IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジした人へアンケート【職業・理由・メリット】

 
  

本記事ではIT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジをした人100人以上にアンケートを実施した結果をご紹介します。

  • キャリアチェンジを考えた理由
  • どんな職業にキャリアチェンジしたのか?
  • キャリアチェンジして感じたメリット・デメリット
  • なぜその職種を選んだのか?

などをランキング形式でまとめています。

ヘルプデスクやプログラマーなど「IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジしたい!」と考えている方、転職活動を始めている方はぜひご参考になさってください。

【アンケートの調査概要】
  • 調査期間:2023年8月25日~9月7日
  • 調査機関:アイブリッジ株式会社
  • 調査対象:キャリアチェンジを経験した人146名
  • 調査方法:インターネット上のサービスを活用した調査

※複数回答可の設問では、回答数の合計が146にならない場合があります。

 

キャリアチェンジとは?

当サイトのキャリアチェンジの定義は「未経験の職種へ転職すること」とします。同じ職種のまま業種を変えたりなどの転職はキャリアチェンジと呼んでいません。

以下はその前提での考察となっていますので予めご了承ください。

※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点

IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジした職業ランキング

順位選んだ職業回答
1企画・管理・事務28
2技術:IT・ソフトウェア27
3クリエイティブ系18
4サービス・販売・接客・営業17
4技術:建築・土木17
6技術:化学・食品14
7技術:電気・機械13
8金融・不動産6
8経営・コンサルティング6

ITソフトウェア系の職業からのキャリアチェンジで最も選ばれた職業は、企画・管理・事務となりました。

他の職種のアンケートでは、「企画・管理・事務職」から「企画・管理・事務職」、「クリエイティブ系」から「クリエイティブ系」、「サービス・販売・接客・営業」から「サービス・販売・接客・営業」など、同じ系統で前職のスキルや経験を活かせる職種を選択した人が1位となっていました。

IT・ソフトウェア系の職業の方は、他の職業と少し違う傾向が見られました。

しかし1位と僅差で「IT・ソフトウェア系」が2位となっており、やはり前職のスキルや経験を活かせるキャリアチェンジをする方が多い傾向には変わりないようです。

IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジした理由ランキング

順位キャリアチェンジした理由・きっかけ(複数回答可)回答数
1新しいことに挑戦してみたかったから35
2専門知識・技術を習得したかったから31
3現在の職業に限界を感じたから28
4雇用形態を変えたかったから22
5幅広い経験、知識を積みたかったから16
6業界・会社の先行きが不安だったから11

キャリアチェンジ理由のきっかけランキングでは、「新しいことに挑戦してみたかったから」が1位で35回答となりました。キャリアチェンジ後に選択した職業ランキングの1位が前職と異なる「企画・管理・事務職」である点からも新しいことへの挑戦してみたいという考えが強いことが見受けられます。

2位は「専門知識・技術を習得したかったから」で回答数が31となっており、こちらからは今のスキルを活かしつつ新しいスキルを身に着けられるキャリアチェンジをしたいという考えが読み取れます。

3位は「現在の職種に限界を感じたから」4位は「雇用形態を変えたかったから」など、今の職種や働き方に不満・不安がありそれを変えたかった等の動機であると考えられます。

IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジした後の職種を選んだ理由ランキング

順位職業を選んだ理由(複数回答可)回答数
1興味と情熱: 自分の興味や情熱に合致しているから。33
2給与と報酬: 給与水準や報酬が自分の生活目標に合っているから。31
3スキルと能力: 自分のスキルや能力にマッチしているから。29
4ワークライフバランス: 仕事とプライベートのバランスを取りやすいから。23
5市場の需要: 職業が市場で求められているから。21
6成長とキャリアパス: 職業が成長機会やキャリアパスを提供しているから。14
6学習と成長: 新しいスキルや知識を習得し、自己成長が促されるから。14
8専門知識とトレーニング: 職業に必要な専門知識やトレーニングが適切だから。10
9業界と企業の選択: 働く業界や企業が自分に合っているから。9
9将来の展望と安定性: 職業の将来の展望と安定性が良いから。9

職業を選択した理由ランキングでは、1位が「興味と情熱」となっており「自分のやりたい職・興味のある職」を選択している人が多い結果となりました。2位は「給与と報酬」で「前職よりも給与の高い職業」を選択している人が多いようです。

IT・ソフトウェア系の職種は特に、現場での実務経験とスキルなどの能力によって市場価値が向上する職業ですが、その経験やスキルを活かすことよりも、自身の興味や給与の高さを重要視している人が多い結果となりました。

しかし3位に「スキルと能力」がランクインしていることから、「自身がこれまでに培った能力や経験を活かせるかどうか?」という点も重要であるということがわかります。

IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジして感じたメリット・デメリットランキング

続いて、キャリアチェンジして感じたメリット・デメリットをそれぞれ多い順にご紹介します。

メリット

順位メリット回答数
1やりたい仕事ができる34
2自身のスキル、能力を活かせる27
2専門的な技術やスキルが身に付いた27
4ライフワークバランスの向上(残業時間が減った、休暇を取得しやすくなった)26
5未経験からのスタートだが、給与が上がった18

メリットの1位は「やりたい仕事ができる」となっており、職種を選んだ理由の1位も「興味と情熱」となっている為、やはり「自分の興味ある仕事・やりたい仕事」を選んだ人が多いことがわかります。

