2021/05/21

Salesforce Herokuとは?Salesforceとの連携、事例、価格を紹介

 
  

Salesforce Herokuとは

Salesforce Herokuは複数のプログラミング言語をサポートし、リソースの制御および拡張機能などを提供するプラットフォームです。Salesforce Platformの一部で、PaaSとして提供されています。 HerokuではJava、Ruby、Python、PHP、JavaScript、Goなどのオープンソース言語を使用して、カスタムアプリケーションを構築できます。

Salesforce Herokuの特長

Herokuは、Salesforce内のデータと連携を維持しながら、Lightning Platformの範囲を超えて作業できるという長所を備えています。 多くのユーザがWebアプリケーションやモバイルアプリケーションの開発に、Herokuを活用しています。

SalesforceとHerokuの連携でできること

Salesforce Herokuはさまざまな機能を備えたコンポーネントで構成され、これらを活用して複雑な設定やコーディングなしで、カスタムアプリケーションを構築が可能です。 完全に管理されたPaaSであるSalesforce Herokuは、障害の対応、セキュリティ脆弱性の監視とそのパッチ適用、拡張の計画、実際のPaaSの拡張を提供します。開発者はこれらを管理する必要がなくなり、カスタムアプリケーションの開発に集中できます。 Herokuで構築したアプリケーションはSalesforceのデータにアクセス可能です。HTTPおよびHTTPSを介したリクエスト、データベースへの接続、サードパーティアドオンモジュールの組み込み、バックグランドジョブのキュー追加および実行を行えます。 ここでは、データ複製を行うHeroku Connectとデータプロキシを行うSalesforce Connectを紹介します。

Heroku Connectによるデータ複製

Heroku Connectはデータ複製により、Salesforce・Heroku Postgresを双方向に同期するツールです。 SalesforceとHeroku Postgresデータベースとの間でデータが同期されます。クエリ用の簡単なSQLを作成するだけで、Salesforceのデータにアクセス可能です。 Heroku ConnectはSalesforceにデータ複製とデータプロキシを提供し、データプロキシはSalesforce Connectが行います。

Salesforce Connectによるデータプロキシ

Salesforce Connectは、データプロキシとして使用できます。オンデマンドで、ODataとその他のデータソースをSalesforceに引き出します。このとき、Salesforceへのデータ複製は行われません。 Salesforce UIで外部データが表示されますが、実際には外部データソースからオンデマンドでプロキシされています。これにより、Salesforceユーザはさまざまなデータソースを簡単に照合できます。 Heroku ConnectでHeroku PostgresデータベースをODataとして公開し、Salesforce Connectで使用可能です。

Salesforce Herokuのインテグレーション事例

HerokuはWebベースのプラットフォームであるため、構築できるアプリケーションの範囲は広く、制限がありません。顧客向けのカスタムWebサイトやIoTにもHerokuを活用可能です。 HerokuでWebベースのRESTful APIを構築し、モバイルアプリケーションのリクエストから、Webアプリケーションの応答を受けとる流れを実装できます。Web、モバイルのアプリケーション双方ともHerokuで構築するバックエンドのシステムに接続されます。

Salesforce Herokuの事例:カスタマーエンゲージメントWebサイト

Salesforceの顧客データやバックエンドシステムと連携したHerokuアプリケーションにより、すべてのデータを一元管理する効率性と、完全にカスタマイズされた操作性を両立するカスタムアプリケーションを構築できます。 顧客にOne to Oneのインタフェースと、オムニチャネルのカスタマーエンゲージメントの環境を提供できます。

Salesforce Herokuの事例:API サービスを使用したモバイルとIoT連携

RESTful APIサービスを活用して、Herokuプラットフォーム上にAPIを構築できます。このAPIにより、モバイルアプリケーションとIoTデバイスを接続させることが可能です。 APIサービスの上位にネイティブ、ハイブリッド、HTML5の任意のモバイルクライアントを構築することで、独自の操作性を実現できます。さらに、Webアプリケーションや他のデバイスを追加することも可能です。Heroku上に構築されたAPIによりモバイル活用の可能性が広がります。

Salesforce Herokuの価格

Salesforce Herokuは、3つのエディションが用意されており、Herokuの機能の一部を無料で試せるエディションもあります。Starter Bundleでは、Salesforce Herokuのすべての機能を利用できます。 Free:無償 Hobby:$7/Dyno Starter Bundle:お問い合わせ 出典:Herokuの価格|株式会社セールスフォース・ドットコム 参照:https://www.salesforce.com/jp/products/heroku/pricing/

Salesforce Herokuを活用してカスタムアプリケーションを構築する

今回は、Salesforce Herokuについて説明しました。 Salesforce HerokuはSalesforceプラットフォームのひとつで、Paasとしてアプリケーション構築を支援するコンポーネントで備えています。 多くのオープンソース言語をサポートし、Webやモバイルアプリケーションの構築から、インタフェースのカスタマイズなどに対応しています。 Salesforce Herokuを活用してカスタムアプリケーションを開発し、独自のインテグレーションを構築可能です。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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