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SalesforceのAura コンポーネントとは

Aura コンポーネントを含むLightning コンポーネントフレームワーク
SalesforceのLightning コンポーネントフレームワークは、モバイルデバイスとデスクトップデバイス向けの単一ページアプリケーションを開発するためのUIフレームワークです。 フレームワークには、Aura コンポーネントなど一連のコンポーネントが含まれています。これらのコンポーネントがLightning コンポーネントと呼ばれます。 Lightning Design Systemスタイル設定に付属するコンポーネントは、lightning名前空間で使用できます。コンポーネントを組み合わせて設定することで、新しいコンポーネントを作成できます。コンポーネントを表示すると、ブラウザにはHTML DOM要素が生成されます。 コンポーネントには、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb対応コードを含むことができ、洗練されたUIでアプリケーションを構築できます。Aura コンポーネントでサポートされるブラウザ
Aura コンポーネントは、Lightning Experienceと同じく以下のブラウザについて、最新バージョンをサポートしています。 ・MICROSOFT® EDGEE(CHROMIUM以外) ・MICROSOFT® EDGE CHROMIUM ・GOOGLE CHROME™ ・MOZILLA® FIREFOX® ・APPLE® SAFARI®SalesforceのAura コンポーネントプログラミングモデル

Aura コンポーネントプログラミングモデルを使用するメリット
Salesforceのアプリケーション構築に、Aura コンポーネントを使用すると、以下のようなメリットがあります。 ・コンポーネントセットにより、アプリケーション構築にすぐに着手できる。 ・デバイス別の最適化はコンポーネントで行われ、最適化の作業を省略できる。 ・標準コンポーネントにより、デスクトップやモバイルデバイスとシームレスに連動する。 ・コンポーネントベースのアプリケーション構築により並列設計が可能になり、開発の効率が向上する。 ・カプセル化されたコンポーネント内部は非公開で、コンポーネント作成者により随時変更され、コンポーネントの利用者はこうした変更を行う必要がなく、公開された形状は参照できる。 ・反応型設計を使用したアプリケーションにより、デバイス対応およびブラウザ間の互換性が保たれ、HTML5、CSS3、タッチイベントなどのブラウザ技術をサポートしている。SalesforceのAura コンポーネントプログラミングモデルの特徴
Aura コンポーネントとVisualforceの違い
Aura コンポーネントを含むLightning コンポーネントとVisualforce、それぞれに強みがあります。目的や機能に応じて、どちらを使用するのかを選択するべきです。 Salesforceは、Webページを中心とするアプリケーション構築のプラットフォームとしてVisualforceを提供してきました。 Visualforceでも、モバイルアプリケーションの開発は可能ですが、Visualforceのコンポーネントはモバイルに最適化されていないため、追加のコーディングが必要になります。 それに対して、Lightning コンポーネントはモバイルデバイスに最適化されているため、Aura コンポーネントを使用すれば、ノンプログラミングでモバイルデバイス向けのアプリケーションを構築できます。SalesforceにおけるAura コンポーネントのメリット
この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