本記事ではサービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジをした人200人以上にアンケートを実施した結果をランキング形式でご紹介します。
- キャリアチェンジを考えた理由
- どんな職業にキャリアチェンジしたのか?
- キャリアチェンジして感じたメリット・デメリット
などをランキング形式でまとめました。
「サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジしたい!」と検討している方はぜひご参考になさってください。
【アンケートの調査概要】
- 調査期間:2023年8月25日~9月7日
- 調査機関:アイブリッジ株式会社
- 調査対象:キャリアチェンジを経験した人235名
- 調査方法:インターネット上のサービスを活用した調査
※複数回答可の設問では、回答数の合計が235にならない場合があります。
この記事の目次
キャリアチェンジとは?
当サイトのキャリアチェンジの定義は「未経験の職種へ転職すること」とします。同じ職種のまま業種を変えたりなどの転職はキャリアチェンジと呼んでいません。
以下はその前提での考察となっていますので予めご了承ください。
※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点
サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジした職業ランキング
順位 | 選んだ職業 | 回答数 |
---|---|---|
1 | サービス・販売・接客・営業 | 61 |
2 | 企画・管理・事務 | 55 |
3 | 技術:IT・ソフトウェア | 27 |
4 | 技術:電気・機械 | 22 |
5 | 金融・不動産 | 18 |
6 | 技術:建築・土木 | 16 |
7 | クリエイティブ系 | 15 |
8 | 経営・コンサルティング | 11 |
9 | 技術:化学・食品 | 10 |
サービス・販売・接客・営業からのキャリアチェンジで最も選ばれた職業は、同じサービス・販売・接客・営業となっており、前職のスキルや経験を活かせるサービスから販売、営業から販売のようなキャリアチェンジが多いようです。
次点で人気なのが企画・管理・事務です。技術分野では、IT・ソフトウェアと電気・機械が他の技術関連の職業よりも選ばれていることがわかります。
ちなみに、「企画・管理・事務からキャリアチェンジした人」へのアンケートでは、
- 1位:企画・管理・事務
- 2位:サービス・販売・接客・営業
となっており、「企画・管理・事務」と「サービス・販売・接客・営業」の2つの職種は互いにスキルや経験を活かしやすくキャリアチェンジしやすい職種群だと考えられます。
サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジした理由ランキング
順位 | キャリアチェンジした理由・きっかけ(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 新しいことに挑戦してみたかったから | 47 |
1 | 現在の職業に限界を感じたから | 47 |
3 | 雇用形態を変えたかったから | 38 |
4 | 専門知識・技術を習得したかったから | 32 |
5 | 幅広い経験、知識を積みたかったから | 23 |
6 | 業界・会社の先行きが不安だったから | 17 |
キャリアチェンジした理由・きっかけランキングでは、「新しいことに挑戦してみたかったから」と「現在の職業に限界を感じたから」が1位で47回答、「雇用形態を変えたかったから」という動機が3位で38回答となっています。
専門知識・技術や幅広い経験積みたい理由も一定の割合で挙げられており、キャリアチェンジの背後には多様な動機が存在することがわかります。
なお、本アンケートとは別にインターネットやSNS上でキャリアチェンジした人の理由をより具体的に集めてみると下記のような理由があがっています。
- ノルマがきつい
- 営業としてのスキルを身に着けたら、別の業界や職種にチャレンジしてみようと決めていた
- バイトのままだと給料が上がらなかった
サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジした後の職種を選んだ理由ランキング
順位 | 職業を選んだ理由(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 給与と報酬: 給与水準や報酬が自分の生活目標に合っているから。 | 49 |
2 | スキルと能力: 自分のスキルや能力にマッチしているから。 | 46 |
3 | ワークライフバランス: 仕事とプライベートのバランスを取りやすいから。 | 45 |
4 | 興味と情熱: 自分の興味や情熱に合致しているから。 | 37 |
5 | 学習と成長: 新しいスキルや知識を習得し、自己成長が促されるから。 | 25 |
6 | 市場の需要: 職業が市場で求められているから。 | 18 |
7 | 成長とキャリアパス: 職業が成長機会やキャリアパスを提供しているから。 | 17 |
8 | 将来の展望と安定性: 職業の将来の展望と安定性が良いから。 | 13 |
9 | 業界と企業の選択: 働く業界や企業が自分に合っているから。 | 10 |
10 | 専門知識とトレーニング: 職業に必要な専門知識やトレーニングが適切だから。 | 7 |
職業を選択した理由ランキングでは、1位が「給与と報酬」となっており「前職よりも給与の高い職業」を選択している人が多い結果となりました。2位は「スキルと能力」で自身のこれまで培った経験やスキルを活かして即戦力として働ける職」を選択した人が多いようです。
直前の章でも触れたように「バイトのままだと給料が上がらなかった」など、収入に関する転職理由はSNS上で多く見られますが、
サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジして感じたメリット・デメリットランキング
続いて、キャリアチェンジして感じたメリット・デメリットをそれぞれ多い順にご紹介します。
メリット
順位 | メリット(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | メリット:やりたい仕事ができる | 46 |
2 | メリット:ライフワークバランスの向上(残業時間が減った、休暇を取得しやすくなった) | 45 |
3 | メリット:自身のスキル、能力を活かせる | 41 |
4 | メリット:専門的な技術やスキルが身に付いた | 37 |
6 | メリット:未経験からのスタートだが、給与が上がった | 24 |
