‘SE’ ‘left’ ‘エンジニアの年収ってだいたいどれくらいなの?’]
‘PM’ ‘right’ ‘ここではエンジニアの年収を職種別に紹介しよう!また、エンジニアが年収を上げるために必要なことについても解説するよ。’]
この記事の目次
言語別エンジニアの年収は?
プログラミング言語は全部で200種類以上あると言われており、需要の高い言語や、開発できるものが違ったりと様々です。扱うプログラミング言語によって、開発できるものが違うので、その影響でエンジニアの年収も異なります。
年収が最も高いプログラミング言語はGoと呼ばれる言語で、Googleが開発した言語です。サーバーサイドのプログラミング言語で汎用性が非常に高く、海外では主流となっています。
最も需要と年収が高く将来性が高いプログラミング言語が最近話題のPythonと言う言語です。PythonはAIや機械学習の開発、Webアプリケーションなどオールマイティーに開発ができる汎用プログラミング言語です。
需要が高いプログラミング言語なので、将来的に見るとまだまだ伸び代があります。
職種別エンジニアの年収は?
エンジニアは様々な職種があることを冒頭でお伝えしましたが、エンジニアの職種によって年収が異なります。高い収入を目的にエンジニアを目指す人は、職種別の年収を把握した上で自分が目指すべきエンジニアを決めると良いでしょう。
本記事では、以下のエンジニア別の年収をご紹介します。
・プログラマ:416万円
・インフラエンジニア:550万円
・AIエンジニア:400〜1300万円
・ネットワークエンジニア:655〜800万円
これらの職種の仕事内容と年収について詳しく解説します。
プログラマ
まず始めにプログラマですが、平均年収は416万円となっています。プログラマの主な仕事内容としては、システムエンジニア(SE)が作成した仕様書に基づいて、プログラム処理を書いていく仕事です。
また、企業やプロジェクトによってはコーディングが終わったら単体試験やシステム試験まで一貫して行う場合もあります。
プログラマはIT業界では、下流工程に位置するため、他の職種よりは年収が低い傾向ですが難易度や仕事内容によって年収が大きく変わることもあります。
インフラエンジニア
次にインフラエンジニアですが、平均年収は550万円となっています。インフラエンジニアの仕事内容としては、システム開発やサービス開発におけるインフラ(サーバーやデーターベース)の管理をします。
大規模な案件の場合、インフラエンジニアがいないとシステム開発ができない重要な職種で、最近ではAWSなどの専門知識が必要とされており、希少価値が高いエンジニアです。
AIエンジニア
最近話題のAIですが、AI(人工知能)を開発するエンジニアがAIエンジニアで平均年収は400〜1300万円と幅の広い金額になっています。
なぜこのように幅広いのかと言うと、AI産業は最近需要が高まっている職業なのでAIエンジニアの育成と言う形で、実際の開発に携わっていないエンジニアがいるため年収が低くなっていると考えられます。
最先端の開発に携わるAIエンジニアになれば、年収1000万円を越えることも十分可能です。
ネットワークエンジニア
次に、ネットワークエンジニアの平均年収は655〜800万円となっており、比較的高い水準となっています。ネットワークエンジニアの仕事内容は、コンピュータのネットワークの設計や構築、保守、監視、運用などネットワークに関する仕事を全般行います。
ネットワークエンジニアになるには、プログラミングスキル以外にもネットワーク関連の様々なスキルが必要なので、難易度が高い分年収も高い水準となっています。
エンジニアとして年収を上げるための方法とは?
「エンジニアとして年収を上げるにはどうすればいい?」
これからエンジニアを目指す人は、どのように年収をあげればいいのか悩まれるかと思いますが、年収を上げにはどうすれば良いのでしょうか?
