2021/02/2

【5つの年代別】システムエンジニアの平均年収とは?必要な資格やスキルも紹介

 
  

‘SE’ ‘left’ ‘システムエンジニアはどんな仕事をしているのですか?’]
‘PM’ ‘right’ ‘プログラミングやシステム設計を行ったり、時にはスタッフを取りまとめたりしています。’]

システムエンジニアとは


主にプログラミングやシステム設計を行うのが、システムエンジニアです。依頼主のオーダーに沿ったシステム設計をすべく、プログラミングをはじめ、会社の規模によってはスタッフを取りまとめる役目も担います。システムエンジニアはプログラマーとしては当然ですが、予算や業務期間なども構築していく業務です。顧客の依頼を的確に把握したり、提案したりする業務ですので、リーダーシップやスケジュール管理も必要な業種でしょう。

システムエンジニアの仕事内容


今回は、システムエンジニアの主な仕事内容について3つ見ていきます。システムエンジニアの年収は、高い傾向にあるといわれています。まだ経験がなく、これからシステムエンジニアになる予定がある人は、ライフスタイルにも影響してきますので、把握しておくとよいでしょう。それでは、システムエンジニアの仕事内容3つをご覧いただきましょう。

システムエンジニアの仕事内容1:クライアントの依頼内容を理解する

クライアントの依頼を理解して、システム設計の構成をイメージすることは、システムエンジニアの重要な仕事です。クライアントの依頼によってシステムエンジニアの仕事が成り立っていますので、まずはクライアントの依頼内容をしっかりと把握して、完了までのイメージを作りましょう。クライアントの依頼を理解することは、どのような業種においても大事になるので、基本事項の業務内容といえるでしょう。また、システムエンジニアの仕事は、始めは難しく感じることもありますが、徐々に慣れていくでしょう。

システムエンジニアの仕事内容2:プログラミングを実践する

プログラミングは、システムエンジニアの重要な仕事でしょう。システムエンジニアは、クライアントの依頼に沿った内容を中心に、プログラミングを実践することで、報酬を得ていきます。依頼主から高い評価をもらえるようにプログラミングを実践し、納品をして完結する仕事といえるでしょう。企業によって異なりますが、システムエンジニアの初任給は約20万円~約50万円といわれています。繁忙期となれば、企業によっては能力次第で別報酬が加算される可能性もあります。

システムエンジニアの仕事内容3:見積書を作成してクライアントへ渡す

システムエンジニアは見積もりの作成業務もあり、課題解決にも役立つことがあります。システムエンジニアは、クライアントとプログラマーをつなぐ役割もあるため、スムーズな案件の受付をするために、クライアントとの金額のやり取りを担当することがあるでしょう。Wordや専用のアプリで見積書を作成し、クライアントが支払う金額や明細を明確にしておきます。また、細やかな見積書を作成することで、仕事を依頼するクライアントも、安心して発注できるでしょう。

システムエンジニアの仕事はきついのか


システムエンジニアの仕事は、好きであればきつい業務内容ではないでしょう。しかし、向いている性格や必要な能力はあり、向いていない人にとっては細やかな作業が苦痛に感じることもあるでしょう。作るものによっては論理的思考力も重要で、会社内で報告書を作成する時や、プログラミングを実践する際に必要になることもあります。また、コミュニケーションが苦手だと、マーケティングなどもスムーズにできず、きついと感じることがあるかもしれません。

【5つの年代別】システムエンジニアの平均年収


システムエンジニアの平均年収について見ていきましょう。一般的にシステムエンジニアの平均年収は高いと言われています。厚生労働省が発表した2019年の賃金構造基本統計調査によると、従業員数10名以上の企業で働くシステムエンジニアの平均年収は約569万円でした。また、国税庁が実施した2019年の民間給与実態統計調査によると給与所得者の平均年収が約436万円であったため、システムエンジニアの平均年収は他の業種・職種においても高い水準であると言えるでしょう。次に年齢別の平均年収について見ていきましょう。

賃金構造基本統計調査
民間給与実態統計調査

システムエンジニアの平均年収1:20代

2019年の賃金構造基本統計調査によれば、20代のシステムエンジニアの平均年収は、男性約393万円、女性約392万円です。20代前半は入社間もない人も多く、実績・スキルともに低い傾向にあるため、高い年収は期待できません。しかし、20~24歳男性の平均年収が339万円、25~29歳男性の平均年収が447万円と、20代前半から30代にかけて平均年収が大きくアップする傾向にあります。この時期に、しっかりと実績・スキルを身につけることが、将来につながります。

システムエンジニアの平均年収2:30代

30代になると、積み上げてきた実績に伴ってシステムエンジニアの年収は大きく上がります。前述の賃金構造基本統計調査によれば、30代のシステムエンジニアの平均年収は、男性約572万円、女性約501万円です。特に30~35歳男性の平均年収が約546万となり、20代前半に比べて200万円ほど増えていくことになります。もちろん、会社の規模やその人の培ったスキル、積み重ねた経験値によって異なりますが、概ね高い水準で年収が上がっていくと考えられます。それに伴って大きなプロジェクトを任されたり、役職が上がっていくなど、責任も重くなっていくでしょう。

