2021/05/24

Salesforceのリレーション確認前に理解しておきたい事

 
  

Salesforceのリレーションとは

Salesforceのリレーションとは、Salesforce内のオブジェクトに蓄積した各項目のデータを関連付けした属性のことです。 Salesforce内のオブジェクトを相互に関連付けして、Salesforceの顧客管理やプロジェクトの情報ソースとして活用することができます。 Salesforceのリレーションの確認は、すでに構築されたリレーションやカスタムリレーション構築時の見直しに必要です。 リレーションの構築ができるバージョンやリレーションの種類、確認に必要なSalesforceの機能についてご紹介します。

Salesforceのリレーションの概要と必要な条件

Salesforceリレーションはオブジェクト毎に定義づけができる機能です。リレーションの構築は目的にそうかたちに作成でき、処理方法がデータの種類によって変わります。 Salesforceのリレーション構築に必要なインターフェースと仕様可能なエディションをご紹介します。

Salesforceリレーションに必要なインターフェース

Salesforceのリレーションに必要なインターフェースは2つあります。 ・Salesforce Classic(※組織により使用できない場合あり) ・Lightning Experience

Salesforceに使用可能なエディション

Salesforceリレーション構築に使用可能なエディションは現在(2021年5月付)8つあります。 ・Contact Manager Edition ・Group Edition ・Professional Edition ・Enterprise Edition ・Performance Edition ・Unlimited Edition ・Developer Edition ・Database.com Edition

Salesforceリレーションの種類とは?確認前に把握しておく事

Salesforceリレーションの種類は大きく3つに分けられます。オブジェクトの関連付けをする関係性に違いがあり、リレーションの確認にも違いがあります。 Salesforceリレーションの確認に必要なオブジェクトの関係についてお話ししますので、オブジェクトを関連付けする仕組みを理解しておきましょう。 ※オブジェクトの違いを解りやすく説明するため、AとB(単体または複数のオブジェクト)と区別してお伝えします。

Salesforceリレーションの種類とは?

Salesforceのオブジェクトの関連性を位置づける主な種類は3つです。 ・参照関係 ・主従関係 ・階層関係 参照関係のリレーションの特徴、主従関係のリレーションの特徴と階層関係の特徴について分けてお伝えします。

Salesforceリレーション参照関係とは

参照関係の基本的な特徴は、オブジェクトAとオブジェクトB(単体または複数のオブジェクト)を関連付けして、関連付けしたAからBのオブジェクトを参照できるようにします。 オブジェクトAとオブジェクトBそれぞれスタンドアロンオブジェクトとして機能します。

Salesforceリレーション主従関係とは

主従関係の特徴はオブジェクトAが主になり、関連付けするオブジェクトBは主になるオブジェクトAに対して従事する関係になります。 オブジェクトBの従事関係に指定された場合、主のオブジェクトAからオブジェクトBに対し条件付けができ、オブジェクトBに対し動作を制御します。 従事関係にあるオブジェクトはスタンドアロンとして機能しません。注意点は主のオブジェクトAのレコードを削除すると、関連する従事関係のオブジェクトBのレコードも削除されます。

Salesforceリレーション階層関係とは

階層関係は、特殊的な参照関係になりユーザオブジェクトのみ使用できるのが特徴です。参照元のオブジェクトAを通さず、オブジェクトAは関連付けされたオブジェクトBのユーザオブジェクト階層で項目ごとの編集制限の権限を設定できます。 オブジェクトAを介さず、オブジェクトBのユーザー間で関連付けすることができます。

Salesforceリレーションを確認できる機能とは

リレーション設定されたデータ項目の表示を確認する機能は、リレーションの関係性によって変わります。 参照関係や主従関係でリレーションの役割によって確認方法が違います。 参照を設定するオブジェクトや主側のオブジェクトから確認するには、「関連リスト」の機能を確認に使い、関連付けされた参照側及び従属側のオブジェクトからリレーションの関係項目を確認するには、「参照項目」の機能を使います。 関連リストや参照項目は、いずれもカスタマイズが可能です。

Salesforceのリレーション関連リストを確認するには

オブジェクトの関連リストを表示するには、Salesforceのインターフェースによって違います。 SalesClassicは基本的に表示されますが、Lightning Experienceの場合は表示されない場合があります。

Lightning Experienceの場合

Lightning Experienceの場合は、オブジェクト項目レベルのセキュリティを全てのプロファイルに対して参照設定されているか確認しましょう。 確認の手順は「オブジェクトマネージャー」→「対象オブジェクト」→「Lightning レコードページ」→「ページ割り当てを表示」→「割り当てを検索」→「ページを検索」になります。

Salesforce Winter’21バージョンの表示はどうなる?

SalesforceのWinter’21バージョンでは、エクスペリエンスビルダーを使うことで関連レコードリストを使用することが可能です。 関連リストはレコードタイプのもので関連レコードリストと呼び、レコードに関する関連する他のレコードリストが表示されます。 レコード詳細ページやカスタムページから関連レコードリストコンポーネントを使用するとリスト表示がされます。

Salesforceリレーション概要を理解してから確認してみよう

Salesforceのリレーションの種類で各オブジェクトの関係性が違います。Salesforceのリレーションの概要を理解してから確認しましょう。 参照関係より主従関係のリレーションは制限が厳しくなっています。階層制限の主従関係では、従事側のオブジェクトはリレーションの数の制限、主オブジェクトの削除に連動して従事側のオブジェクトが削除されてしまうので注意が必要です。 そして従事側オブジェクトは新たに標準オブジェクトのリレーションを組むことはできません。上記を理解して確認に必要な機能「関連リスト」を確認してみましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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