同じく現職の保安職(自衛官・警察・消防官など)の方に聞いたアンケートによれば、保安職(自衛官・警察・消防官など)に必要なスキルには下記のようなものがありました。
- コンプライアンス
- ビジネスマナー
- 論理的思考
より詳しくは下記の記事で書いていますので合わせてお読みください。
※詳細:保安職(自衛官・警察・消防官など)に必要なスキルランキング&向いてる人の特徴【現役営業36人が回答】
保安職(自衛官・警察・消防官など)に関するその他の疑問と答え
最後に、自分が保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いているのか向いていないのかが気になる方からよくある質問に対して回答します。
保安職(自衛官・警察・消防官など)の仕事内容とは?
保安職は、国民の安全と安心を守るために、様々な職種で活躍する職業です。代表的な職種として、自衛官、警察官、消防官が挙げられます。
自衛官は、日本の領土・領海・領空を守り、平和と安全を維持する役割を担っています。災害派遣や国際貢献活動にも携わります。
警察官は、犯罪の捜査や予防、交通安全の確保、人命保護など、社会秩序の維持に努めます。地域の人々と密接に関わり、安全な街づくりに貢献します。
消防官は、火災現場での消火活動や救助活動、救急搬送など、人命救助を最優先に活動します。災害時には、警戒や復旧作業にも尽力します。
これらの職種以外にも、海上保安官や皇宮護衛官など、保安職は多岐にわたります。それぞれの職種で専門的な知識や技術を身につけ、国民の安全と安心を守るために日々努力しています。
保安職は、高い倫理観と責任感、強い体力と精神力、そして協調性やコミュニケーション能力が求められるやりがいのある仕事です。
保安職(自衛官・警察・消防官など)は未経験から転職・キャリアチェンジできる?
結論から申し上げると、保安職(自衛官・警察・消防官など)に未経験から転職・キャリアチェンジするには「30歳前」までに行うと成功する確率が高いです。
29歳まで(20代のうち)であれば、未経験の職種であっても、経験を積む時間もありますし、新たに知識・スキルを身につけるスピードも違います。また、ポテンシャルや成長性が期待されるため、採用される可能性が高くなります。
一方、30代以上になると、実績や経験が重視される傾向にあるため、未経験の職種への転職は難しくなるでしょう。
実際に、当社が独自に実施したキャリアチェンジに関するアンケートでも未経験から転職・キャリアチェンジをした人の約8割が32歳までの間で行ったと回答しています。
それ以外の転職・キャリアチェンジの際に重要な要素としては、「今まで経験した職種と近いジャンルの職種へ転職・キャリアチェンジすること」、「将来のキャリアプランを考えること」や「現職よりも給与が下がることを考慮すること」なども挙げられます。
より詳しい内容は「キャリアチェンジとは?」の記事で回答数などと合わせて公開していますので、合わせてお読みください。
※詳細:キャリアチェンジとは?転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】
保安職(自衛官・警察・消防官など)に向いていたら転職・キャリアチェンジを進めよう
この記事でご紹介した性格・特徴に当てはまることが多いなら、ぜひ保安職(自衛官・警察・消防官など)への転職・キャリアチェンジを進めてみてください。
年齢によって転職・キャリアチェンジの難易度は変わってきますので、早めに動くことをおすすめします。
なお、あなたが未経験の職種へ転職・キャリアチェンジを検討しているなら「キャリアチェンジとは?」の記事も合わせてお読みください。
実際にキャリアチェンジを経験した人にアンケートを実施し、キャリアチェンジすることのメリット・デメリットやコツ、キャリアチェンジ後に就いた職種は何なのか?など、キャリアチェンジに関する疑問が解決できる内容になっています。
職種ジャンル別にもご紹介していますので、具体的に目指したい職種が決まっている人は特に参考になるはずです。もちろん「とにかく今の職種をやめてキャリアチェンジしたい」と漠然と思っている人にもおすすめです。
※詳細:キャリアチェンジとは?転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】
この記事の監修者・著者
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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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