この記事の目次
Amazon RDS for PostgreSQLとは?

Amazon RDS for PostgreSQLのメリット

データベース管理タスクの管理
RDSを含むAWSの機能を利用することで、AWSの機能がパッチ適用などのデータベース管理タスクを管理します。 RDSがPostgreSQLのセットアップ・パッチ適用・バックアップといった管理タスクを管理しています。また、AWSの機能「Amazon CloudWatch」を利用することで、AWS マネジメントコンソールからデータベースの負荷状況や運用状況を可視化することが可能です。可用性の向上
Amazon RDS for PostgreSQLでは、簡単にDBインスタンスを複数のデータセンター群で作成し、レプリケーションできるため、障害発生時の可用性を向上できます。 Amazon RDS for PostgreSQLでは、アベイラビリティゾーン(AZ)と呼ばれるデータセンター群をまたぐ複数のデータベース構成(マルチAZ)を簡単に作成でき、本番環境からスタンバイ用環境へレプリケーションすることが可能です。 また、マルチAZの環境ではAZで障害発生した場合、自動でスタンバイ環境へフェイルオーバーすることも可能です。Amazon RDS for PostgreSQLのデメリット

PostgreSQLの拡張機能を一部制限
オンプレ環境では利用可能なPostgreSQLの拡張機能をAmazon RDS for PostgreSQLは一部制限しています。 RDS側でデータベースを管理しているため、PostgreSQLの拡張機能の一部や同期レプリケーションをユーザーが利用できないように制限しています。AWSで廃止したバージョンの自動アップグレード
Amazon RDS for PostgreSQLでは、AWSで廃止したバージョンのPostgreSQLを自動アップグレードします。 例えば、PostgreSQL 9.5はPostgreSQL コミュニティが2021年2月11日でサポート終了に伴い、AWSでは日本時間 2021年2月16日 9:00:01に廃止します。日本時間 2021年2月16日 9:00:01時点で9.5だったPostgreSQLはRDS側で12へ自動アップグレードするのです。 そのため、AWSで廃止される前にPostgreSQLをアップグレードしてもシステムが正常に動作するか、確認しておく必要があります。Amazon RDS for PostgreSQLの操作方法

DBインスタンスの作成方法
Amazon RDS コンソールからDBインスタンスを作成する方法を簡単に紹介します。 Stpe1からStpe4で解説致します。【Stpe1】リージョンを選択する
Amazon RDS コンソールの右上隅にあるリージョンのメニューからDBインスタンスを作成するリージョンを選択します。【Step2】データベースを作成する
Amazon RDSコンソールのDashboard画面にある [データベースの作成] セクションで [データベースの作成] を選択します。【Step3】PostgreSQLを選択する
データベースエンジンの選択画面でPostgreSQLのアイコンを選択し、「次へ」をクリックします。【Step4】DBインスタンスに関する設定を入力する
DBインスタンスに関する設定を入力します。 DBインスタンスに関する設定を入力し、「次へ」をクリックします。次に詳細設定を入力し、「データベースの作成」をクリックすることで、DBインスタンスの作成に必要な操作が完了しました。DBインスタンスへの接続方法
無料のSQLクライアント「SQL Workbench」を利用して、DBインスタンスに接続する方法を簡単に紹介します。 Stpe1からStpe6に分けて解説します。【Step1】SQL Workbenchをダウンロードする
「SQL Workbench/J」の公式サイトよりSQL Workbenchをダウンロードします。 「SQL Workbench/J」の公式サイトを表示し、左メニュー「Downloads」をクリックします。「Generic package for all systems including all optional libraries」というリンクをクリックし、しばらくすると、SQL Workbenchのモジュールダウンロードが完了するでしょう。 なお、SQL WorkbenchはDBインスタンス作成に使用した時と同じネットワーク、同じデバイスから実行した場合セキュリティグループの設定を変更する必要がないため、スムーズにDBインスタンスへ接続できます。【Step2】JDBCドライバーをダウンロードする
PostgreSQLの公式サイトより最新のJDBCドライバーを選択し、ダウンロードします。 PostgreSQLの公式サイト「PostgreSQL JDBC Driver」を表示し、右のメニュー「Downloads」をクリックします。そして、Download画面で最新のJDBCドライバーを選択し、ダウンロードが完了するのを待ちましょう。【Step3】JREをインストールする
SQL WorkbenchをインストールするPCにJava Runtime Environment(JRE)をインストールします。【Step4】SQL Workbenchを起動する
SQL Workbenchのモジュールを解凍し、起動します。まず、【Step1】でダウンロードしたSQL Workbenchのモジュールを解凍します。 SQL WorkbenchをWindows OSで起動する場合は解凍したフォルダに含まれるexeファイルを、macOS・Linuxで起動する場合は解凍したフォルダに含まれるシェルスクリプトを実行します。【Step5】JDBCドライバーを選択する
データベース接続で利用するJDBCドライバーを選択します。 SQL Workbenchが起動すると、データベース接続情報画面が表示されます。Driver欄のドロップダウンから「PostgreSQL(org.postgresql.Driver)」を選択します。 この時、ドライバーの定義を編集するか、聞かれますので、「Yes」をクリックし、【Step2】でダウンロードしたJDBCドライバーを選択します。【Step6】データベースの接続情報を入力する
データベースの接続情報を入力し、「OK」をクリックします。入力するデータベースの接続情報は以下の表を参考にしてください。項目名 | 入力内容 |
---|---|
URL | jdbc:postgresql://[DBのエンドポイント (ポートを含む) ]/[DB名] |
ユーザー名 | DB用に作成したユーザー名 |
Password | ユーザー名に対応するパスワード |
DBインスタンスの削除方法
Amazon RDS コンソールからDBインスタンスを削除する方法を簡単に紹介します。 Amazon RDSコンソールで「データベース」を選択します。その後、削除したいインスタンスを選択し、ドロップダウンメニュー「アクション」から「削除」を選択します。 「削除」を選択すると、最終スナップショットの作成やDBインスタンスの削除を確認される画面が表示されますので、必要に応じて入力します。まとめ

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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