本記事では金融・不動産からキャリアチェンジをした人100人以上にアンケートを実施した結果をご紹介します。
- キャリアチェンジを考えた理由
- どんな職業にキャリアチェンジしたのか?
- キャリアチェンジして感じたメリット・デメリット
- なぜその職種を選んだのか?
などをランキング形式でご紹介していますので、「金融・不動産からキャリアチェンジしたい!」と考えている方、転職活動を始めている方はぜひご参考になさってください。
【アンケートの調査概要】
- 調査期間:2023年8月25日~9月7日
- 調査機関:アイブリッジ株式会社
- 調査対象:キャリアチェンジを経験した人121名
- 調査方法:インターネット上のサービスを活用した調査
※複数回答可の設問では、回答数の合計が121にならない場合があります。
この記事の目次
キャリアチェンジとは?
当サイトのキャリアチェンジの定義は「未経験の職種へ転職すること」とします。同じ職種のまま業種を変えたりなどの転職はキャリアチェンジと呼んでいません。
以下はその前提での考察となっていますので予めご了承ください。
※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点
金融・不動産からキャリアチェンジした職業ランキング
順位 | 選んだ職業 | 回答数 |
---|---|---|
1 | 企画・管理・事務 | 24 |
2 | サービス・販売・接客・営業 | 23 |
3 | 技術:IT・ソフトウェア | 15 |
3 | 技術:建築・土木 | 15 |
5 | クリエイティブ系 | 10 |
5 | 技術:電気・機械 | 10 |
5 | 金融・不動産 | 10 |
8 | 技術:化学・食品 | 9 |
9 | 経営・コンサルティング | 5 |
金融・不動産からのキャリアチェンジで最も選ばれた職業は、企画・管理・事務となっており新たな職業へ挑戦している方が多い結果となっています。
1位と僅差で回答が多かっ2位は23回答で、サービス・販売・接客・営業となっています。技術分野では、IT・ソフトウェアが他の技術関連の職業よりも選ばれていることがわかります。
また、1位の企画・管理・事務は24回答に対して、経営・コンサルティングは5回答と1/5程度となっており、金融・不動産からのキャリアチェンジでは選ぶ方が少ないのがわかります。
金融・不動産からキャリアチェンジした理由ランキング
順位 | キャリアチェンジした理由・きっかけ(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 新しいことに挑戦してみたかったから | 28 |
2 | 雇用形態を変えたかったから | 23 |
3 | 専門知識・技術を習得したかったから | 21 |
4 | 現在の職業に限界を感じたから | 20 |
5 | 業界・会社の先行きが不安だったから | 8 |
5 | 幅広い経験、知識を積みたかったから | 8 |
キャリアチェンジした理由・きっかけランキングでは、1位は28回答で「新しいことに挑戦してみたかったから」、2位は23回答で「雇用形態を変えたかったから」、僅差で3位は21回答で「専門知識・技術を習得したかったから」となっています。
新しいことに挑戦するために、金融・不動産から別の業種へキャリアチェンジした方が多いことが分かります。
金融・不動産からキャリアチェンジした後の職種を選んだ理由ランキング
順位 | 職業を選んだ理由(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 興味と情熱: 自分の興味や情熱に合致しているから。 | 23 |
2 | 給与と報酬: 給与水準や報酬が自分の生活目標に合っているから。 | 22 |
3 | ワークライフバランス: 仕事とプライベートのバランスを取りやすいから。 | 20 |
4 | 市場の需要: 職業が市場で求められているから。 | 16 |
5 | 成長とキャリアパス: 職業が成長機会やキャリアパスを提供しているから。 | 15 |
6 | スキルと能力: 自分のスキルや能力にマッチしているから。 | 12 |
7 | 学習と成長: 新しいスキルや知識を習得し、自己成長が促されるから。 | 10 |
8 | 業界と企業の選択: 働く業界や企業が自分に合っているから。 | 8 |
9 | 専門知識とトレーニング: 職業に必要な専門知識やトレーニングが適切だから。 | 7 |
10 | 将来の展望と安定性: 職業の将来の展望と安定性が良いから。 | 6 |
キャリアチェンジした後の職種を選んだ理由ランキングでは、
1位は23回答で「興味と情熱」となっており、「自分の興味や情熱に合致しているから」を選択した方が多い結果となっています。
僅差で2位は22回答で「給与と報酬」で「給与水準や報酬が自分の生活目標に合っているから。」を選択しており、3位は20回答で「ワークライフバランス」で「仕事とプライベートのバランスを取りやすいから。」を選択した方が多い結果となっています。
キャリアチェンジした職種、キャリアチェンジした理由のランキング結果からわかる通り、自分の興味や情熱に合致した新しい職業へ挑戦する方が多くなっています。
金融・不動産からキャリアチェンジして感じたメリット・デメリットランキング
続いて、キャリアチェンジして感じたメリット・デメリットをそれぞれ多い順にご紹介します。
メリット
順位 | メリット | 回答数 |
---|---|---|
1 | やりたい仕事ができる | 24 |
1 | ライフワークバランスの向上(残業時間が減った、休暇を取得しやすくなった) | 24 |
3 | 専門的な技術やスキルが身に付いた | 21 |
4 | 未経験からのスタートだが、給与が上がった | 16 |
5 | 自身のスキル、能力を活かせる | 11 |
キャリアチェンジして感じたメリット・デメリットランキングでのメリットでは、
「やりたい仕事ができる」「ライフワークバランスの向上(残業時間が減った、休暇を取得しやすくなった)」が同率1位で24回答の結果となりました。
「専門的な技術やスキルが身に付いた」が3位で21回答となっています。
一般的に金融業界では転勤が多かったり、不動産業界では休日が平日だったりと、家族や友人と時間を合わせるのが難しいという特徴があります。1位に「ライフワークバランスの向上」にある通り、キャリアチェンジによってプライベートな時間の確保ができるようになった方が多いことが分かります。