そのための方法は以下の4つです。
・システムエンジニア(SE)を目指す。
・フルスタックエンジニアを目指す。
・管理職・マネージャーを目指す。
・独立・フリーランスを目指す。
それぞれ見ていきましょう。
システムエンジニア(SE)を目指す
エンジニアとして年収を上げる方法として、システムエンジニア(SE)を目指す方法があります。
システムエンジニアは上流工程にあたり、クライアントや市場のニーズを調査し、仕様書を作成しプログラマなどに指示をする役目があります。プログラミングスキルだけでなく、コミュニケーションスキルやマーケティングスキルなど様々なスキルが必要な役職です。
フルスタックエンジニアを目指す
エンジニアとして年収を上げるにはフルスタックエンジニアになるのも一つの方法です。フルスタックエンジニアとは、簡単に言うとなんでもできるエンジニアのことで、ネットワーク、サーバー、インフラなど自分一人でシステム開発が可能です。
企業側からすると、非常に希少価値の高いエンジニアなので、年収もその分高くなります。
管理職・マネージャーを目指す
企業の管理職やプロジェクトマネージャーになることができれば、エンジニアとして年収を上げることができます。
・コンサルタント:928万円
・プロジェクトマネージャー:891万円
このように、上流の役職に就くことで、年収が高くなっていることが分かります。管理職・マネージャーになるには、非常に高いスキルを要求されます。
例えば、プログラミングスキル以外にプロジェクト全体を俯瞰して理解する必要があること、メンバーの進捗など管理するためのマネジメントスキルなどが必要です。
独立・フリーランスを目指す
フリーランスエンジニアとして独立すれば、エンジニアとして年収を上げることができます。フリーランスエンジニアは案件ごとに単価が異なり、自分のスキル次第で会社員より高い収入も期待できます。
案件ごとの単価は30-120万円(月)が多く、若くてもスキルが高ければ年収1,000万円以上を目指すことも十分可能です。
また、複数の案件を掛け持ちすることでもその分単価が上乗せされて年収アップが望めます。
エンジニアに求められるスキル7つ
エンジニアに求められるスキルは年収を上げることにもつながります。また、スキルがあることで能力も上がり、仕事の幅も広がっていくでしょう。
求められるスキルには様々ありますが、ここでは論理的な思考・コミュニケーション力・プログラミング知識・データベース知識・システムに関する知識・マネジメント力・経営スキルの7つです。
それぞれご紹介していきますので、詳しく見ていきましょう。
論理的な思考
エンジニアに論理的な思考が必要なのかと思う人もいるでしょう。システム開発では、システム間の関係性を熟知し、それを応用してより機能性の高いシステムをつくることが求められます。したがって、過去のデータや経験を把握し冷静に考える論理的な思考力が必要となります。
また、システム上で問題が発生した際に、原因を追究し再発防止策を考える際にも論理的な思考は役に立つスキルです。
コミュニケーション力
エンジニアは、決して一人で黙々と仕事をしていくだけではありません。エンジニアは、クライアントの要望に最適なシステムを提供することが求められます。そのため、クライアントと信頼関係を築き、意図を的確にとらえることができるコミュニケーション能力が必要です。
また、開発チーム内でも意思疎通を行うことで個々の技術力を最大限に発揮し、より効率的に仕事を行うことが可能になります。
プログラミング知識
エンジニアは、プログラミングを組む作業も主な業務の一つです。そのため、プログラミングの知識はエンジニアにとって基本スキルとなっています。プログラミング言語は数多くの種類がありますが、システムの内容や企業の要望によって使用する言語は異なってきます。
これらのことから、それぞれの言語ごとの知識を高め、スキルアップしていくことで、活躍の場を広げることができるでしょう。
Java
Javaは世界的にも昔からよく使われており、一度は触れておきたい代表的なプログラミング言語です。根強い人気の理由の一つはOSに依存しない、つまりプログラムがWindowsやMac、Linuxなどの実行環境に限定されないことです。
したがって、スマートアプリや家電製品、AI分野など、幅広い分野で使用することができるため、習得すれば活躍の場を広げることが可能になります。
Scala
Scalaはアメリカ発祥でJavaとの互換性がとても高く、後継とも呼ばれている言語です。そのため、Java同様、OSに依存することなくプログラミング処理を行うことが可能となっています。
また、オブジェクト指向の機能と関数型言語の両方を併せ持つ言語で、活動域が広く、今後の将来性も期待されているため、他の言語と比べてエンジニアの年収が高い傾向にあるのが特徴になります。
