2021/05/24

Salesforce Integration Cloudとは?概要について簡潔にご紹介

 
  

Salesforce Integration Cloudとは?

Integration CloudはSalesforceのサービスの1つで、Salesforceのクラウドサービスや外部サービスを継続的に接続し、手軽にデータの統合が行えるようにするためのサービスです。 このサービスは、Integration PlatformとIntegration Builder、そしてInegration Experienceの3つで構成されています。その中でもIntegration Platformは2018年にSalesforceが買収したMuleSoft社の技術で作られています。 業務アプリケーションのデータ統合をしたいのであれば、Integration Platformの技術を利用することで可能です。

Salesforceが買収したMulesoftってどんな会社?

Mulesoftは、アメリカ・サンフランシスコに本社を置くデータ統合プラットフォームを開発している会社です。 主なサービスにはMuleSoft Anypointがありますが、このMuleSoft Anypointの技術がSalesforce Integration Cloudにも使用されています。SalesforceによるMuleSoftの買収により、Salesforce Integration Cloudはより強力なサービスになりました。 また、買収以前においてMuleSoftの売り上げの半分以上はオンプレミスソフトウェア関連でした。 もしSalesforceからの買収がなければ、Salesforce側からすればオンプレミスソフトウェアの手がかりを得るのは難しかったでしょう。

Salesforce Integration Cloudでできること

Salesforce Integration Cloudでできることには、手軽なデータ統合や場所に囚われずにデータが活用できる点があります。 下記にて、その2点について説明します。

手軽なデータ統合

Salesforce Integration Cloudを利用することで、手軽にSalesforceのCloud Service群や外部サービスを継続的に接続できます。 データのマッピングをしたい場合、あらかじめSalesforceの既存サービスや複数のSalesforce組織の同時接続のデータソースを定義しておけば、GUIから項目ごとのレベルでマッピングすることが可能です。外部のサービスもサポートされています。 マッピングは、目的別にいくつかテンプレートも用意されているので、自分でゼロから作成する必要はありません。 もし独自に顧客のスコアや解約可能性、ライフタイムバリュー、顧客の過去の購買履歴のデータをがまとめられた画面を表示させたい場合、Integration Cloudで実現可能です。

場所に囚われず素早くデータ統合ができる

データがCloud、On-Premises問わずどこに置いてあったとしても素早くデータ統合ができます。 構築済みのコネクタとAPIで、統合されたエクスペリエンスをより実感できます。 もし今行っているビジネスの速度を上げていきたいのであれば、Integration Cloudの利用で実現可能です。

Salesforceと統合できるMuleSoftのAnypoint Platformとは?

MuleSoftからは、他にもフラッグシップ製品のAnypoint Platformというデータ統合できるサービスが提供されています。 MuleSoft Anypoint Platformは、主に開発・デプロイ・管理・セキュア・再利用の機能が備えられています。開発では、API設計やIntegrationをスピーディにでき、デプロイの機能ではあらゆるCloudやOn-premises環境も単一のランタイムで実行できます。 管理もひとつのインターフェースから可能で、自動化セキュリティでのセキュアな環境、そしてもともと搭載されているAPIやコネクターの再利用による開発速度の加速が望めます。 例として、Anypoint Platformの導入により開発スピードが2.5倍になった例もあります。

Oracle社のIntegration Cloudとは

Oracle社からも、Oracle Integration Cloud ServiceというSalesforceアダプタが提供されています。 こちらでもデータ統合が可能で、アプリケーション間接続の簡略化、またOn-premises環境にも対応しています。アプリケーションやOn-premisesの環境がどこに置かれていても、エンタープライズレベルでセキュアな接続ができます。 視覚的なデータマッピング機能も充実しており、データ構造の間の直接マッピングを容易に作成できます。アプリケーション間のデータをマッピングする場合、標準XPath関数を利用したり、参照表にアクセスすることも可能です。 このアプリケーション統合機能を使用すれば、ダッシュボードに実行している統合の情報が表示され、一目で各統合のステータスや処理統計が監視できます。

Salesforce Integration Cloudを活用して業務の効率化を図ろう!

Integration Cloudを利用することで、手軽にデータ統合することが可能です。 業務の効率化にもつながるので、ぜひ社内などへの導入を検討してみはいかがでしょうか。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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