デメリット
順位 | デメリット | 回答数 |
---|---|---|
1 | 今までの経験やスキル、能力を活かせない | 20 |
2 | イメージしていた仕事と違った | 12 |
3 | 働きにくくなった(残業時間が増えた、休暇を取りにくい) | 6 |
3 | 仕事内容が自分に合わないと感じる | 6 |
5 | 未経験からのスタートの為、給与が下がった | 4 |
キャリアチェンジして感じたメリット・デメリットランキングでのデメリットでは、「今までの経験やスキル、能力を活かせない」が1位で20回答、「イメージしていた仕事と違った」が2位で12回答となっています。
キャリアチェンジでは、職種により、これまでの経験やスキルをすべて活かすことは難しい場合もあります。そのため、事前にキャリアチェンジを考えている職種の調査をしっかりすることをおすすめします。
金融・不動産からキャリアチェンジするために必要なことランキング
順位 | 必要なこと(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い。 | 29 |
2 | 自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。 | 27 |
3 | 選択した職業で活かせるスキルや資格のを取得しておくべきだ。 | 25 |
4 | 未経験からのスタートになる為、基本的には現職よりも給与が下がることを考慮すべきだ。 | 21 |
5 | キャリアチェンジする目的、理由を明確にしておく。 | 13 |
6 | 普段から自分の業務内容や成果を職務経歴として、残しておいた方がよい。 | 11 |
7 | 本当にやりたい仕事かどうか事前によく調べておく。 | 10 |
8 | 選択した職業の将来性や安定性について、調べておく。 | 9 |
キャリアチェンジするために必要なことランキングでは
「将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い。」が1位は29回答の結果となっています。
「自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。」が2位で27回答、「選択した職業で生かせるスキルや資格の取得をしておくべきだ。」が3位で27回答となっています。
キャリアチェンジして感じたデメリットでは「今までの経験やスキル、能力を活かせない」が1位だったこともあり、キャリアチェンジ後の職業で活かせるような新たなスキルや能力を身に付けていく必要があります。
金融・不動産からキャリアチェンジするのにおすすめの職種3選
キャリアチェンジしたい人のための情報を厳選して発信している当サイトが、キャリアチェンジを本気で考えている「金融・不動産系の職業」の方におすすめの職種をご紹介します。
- ITエンジニア
- 金融・不動産系の職業で、現在とは異なる職種
- 営業職
上記3つです。順に詳しくご紹介します。
ITエンジニア
当社が最もおすすめする職種は「ITエンジニア」です。
ITエンジニアの利点は、
- 需要の高い職業である
- 未経験からでもスキルを身につけられる
- 将来的に高年収を期待できる
- 働き方の自由度が高い
など多くあり、未経験からキャリアチェンジするハードルが低く、努力した分だけきちんと成果が得られる職種と言えます。
当社・株式会社オープンアップITエンジニアは未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジ支援に特化しており、資格取得を前提とした「手に職をつける」研修と充実のサポート(個人にサポート営業と技術マネージャーがつく)で、ITエンジニアへキャリアチェンジを目指す方を全力支援しています。
もしあなたがITエンジニアに少しでも興味があるなら、ぜひ一度「無料面談」をご予約いただき、疑問や不安なことなど何でもご相談ください。
金融・不動産系の職業のうち、現在とは異なる職種
例えば、金融から不動産へのキャリアチェンジではプレッシャーの強い環境で働いてきた経験や、住宅ローン等お金に関する知識やスキルを活かすことができるでしょう。
不動産業と金融業はどちらも1回の取引で動く金額が多いため、プレッシャーが強い職種ではありますが、その分のやりがいと達成感を得ることができます。
営業職
3つ目は営業職です。
営業職は、お客様へ自社の商品・サービスを販売するため、アプローチし、お客様のニーズや課題の解決に応える提案を行う仕事です。営業職の種類は多様で、対象顧客や、営業形態、営業方法などによって行う仕事内容は異なります。
どの仕事内容でも、コミュニケーション能力、課題発見力、ヒアリング力等が求められます。
数字という目に見える形で結果が表れるため、モチベーションへ繋がったり、コミュニケーションスキルが必要不可欠だったりと、金融・不動産業とは類似している部分が多いため、スキルや経験を活かしながら働く事ができます。
金融・不動産からのキャリアチェンジはアンケートを参考によく検討して行動しよう
金融・不動産からキャリアチェンジする際には、興味や関心のある職種について事前に調査し、現在の職種で得られた経験や、スキルを活かすことができるか。活かすことができない場合には未経験からスタートすることができるか。など、メリットだけではなく、デメリットもしっかり理解した上で自分のキャリアプランについて考えましょう。
本記事の内容をぜひ参考にしていただき、あなたにとって理想のキャリアチェンジができますように。
なお、職種を問わずキャリアチェンジを経験した人への詳細な調査結果や、他職種の調査結果などは下記記事に詳しくまとめています。気になる方は合わせて呼んでみてください。
※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点
この記事の監修者・著者

-
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
最新の投稿
- 2023年12月6日キャリア・転職システムエンジニアへのキャリアチェンジで必要な資格は?
- 2023年12月6日キャリア・転職キャリアチェンジでエージェントを活用するメリット
- 2023年12月6日キャリア・転職プログラマーへのキャリアチェンジに必要な資格は?
- 2023年12月6日キャリア・転職サーバーエンジニアへのキャリアチェンジで必要な資格は?