この記事の目次
- Salesforceとは何?
- Salesforceの7つの利点
- Salesforceの基礎である技術4つ
- Salesforceの営業支援の製品4つ
- Salesforceの営業支援の製品1:「Sales Cloud Einstein」
- Salesforceの営業支援の製品2:「Pardot」
- Salesforceの営業支援の製品3:「Sales Cloud」
- Salesforceの営業支援の製品4:「Salesforce CPQ」
- Salesforceのコミュニティ支援の製品「Community Cloud」
- Salesforceのサービス支援の製品「Service Cloud」
- Salesforceのマーケティング支援の製品「Marketing Cloud」
- SalesforseのEコマース支援の製品「Commerce Cloud」
- Salesforseのコラボレーション支援の製品3つ
- Salesforceの代表的なその他の製品
- Salesforce Sales Cloudとは?
- Salesforceをさらに便利に使えるサービス3つ
- Salesforceについて理解しよう
Salesforceとは何?

SFAとは何?
SFAとはSales Force Automationの略で直訳すると営業支援システムです。企業の営業活動を情報面から支援を行います。 ここで指す情報面とは顧客管理はもちろん、案件の成約率や進捗、見積りなどの案件管理、営業マンの行動管理など、情報化できる営業活動のすべてを分析します。 SalesforceはSFA,CRMソフトのSaaSベンダーとして台頭し、CRMの世界の市場シェアは第一位、日本国内でもSFAの市場シェアは約60%以上を占めています。 ここで混同されがちなMAとCRMとの違いを紹介します。MAとは英語で「Marketing Automation」の略語です。簡単に言うと、マーケティング活動を自動化・可視化するツールの事です。 しかしながら、マーケティングのすべてを自動化するわけではなく、見込み客に対してどのようなアプローチをするかどうかのプランニングの部分はマーケター自身がする必要があります。 CRMとは「Customer Relationship Management」の略語です。その正式名称からも読み取れるように顧客との関係を管理するツールです。 顧客との関係性を管理するために必要なデータとしては例えば、商談履歴や購入履歴、顧客の満足度などのあらゆる数値を分析して顧客の潜在ニーズを読み取ります。 それらと比較してSFAとは営業領域での機能であり、営業活動に活かすツールです。営業活動で必要なデータを数値化し営業組織で共有し、営業活動に活かします。Salesforceの7つの利点

Salesforceの利点1:コストがかからない
Salesforceは中小企業にとって優しいコスト設定になっています。 Salesforceの料金体系は月額のライセンス契約となり社員一人当たりに料金が発生します。そのため中小企業にとってはコスト面においては安価で導入することができます。 Salesforceはカスタマーサクセスという戦略のもと、創業以来、顧客とともにSalesforceも事業規模を拡大する企業理念が、コスト面の安さを生み出します。Salesforceの利点2:手軽に利用を始められる
Salesforceの導入に不要な初期費用はかかりません。 Salesforceの導入料金は上記で示したライセンス契約と製品にかかる料金によって決定づけられます。その際に、企業規模別に製品は分けられており企業によって必要とされる機能や使い方が非常に分かりやすくなっている上に不要なオプション料金は必要ありません。Salesforceの利点3:アプリケーションを独自に作成できる
セールスフォース独自のクラウドプラットフォームによりその企業独自のアプリケーションを構築することができます。 独自のプラットフォームであるSalesforce platformにはモバイルアプリ開発ツールが組み込まれており、その場でカスタム化されたアプリ開発が可能になります。 そのツールを用いてアプリを開発する企業はプログラミング経験がなくても独自にアプリを開発することが可能でそのアプリを用いてあらゆるニーズに応えられる可能性があります。Salesforceの利点4:機能を部分的に活用できる
Salesforceは多様な目的を解決する機能から必要なものだけを選び使用することができます。 Salesforceは、SFAだけでなく、マーケティングや上記でも述べたアプリ開発プラットフォームなど、あらゆる商品を部分的に利用することができます。 SFA以外に使える商品はカスタマーサービス「Service Cloud/サービスクラウド」やマーケティング「Marketing Cloud/マーケティングクラウド」などさまざまなものがあります。Salesforceの利点5:リアルタイムのデータを見られる
データ化された情報を可視化しリアルタイムな情報を得られます。 Salesforceの特徴の1つとして挙げられるクラウドコンピューティングシステムがリアルタイムな情報を提供することを可能にします。Salesforceは早くからそのクラウドシステムに注目し、創業以来その地位を確立してきました。Salesforceの利点6:レポート機能がある
営業活動などを社内で共有しやすい情報にすることが可能です。 Salesforceはそのレポート機能によって、あらゆる情報を企業が見やすいようにアレンジすることが可能です。不要なデータを削除することももちろん可能で、必要な分析データのみ使用できます。Salesforceの利点7:安全性が高い
常に危険にさらされる可能性のある機密情報を守ります。 新型コロナの影響により多くの企業ではリモートワークが推奨されています。社内の中に留まらない機密情報ではより危険にさらされていますが、Salesforceではグローバルセキュリティチームが24時間体制で顧客データを守り続けているので、安心してリモートワークができます。Salesforceの基礎である技術4つ