また、2位が「自身のスキル、能力を活かせる」「専門的な技術やスキルが身に付いた」とスキル関係のメリットとなっています。

ここまでの結果から「やりたい仕事かどうか」×「自身のスキルを活かせる・伸ばせるかどうか」この2つの軸がIT・ソフトウェア系の職業からのキャリアチェンジで重要であると考えられます。

デメリット

順位デメリット回答数
1今までの経験やスキル、能力を活かせない17
2イメージしていた仕事と違った14
3働きにくくなった(残業時間が増えた、休暇を取りにくい)9
4未経験からのスタートの為、給与が下がった5
5仕事内容が自分に合わないと感じる4

続いてデメリットですが、最も多い回答となったのは、「今までの経験やスキル、能力を活かせない」、2位は「イメージしていた仕事と違った」となっています。

この2点をより強くデメリットと感じた人が多いという結果も「やりたい仕事かどうか」×「自身のスキルを活かせる・伸ばせるかどうか」この2つの軸がIT・ソフトウェア系の職業からのキャリアチェンジで重要であることの裏付けになっていると考えることができるのではないでしょうか。

IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジするために必要なことランキング

順位必要なこと(複数回答可)回答数
1自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。38
2将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い。36
3未経験からのスタートになる為、基本的には現職よりも給与が下がることを考慮すべきだ。32
4選択した職業で活かせるスキルや資格のを取得しておくべきだ。24
5キャリアチェンジする目的、理由を明確にしておく。19
6普段から自分の業務内容や成果を職務経歴として、残しておいた方がよい。17
7本当にやりたい仕事かどうか事前によく調べておく。14
8選択した職業の将来性や安定性について、調べておく。9

キャリアチェンジするために必要なことランキングでは、「自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。」が1位で38回答、「将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い。」が2位で36回答で1位2位がほぼ同じ回答数となりました。

この1位と2位は他の○○職からキャリアチェンジした人へのアンケートでも、ほぼ同様の結果となっており、IT・ソフトウェア系の職業に限らず「自分のスキルや経験を活かせる職業であるかどうか?」と「将来のキャリアプランをしっかり考えた職業を選択できているかどうか?」の2点は非常に重要であることがわかります。

IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジするのにおすすめの職種3選

キャリアチェンジしたい人のための情報を厳選して発信している当サイトが、キャリアチェンジを本気で考えている「IT・ソフトウェア系の職業」の方におすすめの職種をご紹介します。

  • IT・ソフトウェア系の職業で、現在とは異なる職種
  • WEBマーケター
  • 事務職

上記3つです。順に詳しくご紹介します。

IT・ソフトウェア系の職業のうち、現在とは異なる職種

当社が最もおすすめする職種は「IT・ソフトウェア系の職業のうち、現在とは異なる職種」です。

その中でも特にITエンジニアをおすすめします。

ITエンジニアの利点は、

  • 需要の高い職業である
  • 未経験からでもスキルを身につけられる
  • 将来的に高年収を期待できる
  • 働き方の自由度が高い

など多くあり、未経験からキャリアチェンジするハードルが低く、努力した分だけきちんと成果が得られる職種と言えます。

また、IT・ソフトウェア関係の職業の方であれば、ITに関する知識や経験がある為、その知識と経験を活かしていけるのではないでしょうか。

当社・株式会社オープンアップITエンジニアは未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジ支援に特化しており、資格取得を前提とした「手に職をつける」研修と充実のサポート(個人にサポート営業と技術マネージャーがつく)で、ITエンジニアへキャリアチェンジを目指す方を全力支援しています。

もしあなたがITエンジニアに少しでも興味があるなら、ぜひ一度「無料面談」をご予約いただき、疑問や不安なことなど何でもご相談ください。

WEBマーケター

2つ目はWEBマーケターです。

WEBマーケターはインターネットを活用して製品、サービス、ブランド、ウェブサイトなどを宣伝し、顧客や視聴者を引き寄せ、ビジネス目標を達成させる職業です。

WEBマーケターはウェブサイトのSEO対策やオンライン広告、サイトや広告のデータ分析などが主な業務となり、データを分析した結果からSEO対策の実施やオンライン広告の改善など、分析の部分が重要な職業になります。

プログラミングなどのスキルを活かせば、分析の為のデータ収集や集計、それらのレポーティングの自動化など、WEBマーケターに必要な様々な業務を効率的かつ効果的に行うことができます。

事務職

3つ目は事務職です。

事務職の仕事内容は、一般的にオフィスや組織内でさまざまな管理業務やサポート業務を担当することで、業務内容としては電話対応や文書作成と管理、データ入力と情報更新、予定管理とスケジュール調整などがあげられます。

特にデータ入力と情報更新、予定管理とスケジュール調整に関して、IT・ソフトウェア系の職種で身に着けたスキルを用いた作業の自動化などで業務効率化を行い、即戦力として活躍できる可能性があります。

IT・ソフトウェア系の職種でこういった業務効率化に活かせるようなスキルを身に着けている方であれば、事務職を選択肢の1つとして考えられてはいかがでしょうか。

IT・ソフトウェア系の職業からのキャリアチェンジはアンケートを参考によく検討して行動しよう

IT・ソフトウェア系の職業からキャリアチェンジする際には、ただ「なんとなく興味がある」「今の仕事から抜け出したい」という理由だけではなく、キャリアチェンジした後のこと(メリット・デメリットや将来性)も想定して行いましょう。

本記事の内容をぜひ参考にしていただき、あなたにとって理想のキャリアチェンジができますように。

なお、職種を問わずキャリアチェンジを経験した人への詳細な調査結果や、他職種の調査結果などは下記記事に詳しくまとめています。気になる方は合わせて呼んでみてください。

※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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