この記事の目次
Salesforceとは?
Salesforceとはセールスフォース・ドットコムが提供している顧客関係管理ソリューションを中心としたクラウドコンピューティングサービスです。
SalesforceにはCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)、MA(マーケティングオートメーション)などがあり、目的に合わせて複数のサービスを組み合わせて利用することができます。
Salesforceは世界15万社以上に提供されています。
Salesforceの連携対象3つ
Salesforceの連携対象をご紹介します。
Salesforceはさまざまなサービスと安全に連携するための強力なAPIを搭載しており、クラウドサービスやスマートデバイス、アプリケーションと連携することが可能となっています。
ここではSalesforceの連携対象3つをご紹介しますので、Salesforceを活用する参考にしてみてはいかがでしょうか。
Salesforceの連携対象1:クラウドサービス
Salesforceはクラウドサービスと連携することが可能です。
近年はAWSやAzureなどのクラウドサービスを利用している企業も多いため、Salesforceとクラウドサービスの連携例も多いです。また、SNS上のデータを分析したいといったニーズによる連携も増えています。
さらに、日本の本社と海外拠点や自社と代理店などの異なるSalesforce組織を連携させるケースもあります。
Salesforceの連携対象2:スマートデバイス
Salesforceはスマートデバイスと連携することが可能です。
企業内で使用している社用のスマートデバイスなど、iPhone、iPad、Androidを活用するためにスマートデバイスとSalesforceを連携するケースも多いです。
Salesforceの連携対象3:アプリケーション
Salesforceはアプリケーションと連携することが可能です。
EPRや社内で開発された基幹系システムをはじめとした社内アプリケーションとSalesforceと連携するニーズは非常に多く、連携としても身近な例だと言えます。
社内アプリケーションとの連携はファイアウォールの内側にあるものと連携する点が特徴であり、社内アプリケーションとの連携のひとつの課題ともなっています。
Salesforceと連携する方法8つ
Salesforceと連携する方法をご紹介します。
Salesforceと社内システムなどを連携する場合、さまざまな連携方法が考えられます。また、連携方法によって目的や効果も異なります。
ここではSalesforceと連携する方法8つをご紹介しますので、Salesforceとの連携を考える際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
Salesforceと連携する方法1:ビジネスロジック
Salesforceと連携するにはビジネスロジックが複数のシステム間をまたがって連携する方法があります。
ビジネスロジック連携ではビジネスロジックやプロセスなどが複数のシステム間をまたがるため、ビジネスロジックやプロセスの一貫性を保つ必要性のある連携に採用されます。
一般的に設計や実装、例外処理への対応などをしっかりと検討する必要があるため、複雑な連携となっています。
Salesforceと連携する方法2:セキュリティ
Salesforceと連携するには認証基板と連携する方法があります。
Salesforceが認証基板と連携することを、セキュリティ連携、ID連携と呼びます。SalesforceにはSAMLやOAuthによる認証、代理認証などを行う仕組みがあるため、企業にとってメリットがあるIDの一元管理化や、統合された認証が可能となります。
Salesforceと連携する方法3:ユーザインタフェース
Salesforceと連携するにはユーザインターフェースと連携する方法があります。
Salesforce上のユーザインターフェースと外部システムのユーザインターフェースとを統合することで連携を行う方法です。
異なるシステムのユーザーインターフェースを統合することで、ユーザー側ではウィンドウを切り替えたりアプリケーションを入れ替えたりといった作業を行う必要がなくなります。
Salesforceと連携する方法4:データ
Salesforceと連携するにはデータ層でアプリケーションを統合して連携する方法があります。
データによって複数システムを連携させる一般的な連携方法です。社内システムの取引先データをSalesforceと同期させたり、Salesforceが持っている商談データを社内システムと同期させることができます。
データ連携ではデータが重複するため、重複することに意味がある場合に用いられる連携方法となります。
Salesforceと連携する方法5:ファイル
Salesforceと連携するにはファイルを使用して連携する方法があります。
社内システムから出力したファイルを使ってSalesforceと連携したり、Salesforceから取得したデータをファイルに出力して社内システムに取り込む方法です。
