Salesforceのマーケティングユーザとは何か
Salesforceの「マーケティングユーザ」はSalesforceのユーザーに付与する権限の一つです。Salesforceは顧客情報の管理や営業支援、カスタマーサポートツールとして利用できますが、マーケティング部門でも活用できるサービスです。
マーケティングユーザは、マーケティング部門でこれまでに行った活動内容やその結果を管理できる「キャンペーン」という機能を利用する際に付与する権限です。
キャンペーンと聞くと何らかのお得な割引や無料期間をイメージしますが、Salesforceで管理するキャンペーンはそれだけではありません。
Salesforceのキャンペーンはどんな機能?
キャンペーンの機能は、社内で実施したセミナーや展示会等のイベント、打ち出した広告、ダイレクトメールといったマーケティングでの活動内容を記録しておけます。
記録するだけではなくイベントへの出席状況の管理や、マーケティング部門で必要な商談に関する各種データや、ROI(費用対効果)等を可視化して効果測定可能な状態に導いてくれます。
Salesforceでのマーケティングユーザの付与方法について
Salesforceでキャンペーン機能を使う際は「マーケティングユーザ」のチェックボックスにチェックを入れる必要があります。初期状態でもキャンペーンを参照することは可能ですが、作成・編集・削除する場合は権限付与が必要です。
付与方法は簡単です。ユーザー自体の有効/無効化やService Cloudの権限付与をする「ユーザー」メニュー内の各ユーザープロファイル画面に「マーケティングユーザ」のチェック欄があるので、チェックボックスにチェックを入れるだけで完了です。
Salesforceのキャンペーンで活用すべき機能
キャンペーンには多くの機能が備わっていますが、特に便利な機能としてキャンペーンインフルエンスを紹介します。キャンペーンインフルエンスは、何らかの商談に影響のあったキャンペーンを関連づける機能です。
関連付けすることで、どのキャンペーンがより効果的であったかが後から確認できるようになります。関連付けは手動でできますが、自動化することも可能です。
自動化する場合は、Salesforceの設定メニュー内「カスタマイズ」の「キャンペーン」から「キャンペーンインフルエンス」へ進み、「自動関連付け」の項目を有効化することで設定できます。
Salesforceのマーケティングユーザを付与してキャンペーンを使いこなそう!
Salesforceのマーケティングユーザを有効にすると、便利なキャンペーン機能が利用できます。マーケティングのために実施した各種イベントや活動は、効果測定をして次の戦略に繋げていかなければ意味をなしません。
それでも提供しているサービスや商品がたくさんあって、それぞれ頻繁にイベント等を行っていると管理が疎かになりがちです。Salesforceのキャンペーン機能はそのような状況を解決してくれるツールの一つです。
ぜひキャンペーン機能を利用して、分析までにかける時間を短縮して効率的にマーケティング活動を行ってはいかがでしょうか。]]>
この記事の監修者・著者
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株式会社オープンアップITエンジニア
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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