Salesforceの基礎の技術1:「マルチテナント型アーキテクチャ」
Salesforceでは世界中のユーザが同じインフラを使用します。 Salesforceでは1つのインフラを全世界のユーザで共有し、運用も共通化するため効率性が高いです。この全利用者が同じデータベースを使う仕組みをマルチテナントアーキテクチャといいます。 このマルチテナントアーキテクチャを採用することによって、効率良く稼働させることができます。さらには管理コストを抑えることをこの技術によって可能にします。 Marketing cloud以外のすべてのサービスがこのマルチテナント型アーキテクチャを採用しています。大企業と同じクラウドサービスに追加で採用されていくような仕組みになっているため、中小企業や大企業の部門単位での採用がされやすくなっています。Salesforceの基礎の技術2:「Salesforce Einstein」
Salesforce Einstein機能は人工知能プラットフォームです。 SalesforceのEinstein AIという機能とは、潜在的なデータから新たな分析を行います。機械学習やAIを用いて未来を予測することができるということです。 機械学習とAIをアプリに組み込むことが可能であり詳しく営業活動や顧客管理について分析することが可能です。Salesforceの基礎の技術3:「Lightning Platform」
Lightningにより企業のニーズにあったアプリやページを簡単に作ることができるようになります。Lightning Platformとはアプリを組み立てて構築することができる機能です。 それもマウスで操作するだけでアプリを組み立てることができるため、プログラミング言語などを覚える必要は無いでしょう。さらには複雑な組み合わせを可能にすることもできます。Salesforceの基礎の技術4:「Heroku」
Herokuでは最先端のアプリを構築することができます。HerokuとはSalesforceが買収したPaaSの企業です。 HerokuではJavaやPHP、Pythonなどの多くのオープンソース言語を使用して最先端のアプリケーションシステムを構築することが可能になります。PaaSのサービスなのでSalesforceがセキュリティ面から保守まで管理を行います。Salesforceの営業支援の製品4つ