Go言語
Go言語は比較的歴史は浅い言語ですが、Googleが開発したプログラミング言語で現在注目を集めています。また、Webサービスの開発であったり、サーバー構築にも使用されています。
Go言語の特徴としては、誰にでもわかりやすいシンプルな構文で汎用性が高いため、複数のエンジニアで行う大規模なシステム開発でも、表記がぶれにくく作業効率を保ちやすいというと利点があります。
データベース知識
データベースとは、様々なデータを集めたものから、検索や更新しやすいように整理された情報のことを指します。システムのほとんどでデータベースを利用しているため、設計や構築などエンジニアの業務を行う上でデータベースの知識は必要不可欠となります。
また、設計や導入、管理などのデータベースに関する様々な専門知識があることで、他のエンジニアと比べると少し高い年収も可能になるでしょう。
システムに関する知識
エンジニアの仕事は、システムの開発や保守・運用、サポートなど多岐にわたります。また、システムの分野によって、ネットワークやOSなど、基本的な技術が異なります。
そのため、システムの構造を理解しそれぞれの機能を把握することも必要不可欠なことです。様々な知識を幅広く身につけることによって、トラブルが発生した際も迅速に対応することが可能になるでしょう。
マネジメント力
エンジニアは、仕事上においてシステム開発などの業務のため、納期を設けられていることほとんどです。開発チームの責任者であった場合、チームをまとめいくための力やマネジメント能力が問われるでしょう。
したがって、エンジニアであっても作業効率を下げないために業務全体を見通し、最適な人員を配置し、進捗状況を把握するマネジメント力が求められます。
経営スキル
エンジニアは、クライアントや世の中のニーズを考えたシステムを開発するため、利益率や経営戦略の視点から考えることが可能な経営スキルが求められます。また、このスキルがあることで活躍の幅が広がり、市場価値の高いエンジニアになることができるでしょう。
エンジニアの年収が高いと言われる理由3つ
働いている企業やその人のスキルなどによっても変わってきますが、一般的にエンジニアは年収が高いと言われていることが多くあります。なぜそのように言われているのでしょうか。
年収が高いと言われている理由には、専門的な知識が必要であること、業務量が多い可能性があること、人手不足のため、などがあります。
それでは、実際に理由となっていることを一つずつ詳しく見ていきましょう。
理由1:専門的な知識が必要であるため
エンジニア職は専門的な知識が求められる職業です。反対に、知識がなければ仕事をしていくことが難しい職業となるでしょう。
また、IT業界では頻繁に新しい技術が生まれるため、エンジニアはそれに合わせて常に学習を続けていき、知識を増やしていくことが求められる職業です。
これらのことから、技術力の高さを評価されたエンジニアは、より高い報酬を望むことも可能といえるでしょう。
理由2:業務量が多い可能性
IT業界自体が拡大しているため、それに伴って業務範囲も増えていることや、エンジニアは納期が近づいていたり、繁忙期には残業をせざるを得ない状況があります。残業する分手当てが発生するため、必然的に一般的な職業より年収が高いことが多いです。
人手不足のため
目まぐるしく新しい技術が生まれるIT業界では、業務の拡大に伴い慢性的に人手不足が発生しています。IT業界が急速に発展しているため、その状況に、人手自体が追いついないことが人手不足の原因です。
そして、企業側の新しい人材を雇用したいという高いニーズに対し、エンジニアが少ないことや、不足している現状の中、今いる優秀な人材への年収アップなどにより、収入が高い傾向へとつながっているのでしょう。
‘SE’ ‘left’ ‘エンジニアには、論理的な思考やコミュニケーション力、プログラミング知識以外にもマネジメント力・経営スキルなど、さまざまなスキルが必要なのですね。’]
‘PM’ ‘right’ ‘そのような専門的な知識が求められ、業務量も多く、人手不足のために、エンジニアは年収が高いと言われています。’]
エンジニアの年収を知ろう
エンジニアといっても職種によって年収は様々で、年収アップを目的にエンジニアを目指す方は、まず始めに職種別のエンジニアの年収を知った上で、どのような仕事に携われば年収アップが望めるか?じっくり考えると良いでしょう。
ぜひこの記事を参考にエンジニアの年収を知り、興味のある職種を目指してプログラミングの勉強をしてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