ITIL(アイティール)はサーバーエンジニアのキャリアアップに役立つ?資格の概要とおすすめの活用法

 
  

ここではITILの概要と、ITILに関する資格である「IILファンデーション」について言及していきます。ITILについてよく知らない、またはITILファンデーションについて興味のある方はぜひご一読ください。

ITILがキャリアアップに役立つ理由

ITILとは、「Information Technology Infrastructure Library」の頭文字をとった呼称です。
ITILは、ITシステムを安定的に稼働させるために必要な業務全般である「ITサービスマネジメント」の考え方を整理したドキュメント集です。

ITILはITサービスマネジメントを考えるための基準として使われており、そのITILに関する知識を証明するための世界的な資格がITILファンデーションです。
ITILファンデーションは、IT資格の中でも管理運用の基礎的な知識を問うものとして知られています。
既に多くのIT関連組織でITILファンデーションの取得を推奨しており、必須資格と定めていると企業もあるほどです。
「キャリアアップのため」というよりも「持っていて当たり前」という資格になりつつあるので、ITに関わるのであればぜひとも取得しておきましょう。

ITILの難易度と受験料など

ITILファンデーション試験は試験会場にあるコンピュータに回答を入力する形式で行われます。
問題は全て4択で、65%以上の正答率があれば合格。全40問なので26問以上の正解が必要になります。

難易度

合格率などは公開されていませんが、「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係(ISV Map Ver11r2)」によると、ITILファンデーションはレベル0から4まであるIT検証技術者レベルのうち、「レベル1」にカテゴライズされています。

IT検証技術者レベルは4が最難関。レベル1と2はエントリーレベルで、ITILファンデーション試験はエントリーレベルの中でも簡単な部類です。実務経験や平日の勉強時間による差はあるものの、レベル1の一般的な勉強時間は一ヶ月程度とされています。

受験資格

受験資格は特にありません。誰でも受験可能です。

受験料

受験料は43,890円です。これに各種手数料(支払い方法によって異なる)や消費税が加算されます。

ITIL(アイティール)ファンデーションはITサービスマネジメントのための必須資格

ITILに関する理解を証明するITILファンデーションは、近い将来「持っていて当たり前」の資格になる可能性があります。
取得自体は簡単で、少し頑張れば誰でも合格できるレベルの資格なので、速やかに取得しておきましょう。
なお、試験情報などは突如変更される場合がありますので、公式サイトなどから常に最新の情報をご確認ください。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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