この記事の目次
Salesforce Inspectorとは?

Salesforce Inspectorのインストール手順

Salesforce Inspectorの使い方

SOQLを使用する
Salesforce Inspectorを利用することで、SOQLが使用できます。 SOQLを使用する場合は、Salesforce Inspectorのウィンドウにて「Data Export」を選択します。その後テキストボックスが表示されるので、そこにSOQLのクエリを打ち込みましょう。出力はExcel、CSV若しくはJSON形式が使用できます。 SOQLの構文は、SELECT [fieldName] FROM [ObjectName]
こちらが基本的な形で、その他TYPEOF、WHERE、WITH、GROUP BY、ORDER BYなどの句で構成されます。
例えば
select Name, Account.Name from Contact
where Account.Name in
('A', 'B')
でAccount.Nameが「A」のレコードと、「B」のレコードのみを抽出できます。
データの詳細を確認する
Salesforce Inspectorではデータの詳細を確認できます。 Show All Data機能を使用することで、レコードのページレイアウトには出てこない項目も編集や更新ができます。ページのレイアウトを変更せずとも迅速に確かめることが可能です。 例えば、何らかの作業をブラウザでしていたとしても、スムーズにデータの詳細を確認できます。設定やオブジェクト情報に素早くアクセスする
効率よく、設定情報やオブジェクトにアクセスするという使い方が可能です。 Salesforce Inspectorにより、Salesforceのどのページからでもオブジェクト名で検索ができます。 検索画面を開かないと検索できないことに煩わしさを感じる人は、このツールを使用することで解決できるでしょう。Salesforce Inspectorの注意点

SalesforceのAPI要求数に注意
Salesforce InspectorはAPIを使用したアクセスなので、SalesforceのAPI要求数には注意しましょう。 Salesforceは、すべてのユーザーがLightning Platform APIを使用できるように同時API要求数と合計API要求の割り当てに制限を設けています。 もし仮にPerformance EditionでSalesforceを使用していた場合、24時間当たりのAPIコール数はSalesforceで5,000が最大です。 出典:Salesforce Developer の制限および割り当てクイックリファレンス | 合計 API 要求の割り当て 参照:https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.salesforce_app_limits_cheatsheet.meta/salesforce_app_limits_cheatsheet/salesforce_app_limits_platform_api.htm#:~:text=API%20%E4%BD%BF%E7%94%A8%E5%88%B6%E9%99%90%E3%81%AE%E8%A8%88%E7%AE%97%E4%BE%8B&text=Salesforce%20%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%92%2015%20%E5%80%8B,x%201%2C000%20%E4%BB%B6%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB)%E3%80%82シークレットモードで使用できない
Salesforce Inspectorはシークレットモードでは使用できません。 ほとんどのアドオンがそうですが、Salesforce Inspectorも例外ではありません。 もし常に履歴を残さずにGoogle Chromeを使用しなければならない場合は、Salesforce Inspectorは基本的には使用できません。セキュリティ面のリスクがある
使い方を誤ると、セキュリティ面でリスクが発生します。 Salesforce Inspectorでオブジェクトタブの設定の欄で「タブを隠す」を選択したとしても、オブジェクトへのアクセスは可能です。 もし対策をしたい場合は、一般利用者のプロファイルから「APIの有効化」を外しておきましょう。Salesforce Inspectorの使い方をマスターしてより便利なブラウザにしよう!