社内システムの中にはセキュリティの観点からデータベースに接続することができないものもあるため、ファイルを使用して連携する方式を採用することがあります。
Salesforceと連携する方法6:HULFT
Salesforceと連携するにはHULFTを使用して連携する方法があります。
「HULFT」とは企業間でのファイル転送を行うミドルウェアです。社内システムでのファイル転送にHULFTを利用しているケースも多いことから、HULFTを使ったSalesforceとの連携も可能となっています。
HULFT連携ではHULFTの優位性がそのまま利用できるため、再交信や文字コード変換、圧縮などが利用できます。
Salesforceと連携する方法7:WebDAV
Salesforceと連携するにはWebDAVを使用して連携する方法があります。
WebDAVプロトコルを利用してSalesforceと連携することも可能です。ユーザーの社内環境にWebDAVをインストールすることで、Salesforceとファイル連携を行う仕組みが構築できます。
Salesforceと連携する方法8:FTP
Salesforceと連携するにはFTPを使用して連携する方法があります。
ファイル転送プロトコルのFTPを利用して、ホストからファイルを取得したり、ホストにファイルを配置する方法でSalesforceと連携することも可能です。
データ連携サービスがFTPサーバにアクセスできれば、HULFTと比較してコストを抑えて構築することが可能です。
SalesforceとAPI連携ができるおすすめツール5選
SalesforceとAPI連携ができるおすすめツールをご紹介します。
ここまでご紹介してきたように、Salesforceにはさまざまな連携方法があり、連携できるツールも多いです。
ここではSalesforceとAPI連携ができるおすすめツール5選をご紹介しますので、Salesforceとの連携を目的としたツール選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
API連携ができるツール1:Prezi
Preziはプレゼンテーション作成などができる営業支援ツールです。
画像や動画、音声などを使用した、非常にビジュアライズされたビジネス用プレゼンテーションが作成できます。テンプレートも豊富で、スライドを読む視聴時間なども計測できます。
Salesforceと連携することでトラッキングデータと見込み顧客情報の紐付けができ、スライドを読み終えると同時にSalesforceで通知を出すことができます。
API連携ができるツール2:UPWARD
UPWARDはフィールドセールスを効率化する営業支援ツールです。
ルートセールスなどの訪問する業務を効率化できるCRMで、Salesforceと連携することでSalesforceが持っている取引先データや商談データをUPWARDの地図と連携することができます。
そのため、より効率的な訪問計画を構築したり、別件ついでの訪問などを実現することで生産性をより向上させます。
API連携ができるツール3:Clearbit
ClearbitはCRM上の見込み顧客情報を収集する情報管理ツールです。
Salesforceにメールアドレスを追加することで、企業名や氏名などをもとにSNS上の情報を収集し、見込み顧客情報としてデータに追加することができます。
そのため、より詳しい顧客情報を管理できるようになります。
API連携ができるツール4:Zoom
Zoomはオンラインでの商談ができる営業支援ツールです。
Zoomは世界的に人気のあるオンラインミーティングツールで、相手がZoomを使用していなくても利用できるなどのメリットがあります。
SalesforceとZoomが連携することで、Salesforceと連携したままオンライン会議をスケジュールしたり、アクティビティを自動的に記録することができます。
API連携ができるツール5:Tenfold
Tenfoldはインサイドセールスをサポートする支援ツールです。
電話での営業活動といったインサイドセールスを支援するツールで、Salesforceと連携することでSalesforceの見込み顧客情報から優先度の高い見込み顧客をピックアップすることができます。
Salesforceとの連携方法を知ろう
Salesforceは社内システムやクラウドサービスと連携することでより便利に利用することができます。
ぜひこの記事でご紹介したSalesforceの連携対象やSalesforceと連携する方法、SalesforceとAPI連携ができるおすすめツールなどを参考にしてみてはいかがでしょうか。
]]>この記事の監修者・著者
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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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