本記事では電気・機械系の職業からキャリアチェンジをした人100人以上にアンケートを実施した結果をご紹介します。
- キャリアチェンジを考えた理由
- どんな職業にキャリアチェンジしたのか?
- キャリアチェンジして感じたメリット・デメリット
- なぜその職種を選んだのか?
などをランキング形式でご紹介していますので、「電気・機械系の職業からキャリアチェンジしたい!」と考えている方、転職活動を始めている方はぜひご参考になさってください。
【アンケートの調査概要】
- 調査期間:2023年8月25日~9月7日
- 調査機関:アイブリッジ株式会社
- 調査対象:キャリアチェンジを経験した人132名
- 調査方法:インターネット上のサービスを活用した調査
※複数回答可の設問では、回答数の合計が132にならない場合があります。
この記事の目次
キャリアチェンジとは?
当サイトのキャリアチェンジの定義は「未経験の職種へ転職すること」とします。同じ職種のまま業種を変えたりなどの転職はキャリアチェンジと呼んでいません。
以下はその前提での考察となっていますので予めご了承ください。
※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点
電気・機械系の職業からキャリアチェンジした職業ランキング
順位 | 選んだ職業 | 回答数 |
---|---|---|
1 | 技術:電気・機械 | 27 |
2 | 企画・管理・事務 | 25 |
3 | サービス・販売・接客・営業 | 18 |
4 | クリエイティブ系 | 15 |
5 | 技術:IT・ソフトウェア | 13 |
6 | 技術:建築・土木 | 10 |
7 | 技術:化学・食品 | 8 |
7 | 金融・不動産 | 8 |
7 | 経営・コンサルティング | 8 |
電気・機械系の職業からのキャリアチェンジで最も選ばれた職業は、同じ「技術:電気・機械」となり、電気系の技術者から機械系の技術者やその逆のキャリアチェンジが多いようです。
他の職種のアンケートでも、「クリエイティブ系」から「クリエイティブ系」、「サービス・販売・接客・営業」から「サービス・販売・接客・営業」のような、同じ系統で前職のスキルや経験を活かせる職種を選択した人が1位となっており、電気・機械系の職業でも他の職種と同じ様な傾向が確認できました。
また、2位が「企画・管理・事務」で1位と3回答差の25回答となっており、こちらもかなりの割合を占めています。
電気・機械系の職業からキャリアチェンジした理由ランキング
順位 | キャリアチェンジした理由・きっかけ(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 専門知識・技術を習得したかったから | 28 |
2 | 新しいことに挑戦してみたかったから | 26 |
2 | 現在の職業に限界を感じたから | 26 |
4 | 雇用形態を変えたかったから | 22 |
5 | 幅広い経験、知識を積みたかったから | 11 |
6 | 業界・会社の先行きが不安だったから | 8 |
キャリアチェンジした理由ランキングの1位は「専門知識・技術を習得したかったから」、2位は「新しいことに挑戦してみたかったから」と「現在の職業に限界を感じたから」となりました。
1位の「専門知識・技術を習得したかったから」と2位の「新しいことに挑戦してみたかったから」については、他の職業のアンケートでも1位2位にランクインしており、どんな職業でもキャリアチェンジのきっかけとして「専門的な知識・技術の習得したい」と「未経験のことへチャレンジしたい」という考えが多いことがわかります。
電気・機械系の職業からキャリアチェンジした後の職種を選んだ理由ランキング
順位 | 職業を選んだ理由(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 興味と情熱: 自分の興味や情熱に合致しているから。 | 26 |
2 | スキルと能力: 自分のスキルや能力にマッチしているから。 | 24 |
2 | 給与と報酬: 給与水準や報酬が自分の生活目標に合っているから。 | 24 |
2 | ワークライフバランス: 仕事とプライベートのバランスを取りやすいから。 | 24 |
5 | 市場の需要: 職業が市場で求められているから。 | 17 |
6 | 成長とキャリアパス: 職業が成長機会やキャリアパスを提供しているから。 | 15 |
7 | 学習と成長: 新しいスキルや知識を習得し、自己成長が促されるから。 | 14 |
8 | 専門知識とトレーニング: 職業に必要な専門知識やトレーニングが適切だから。 | 7 |
8 | 業界と企業の選択: 働く業界や企業が自分に合っているから。 | 7 |
8 | 将来の展望と安定性: 職業の将来の展望と安定性が良いから。 | 7 |
キャリアチェンジ後の職業を選んだ理由ランキングの1位は「興味と情熱」で26回答となり、「自分のやりたい興味のある職業」を選択している人が多いとわかります。
これは理由・きっかけランキングで「新しいことへ挑戦してみたかったから」が2位になっていることにも通じるところがありそうです。
2位の「スキルと能力」については、理由・きっかけランキングで1位の「専門知識・技術を習得したかったから」に通じる部分がありそうです。
「スキルと能力」以外にも2位があり「給与と報酬」「ワークライフバランス」がランクインしています。
電気・機械系の職業からキャリアチェンジして感じたメリット・デメリットランキング
続いて、キャリアチェンジして感じたメリット・デメリットをそれぞれ多い順にご紹介します。
メリット
順位 | メリット | 回答数 |
---|---|---|
1 | やりたい仕事ができる | 29 |
2 | 専門的な技術やスキルが身に付いた | 23 |
3 | ライフワークバランスの向上(残業時間が減った、休暇を取得しやすくなった) | 22 |
4 | 未経験からのスタートだが、給与が上がった | 15 |
5 | 自身のスキル、能力を活かせる | 13 |
メリット1位は「やりたい仕事ができる」2位は「専門的な技術やスキルが身に付いた」となりました。