メリットの上位では「ライフワークバランスの向上」「やりたい仕事ができる」「自身のスキル、能力が活かせる」などがランクインしました。
「キャリアチェンジした後の職種を選んだ理由ランキング」とも内容が一致しており、メリットを感じている人ほど慎重に会社選びをしている方が多いことがわかります。
デメリット
順位 | デメリット(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 今までの経験やスキル、能力を活かせない | 25 |
2 | イメージしていた仕事と違った | 24 |
3 | 未経験からのスタートの為、給与が下がった | 14 |
3 | 仕事内容が自分に合わないと感じる | 14 |
5 | 働きにくくなった(残業時間が増えた、休暇を取りにくい) | 11 |
デメリットで最も多い回答となったのは「今までの経験やスキル、能力を活かせない」でした。
1位と僅差で「イメージしていた仕事と違った」が2位となりました。
メリットとデメリットを比較すると、サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジした人は2極化しており、「やりたいことができるかどうか」「スキルや経験を活かせるかどうか」の2つは、職種や会社のことをよく調べ、自分だけの力ではなくエージェントやコンサルタントなどの専門家に相談するなど、慎重に検討すべきかもしれません。
サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジするために必要なことランキング
順位 | 必要なこと(複数回答可) | 回答数 |
---|---|---|
1 | 自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。 | 55 |
2 | 将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い。 | 49 |
3 | 未経験からのスタートになる為、基本的には現職よりも給与が下がることを考慮すべきだ。 | 36 |
3 | 本当にやりたい仕事かどうか事前によく調べておく。 | 36 |
5 | 選択した職業で活かせるスキルや資格のを取得しておくべきだ。 | 33 |
6 | キャリアチェンジする目的、理由を明確にしておく。 | 28 |
7 | 普段から自分の業務内容や成果を職務経歴として、残しておいた方がよい。 | 26 |
8 | 選択した職業の将来性や安定性について、調べておく。 | 16 |
キャリアチェンジするために必要なことランキングでは、「自分のスキルや経験を活かせる職業を選択した方がよい。」が1位で55回答となりました。
2位が「将来のキャリアプランをしっかり考えた上で、職業を選択した方が良い。」で3位が「未経験からのスタートになる為、基本的には現職よりも給与が下がることを考慮すべきだ。」となっており、将来のキャリアプランを考えた上で、未経験の場合は現職よりも給与が下がることを考慮して職業を選択すべきだと考えられます。
また、もう1つの3位が「本当にやりたい仕事かどうか事前によく調べておく。」となっています。デメリットランキングの2位が「イメージしていた仕事と違った」となっていることから、キャリアチェンジ後の職業に対する事前調査が非常に重要であることがわかります。
サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジするのにおすすめの職種3選
キャリアチェンジしたい人のための情報を厳選して発信している当サイトが、キャリアチェンジを本気で考えている「サービス・販売・接客・営業」の方におすすめの職種をご紹介します。
- ITエンジニア
- サービス・販売・接客・営業のうち、現在とは異なる職種
- ホテルや旅館のフロントスタッフ
上記3つです。順に詳しくご紹介します。
ITエンジニア
当社が最もおすすめする職種は「ITエンジニア」です。
ITエンジニアの利点は、
- 需要の高い職業である
- 未経験からでもスキルを身につけられる
- 将来的に高年収を期待できる
- 働き方の自由度が高い
など多くあり、未経験からキャリアチェンジするハードルが低く、努力した分だけきちんと成果が得られる職種と言えます。
当社・株式会社オープンアップITエンジニアは未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジ支援に特化しており、資格取得を前提とした「手に職をつける」研修と充実のサポート(個人にサポート営業と技術マネージャーがつく)で、ITエンジニアへキャリアチェンジを目指す方を全力支援しています。
もしあなたがITエンジニアに少しでも興味があるなら、ぜひ一度「無料面談」をご予約いただき、疑問や不安なことなど何でもご相談ください。
サービス・販売・接客・営業のうち、現在とは異なる職種
現職で得た経験やスキルが活かせることがあるため、サービス・販売・接客・営業のうち、現在とは異なる職種へのキャリアチェンジもおすすめです。
例えば接客の方で接客対応を行っていた経験は、サービス・販売・営業でも必ず役に立ちます。
また、共通して接客対応が中心なので、働き方のスタイルも大きく変わらないことも利点と言えます。
ホテルや旅館のフロントスタッフ
3つ目はホテルや旅館のフロントスタッフです。
ホテルや旅館などの宿泊施設のフロントスタッフは、チェックインやチェックアウトの手続き、お客様への対応などが主な業務です。この仕事はお客様の快適な滞在を確保するため礼儀やマナーが重要で、高度な接客スキルが求められます。
サービス・販売・接客・営業のような職に携わっている人にとっては親和性の高い職種と言えます。
サービス・販売・接客・営業からのキャリアチェンジはアンケートを参考によく検討して行動しよう
サービス・販売・接客・営業からキャリアチェンジする際には、「今の仕事から少しでも早く抜け出したい」など勢いで転職したり辞めたりするのではなく、キャリアチェンジした後のこと(メリット・デメリットや将来性)も想定して行いましょう。
また、キャリアチェンジ後は未経験からのスタートとなるため、慎重にその会社が、その職種が自分の希望に合っているのか?を検討してください。
本記事の内容をぜひ参考にしていただき、あなたにとって理想のキャリアチェンジができますように。
なお、職種を問わずキャリアチェンジを経験した人への詳細な調査結果や、他職種の調査結果などは下記記事に詳しくまとめています。気になる方は合わせて呼んでみてください。
※関連記事:キャリアチェンジとは?転職理由・年齢・タイミング・注意点
この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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