Salesforceの営業支援の製品1:「Sales Cloud Einstein」
「Sales Cloud Einstein」はAIを用いて効率的な営業活動を支援します。「Sales Cloud Einstein」とは上述した EinsteinAIによって営業活動を分析し成約率を高めます。 活動履歴を分析して商談まですべての要素をデータ化します。それらがスコア化されて評価、次回以降の見込み客の獲得や商談へアドバイスが行われます。Salesforceの営業支援の製品2:「Pardot」
「Pardot」はマーケティングと営業活動を融合させます。「Pardot」とはマーケティングオートメーション(MA)ツールです。マーケティングオートメーションツールとはメールやウェブサイトの訪問者分析、キャンペーン管理などを行うツールの事です。 「Pardot」ではマーケティングオートメーションツールの機能はもちろん、Salesforceと連携されるので営業活動との相乗効果が見込めます。Salesforceの営業支援の製品3:「Sales Cloud」
「Sales Cloud」は営業活動のすべてをサポートするクラウドアプリケーションプラットフォームです。「Sales Cloud」とは情報の一元化や機能の効率化につなげるツールです。 例えば、アプリを超えて部門に渡る顧客の存在も「Sales Cloud」があることによって情報が一元化されます。また、一元化されることにより顧客情報の安全性がより担保されます。Salesforceの営業支援の製品4:「Salesforce CPQ」
「Salesforce CPQ 」とは営業活動を全面的にバックアップする製品です。注文管理や提案書作成等が素早く可能になります。 提案書の作成や注文管理、高度な商品カタログの検索、カスタマーサポートなど営業活動において求められるあらゆることをサポートしてくれます。Salesforceのコミュニティ支援の製品「Community Cloud」
Salesforceの「Community Cloud」を使うとSalesforceを持っていないユーザも利用できます。「Community Cloud」のコミュニティサイト機能を使用するとPCとモバイルの両方のレシポンシブルなデザインのwebサイトを作ることが可能になります。 この「Community Cloud」を使うと企業のユーザも閲覧・利用が可能になりカスタマーサポートサイトを使うことができるようになります。Salesforceのサービス支援の製品「Service Cloud」
「Service Cloud」は企業がより充実したサービスを提供することを可能にします。 「Service Cloud」とは顧客とのやり取りを詳細に知ることができます。その詳細を分析し、顧客の満足度につなげることができます。 例えば顧客が買った商品やサービスを知ることができ、どのような商品に注目しているかがわかるようになります。そうすることにより、顧客に正しいアプローチができるようになり、顧客の満足度が上がるのです。Salesforceのマーケティング支援の製品「Marketing Cloud」
「Marketing Cloud」により精密なマーケティングに必要なデータを分析することを可能にします。「Marketing Cloud」ではユーザのを常に共有しており対応することが可能になります。 営業活動で用いる指標はもちろん、消費者の属性などを細かく分析することができ販促活動に活かすことができます。SalesforseのEコマース支援の製品「Commerce Cloud」
「Commerce Cloud」ではマーケティング戦略に基づいたEコマースを支援します。「Commerce Cloud」では効率的なEコマースの運用を支援します。 例えば、戦略に基づいた製品の配列や配色、商品が顧客の目につきやすくなるようになるなど、アクセスした顧客の商品購入につなげることができます。Salesforseのコラボレーション支援の製品3つ
Salesforceの強みはコラボレーション支援にあります。クラウド型という仕組みがSalesforceの強みであるコラボレーションの支援を生み出します。 本章では製品3つを紹介します。コラボレーション支援の製品1:「Quip」
「Quip」はコミュニケーションを統一します。「Quip」はあらゆるコミュニケーションを統一し、社内の連携を向上します。 例えば、チーム内のチャット共有・編集はもちろん、スケジュール管理、テンプレやスライド管理が可能になります。コラボレーション支援の製品2:「AppExchange」
「AppExchange」でSalesforceにない機能を追加することができます。この機能を使うとあらゆる機能を拡張することができます。例えば帳簿作成アプリや勤怠管理アプリなどがあります。コラボレーション支援の製品3:「Chatter」
「Chatter」はリアルタイムでデータを共有しモバイルデバイスからの業務を行うことができます。「Chatter」は社員と顧客のコラボレーションを支援します。 部署を超えたコラボレーションを可能にし、リアルタイムなデータ共有、さらにはモバイルデバイスから業務を行うことができるようになります。Salesforceの代表的なその他の製品
Salesforceはその他にも代表的な製品があります。 ここでは紹介だけに留めますが、金融向けサービスやマップを用いたフィールドワーカーたちへの支援なども行っています。Salesforce Sales Cloudとは?

Salesforce Sales Cloudを取り入れる利点
Sales Cloudを取り入れるメリットはそのすべての営業活動を支援することができるクラウドアプリケーションプラットフォームにあります。 Sales Cloudでは顧客情報が一元化されているため、営業活動の支援がなされます。さらにはデータの保護やプライバシー面の安全性が保障されます。Salesforce Sales Cloudの特徴
上述したように「Sales Cloud」の特徴はそのクラウドアプリケーションプラットフォームにあります。ここでは取り入れた場合の特徴を紹介します。 例えば、顧客や見込み客のデータの削除が必要となったときにすぐに対応できます。これはセキュリティの保護に繋がります。プラットフォームの各層にセキュリティ対策が施されているためにこのようなセキュリティ対策が可能となるのです。Salesforceをさらに便利に使えるサービス3つ
Salesforceにはほかにも便利に使えるサービスがあります。使えるサービスの内、SmartVisca、Salesforce for Google Apps、rakumoソーシャルスケジューラーの3つを紹介します。さらに便利に使えるサービス1:「SmartVisca」
「SmartVsica」は名刺情報の登録を自動化します。 「SmartVsica」は面倒な名刺情報の登録を自動で入力してくれるので、非常に便利です。さらに便利に使えるサービス2:「Salesforce for Google Apps」
SalesforceはGoogleとも連携しさらに便利となっていますSalesforceは世界的に使われているGoogleのアプリとも連携しています。 例えば、GmailやGoogleカレンダーなどのGoogleアプリと簡単に連携することが可能となっています。さらに便利に使えるサービス3:「rakumoソーシャルスケジューラー」
Salesforceは日本の企業とも連携しています。Salesforceは株式会社日本技芸(現在はrakumo株式会社)とも連携しています。 「rakumoソーシャルスケジューラー」は行動予定管理や設備予約機能などがあります。そのUIとレイアウトは非常にユーザの評価を得ています。Salesforceについて理解しよう

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