ここまで見てきた「キャリアチェンジのきっけか」や、「キャリアチェンジ後の職業を選んだ理由」の結果との関連性が見て取れます。
デメリット
順位 | デメリット | 回答数 |
---|---|---|
1 | 今までの経験やスキル、能力を活かせない | 18 |
2 | イメージしていた仕事と違った | 15 |
3 | 働きにくくなった(残業時間が増えた、休暇を取りにくい) | 8 |
4 | 仕事内容が自分に合わないと感じる | 6 |
5 | 未経験からのスタートの為、給与が下がった | 5 |
デメリット1位は「今までの経験やスキル、能力を活かせない」となりました。
「電気・機械関係の職業のスキルや経験は全く関係のない系統の他の職種では活かしづらい」もしくは、「電気・機械関係の職業の方は、全く異なる職種へのキャリアチェンジをする人が多い傾向がある」と考えられます。
また、デメリット最下位が「未経験からのスタートの為、給与が下がった」となっており、多くの人がキャリアチェンジで「前職より給与が上がっている」や「デメリットと感じる程、下がっていない」などの理由が考えられます。
電気・機械系の職業からキャリアチェンジするために必要なことランキング
順位 | 必要なこと(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。 | 34 |
2 | 将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い。 | 32 |
3 | 選択した職業で活かせるスキルや資格のを取得しておくべきだ。 | 26 |
4 | 未経験からのスタートになる為、基本的には現職よりも給与が下がることを考慮すべきだ。 | 23 |
5 | キャリアチェンジする目的、理由を明確にしておく。 | 18 |
6 | 普段から自分の業務内容や成果を職務経歴として、残しておいた方がよい。 | 14 |
7 | 本当にやりたい仕事かどうか事前によく調べておく。 | 9 |
8 | 選択した職業の将来性や安定性について、調べておく。 | 7 |
電気・機械系の職業からキャリアチェンジする為に必要なことランキングでは、「自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。」が1位、「将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い」が2位となりました。
この2つは他の職業のランキングでも同様に上位1位2位となっており、職種に関わらずキャリアチェンジの際に、抑えておかなければならないポイントであることがわかります。
3位は「選択した職業で活かせるスキルや資格のを取得しておくべきだ。」で26回答、4位は「未経験からのスタートになる為、基本的には現職よりも給与が下がることを考慮すべきだ。」で23回答となっており、132人中の20人以上が必要だと感じていることから、こちらも重要なポイントであることは間違いなさそうです。
電気・機械系の職業からキャリアチェンジするのにおすすめの職種3選
キャリアチェンジしたい人のための情報を厳選して発信している当サイトが、キャリアチェンジを本気で考えている「電気・機械系の職業」の方におすすめの職種をご紹介します。
- ITエンジニア
- 電気・機械系の職業で、現在とは異なる職種
- 営業職
上記3つです。順に詳しくご紹介します。
ITエンジニア
当社が最もおすすめする職種は「ITエンジニア」です。
ITエンジニアの利点は、
- 需要の高い職業である
- 未経験からでもスキルを身につけられる
- 将来的に高年収を期待できる
- 働き方の自由度が高い
など多くあり、未経験からキャリアチェンジするハードルが低く、努力した分だけきちんと成果が得られる職種と言えます。
当社・株式会社オープンアップITエンジニアは未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジ支援に特化しており、資格取得を前提とした「手に職をつける」研修と充実のサポート(個人にサポート営業と技術マネージャーがつく)で、ITエンジニアへキャリアチェンジを目指す方を全力支援しています。
もしあなたがITエンジニアに少しでも興味があるなら、ぜひ一度「無料面談」をご予約いただき、疑問や不安なことなど何でもご相談ください。
電気・機械系の職業のうち、現在とは異なる職種
現職で得た経験やスキルが活かせることがあるため、電気・機械系の職業のうち、現在とは異なる職種へのキャリアチェンジもおすすめです。
例を挙げると「電気製品の生産職」から「電気製品の開発職」や「機械製品の管理職」から「機械製品の導入サポート」など、同系統の製品関係の職業にキャリアチェンジすることで、前職の知識や経験を生かしたキャリアチェンジが可能です。
営業職
3つ目は営業職です。
営業職と言ってもここでは電気・機械系の会社の営業職をおすすめします。
特に技術職として前職で扱っていた系統の機器であれば、その機器やそれに関連する製品の知識が豊富なのでないでしょうか?その知識を活かして技術系出身の営業として即戦力として活躍できる可能性があります。
電気・機械系の職業からのキャリアチェンジはアンケートを参考によく検討して行動しよう
電気・機械系の職業からキャリアチェンジする際に、ただ「なんとなく興味がある」「今の仕事から抜け出したい」という理由もきっかけとしては十分ですが、キャリアチェンジした後のライフワークバランスや給与・報酬はどうか?それは本当にしたい仕事なのか?など事前に良く調べて準備をすることが重要です。
本記事の内容をぜひ参考にしていただき、後悔が残らないキャリアチェンジができますように。
なお、職種を問わずキャリアチェンジを経験した人への詳細な調査結果や、他職種の調査結果などは下記記事に詳しくまとめています。気になる方は合わせて呼んでみてください。
※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点
この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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