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Salesforce System ModStampとは?

システム項目とは?

Salesforceのシステム項目
Salesforceのシステム項目には、System ModStampとLastModifiedDateの2種類があります。2つともタイムスタンプとしての機能を持っていますが、異なる性質を持っています。 タイムスタンプとは、特定の時刻が付与されるファイルなどの電子データのことです。例えば、ファイルの作成日時、更新日時、アクセス日時などがタイムスタンプに当たります。 ある時刻に電子データが存在していたことや、その時間以降、改ざんされていないことを証明するためのセキュリティ上の重要なデータといえます。 時刻認証サービスや時刻配信サービスといった信頼度の高い時刻のファイルデータが必要な企業に対して行っているタイムビジネスと呼ばれるサービスがあることからも、その重要性がわかります。システム項目 LastModifiedDateとの違い
System ModStampが引き金(トリガ)となって、自動化されたプロセスによってレコードが最終的に修正された日時のことを表すのに対して、LastModifiedDateは、ユーザーによってレコードが最終的に修された日時を表します。 自動化されたプロセスによるレコード更新の場合、System ModStampによって日時の更新が行われますが、記録保管場所であるアーカイブが365日を超える場合や、既存の選択リスト値が更新される場合などは、System ModStampの機能が自動的に働き、日付データが付与されます。 他にも、System ModStampはインデックスが保持されていますが、LastModifiedDateはインデックスが保持されていないという違いがあります。そのため、LastModifiedDateでのクエリと呼ばれる質問での検索がうまく働かないケースが多くなります。プリミティブデータ型の使用について(Datetime)
プリミティブデータ型とは、Salesforce内のAPIで使われている基本的なデータ型のことです。このプリミティブデータ型の中にタイムスタンプに関する値も含まれています。 「Datetime」の値は日付と時間の値(タイムスタンプ)を処理しているので、System ModStampにも関連します。 この項目は協定世界時と呼ばれる世界基準の時刻に対して、精度が1秒の完全なタイムスタンプを保存しています。ローカル時間(現地時間)に変換する場合は、クライアントアプリケーションで処理する必要があります。API情報の設定(Defaulted on createとFilter)
System ModStampの項目は、API項目のプロパティである、「Defaulted on create」と「Filter」に属しています。 「Defaulted on create」とは、作成時に他の値が指定されていない場合に既定値が指定されるオブジェクトであり、「Filter」とは、SOQL (Salesforce Object Query Language)クエリと呼ばれるSalesforce専用に設計された言語での問い合わせや要求を表すFROM句または、WHERE句の検索条件として使用できるオブジェクトです。Salesforce System ModStampについて詳しくなろう
