クラウドの活用が進みAWSエンジニアの需要が増える
近年では、クラウドサービスの活用を第一に考える「クラウドファースト」の企業が急増しています。
総務省が発表した「令和元年通信利用動向調査の結果」によると、令和元年にはクラウドサービスを利用している企業の割合が初めて6割を超えました。
クラウドサービスの利用用途としてはファイル保管とデータ共有が多く、次いで電子メール、社内情報共有・ポータル、スケジュール共有、給与・財務会計・人事となっています。
利用した効果については、「非常に効果があった」と回答した企業が33.6%、「ある程度効果があった」と回答した企業が51.9%で、効果が出たと感じている企業は全体の85.5%となりました。
このことからも、クラウドサービスを導入する企業は今後も増加すると考えられます。それに応じて、AWSエンジニアの需要も増加するといえるでしょう。
出典:総務省
「令和元年通信利用動向調査の結果」
AWSエンジニアの仕事の種類
AWSエンジニアの仕事は、「クラウドでのインフラ設計」、「クラウドの構築」、「クラウドの運用・保守」の3つに大別されます。
インフラ設計では、AWSの特長を活かして設計を行う必要があります。
なお、新規システムの立ち上げではなくオンプレミスからクラウドへの移行作業を行う案件もあります。
クラウドの構築では、設計に基づいてクラウド上で実際にシステムの構築を行います。
具体的な業務としては、仮想サーバの作成やストレージ設定、仮想ネットワークの構築、データベースサービスの選定などが含まれます。
そして、クライアントが安定してシステムを利用するためのクラウドの運用・保守もAWSエンジニアの大切な業務の1つです。
チューニングや運用コストの管理、アプリのバージョンアップ、権限管理、システム管理などを行うほか、何らかのトラブルが起こった際の対処も行います。
これらの業務を遂行するためには、各種クラウドサービスの理解やクラウド技術に関する知識と経験、さらにクラウド関連のスキルが求められるといえるでしょう。
一般的なクラウドエンジニアの年収は?

AWSエンジニアを目指すにあたって気になることの1つは、やはり年収ではないでしょうか。
AWSエンジニアを含めたクラウドエンジニアの平均年収は正社員の場合で約570万円という調査結果があります。
正社員として働くインフラエンジニアの平均年収は約500万円とされるため、インフラエンジニアからAWSエンジニアにキャリアチェンジすることでの年収アップも可能だといえるでしょう。
さらに、派遣社員として働くクラウドエンジニアの平均時給は約2,400円とされ、派遣におけるエンジニア系の職種でも高水準だといえます。
なお、FEnetインフラで取り扱っているAWS案件は月収40万~60万円のものが多いため、平均的なクラウドエンジニア以上の年収を得ることも可能だといえるでしょう。
将来の明るいAWSエンジニアも検討しましょう!
ここで紹介したように、AWSエンジニアは将来性に期待できるといえます。
今からAWSエンジニアとして経験を積んでおくことで、将来は多くの企業で求められるAWSエンジニアになれるといえるでしょう。
インフラエンジニアよりも高い年収が期待できるのも大きな魅力です。
ぜひ、AWSエンジニアとしてのキャリアを目指してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者・著者
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株式会社オープンアップITエンジニア
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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