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Portalの概要について

SalesforceのPortalには種類がある

Self-service portal
Portalの有効利用はコミュニケーションの円滑化に繋がると前述しましたが、Self-service portalはその逆で、コミュニケーションを削減する目的で利用されるPortalです。 人と人のコミュニケーションが発生するということは、企業側から見るとそこに人員が割かれるという結果になります。例えばサービスの利用者からメールやチャット等で質問が来た際に社員が内容を確認したうえで回答すれば、それだけの時間がかかります。 数件であればそこまで時間は取られないかもしれませんが、件数が多いと無視できない程の工数が発生することになります。そういった時間を削減できるのがSelf-service portalです。 FAQやテクニカルなブログ、動画での説明等へのリンクをPortalにまとめておくことで、顧客はPortal上に用意された様々なツールの中から自分で必要な解決策を見つけられます。Customer portal
Customer portalは、Self-service portalに似た機能を持ちますが、会員制のPortalになる点で異なります。Salesforce上に登録している提供サービスや商品の情報を会員制のポータルに掲載し、購入希望者とのやり取りも行えるようになっています。 またデータ収集や分析ができるSalesforceのPortalであるため、商品へのアクセスログを取得して興味の対象やニーズを把握して営業戦略に繋げることもできるようになっています。 さらにCustomer portalは顧客に対して24時間365日のサポートを提供できる場所として活用もできるため、国内だけではなく世界中を対象としたサービス展開も可能とします。Partner portal
Customer portalがサービス提供先の会員専用なのに対して、Partner portalはOEM等のセールスパートナー専門のPortalとなります。 セールスパートナーは自社の製品を販売してくれる大切なパートナーなので、Customer portalを介してSalesforce内のCRM(顧客関係管理)のデータにアクセス可能な状態にできるような仕組みとなっています。 なおSalesforceの管理者はあらかじめCRMにアクセスできるような権限をセールスパートナー用のユーザーに対して付与しておく必要があることにご注意ください。SalesforceのPortalとCommunityの違いは?

Salesforceの各種Portalを理解して便利に使いこなそう!

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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