システムエンジニアの平均年収3:40代

システムエンジニアの40代の平均年収は、前述の賃金構造基本統計調査によると、男性約661万円、女性約581万円です。システムエンジニアは40代になると大きく道が分かれます。プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどのキャリアパスをたどり職位を上げていく人が多い一方、フリーランスSEとして独立を考える人もいるでしょう。大企業と零細企業、男性と女性との給与差が広がる時期でもあります。

システムエンジニアの平均年収4:50代

50代のシステムエンジニアの平均年収は、前述の賃金構造基本統計調査によると、男性約726万円、女性約607万円です。システムエンジニアは、スキルや実績を積んでいくにつれて年々順調に昇給していき、50代で最大年収を迎えます。一方で、フリーランスSEとして独立したり、派遣エンジニアとなるなど働き方を変更すると年収も変動します。環境やライフスタイルの変化によってさまざまな働き方ができる面は、システムエンジニアのメリットでもあります。

システムエンジニアの平均年収5:60代以上

前述の賃金構造基本統計調査によると、60代のシステムエンジニアは全国で約540人います。技術革新のスピードが速い情報通信業ではありますが、それだけの60代のシステムエンジニアが働いており、その平均年収は男性約519万円、女性370万円です。前述したとおり、システムエンジニアはさまざまな働き方が可能な職種です。50代以下に比べると格段に減るものの、自分のライフスタイルや体力に応じた働き方で、多くの60代がシステムエンジニアとして長く仕事をしています。

性別で年収は変わる?


前述したとおり、20代のシステムエンジニアの平均年収は性別でほとんど差がありません。しかし、30代になると70万円、40代で80万円、50代で120万円の差が出てきます。これは、やはり女性には結婚、出産、育児といったライフイベントがあり、それらによる退職、もしくはキャリアの中断によるものでしょう。特に育児中の女性は非正規雇用を選択したり、昇進を拒むケースも多いことが、このような賃金格差が生まれる要因となっています。

システムエンジニアに必要な資格・スキル


厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、システムエンジニアの平均年収は、約550万円前後とされています。推移としては上昇傾向にあるでしょう。資格の取得は必須ではありませんが、年収に影響を与えるケースもあるため、システムエンジニアに必要な資格についても確認していきましょう。60歳を超えても働けるのがシステムエンジニアですので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

必要な資格・スキル1:国家資格を取得する

基本情報技術者試験という国家資格は、システムエンジニアに適した資格といえるでしょう。試験は1年に2回あり、150分の試験が午前・午後の2度実施されます。ITエンジニアの登竜門ともいわれているため、システムエンジニアとして取得しておくとよいでしょう。また、システムエンジニアは、資格を保有していることで仕事をスムーズにし、企業によっては報酬面にも良い影響を与えることがあるため、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

必要な資格・スキル2: 集中力が重要

集中力はシステムエンジニアとして必須であり、基本的なスキルといえるでしょう。プログラミングや顧客とのコミュニケーションには、集中力が求められます。システムエンジニア職は、高学歴や理系のイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実際は集中力やコミュニケーション能力が大切な職業だといえるでしょう。疲れたからといって休憩ばかりすることはできませんので、向いていない人は退職をしてしまうケースも存在しています。

必要な資格・スキル3:コミュニケーション能力が必須

対話力は、システムエンジニアのスキルとして大事でしょう。作業着を着て毎日プログラミングを実践することも重要な業務ですが、時としてクライアントや会社内の人々とのコミュニケーションが必要になります。今や60歳を超えても働ける時代ですので、若い方は今からコミュニケーション能力を鍛えておくことが望ましいでしょう。スキルアップを実現させることも可能です。

システムエンジニアには文系でも就職できる?


文系出身者でもシステムエンジニアとして働くことは可能です。英語を和訳したり、論文を書いたり、統計をとる業務もあるからです。もちろん、システムエンジニアのメインとなるプログラミングも重要な業務です。システムエンジニアに明確な等級制度はありませんが、企業によっては業務の分担もしています。文系でも経理が得意であったり、コミュニケーション能力が高かったりすることで、システムエンジニアとして活躍している人もいるでしょう。

‘SE’ ‘left’ ‘システムエンジニアへの志望動機を明確化することが転職する際のポイントなのですね。’]
‘PM’ ‘right’ ‘そうですね。プログラミングがしたいのか、セールスを行いたのかなどは明確化しておいた方が良いですね。’]

システムエンジニアの年収は水準が高い


システムエンジニアは一般的な労働者の平均年収に比べ年収が高く、独立したり派遣エンジニアとして働いたりとさまざまな働き方ができる職種です。一方で、スキルや実績、働く企業の規模によって年収が大きく異なります。また、スキルだけでなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力、集中力なども必要です。高い水準の収入を得られるシステムエンジニアとして長く働くためには、それらの能力を養っておく必要があります。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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