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AWSのBIサービスであるAmazon QuickSightとは

BIサービスとは
BIサービスとは、企業に蓄積されている膨大なデータを解析して、企業活動に活用できるような形で提供するサービスです。 BIサービスによって、企業の経営状況や商品の売り上げ情報などについて分析でき、データ分析の専門家でなくても簡単に利用できます。 BIサービスは、企業がどのような方針を取るかの意思決定のために、蓄積されたビッグデータを活用できる形にしてくれる便利なサービスです。Amazon QuickSightの利用料金2つ

Standard Editionの場合
Standard Editionの場合は、ユーザーごとに利用料金が発生します。 Standard Editionの利用料金は、ユーザーあたり10GBのSPICE容量で月額12USDかかります。年間サブスクリプションの場合は、ユーザーあたり月額で9USDの利用料金が発生します。 SPICE容量を追加する場合には、1GBあたり0.25USDの利用料金が発生します。Enterprise Editionの場合
Enterprise Editionの場合は、閲覧者と作成者によって利用料金が違います。 閲覧者は、Amazon QuickSightのダッシュボードを利用するユーザーで、作成者はダッシュボードの作成などをするユーザーです。 閲覧者のユーザーあたりの月額料金は5USDで、作成者のユーザーあたりの月額料金は24USDです。また、閲覧者のセッションキャパシティの月額料金は4800USD~になります。AWSのBIサービスであるAmazon QuickSightの特徴3つ

AWSのBIサービスの特徴1:AWSのデータソースへ接続できる
1つめのAWSのBIサービスの特徴は、AWSのデータソースへ接続できることです。 AWSのBIサービスでは、さまざまなAWSのデータソースに直接接続して、データをインポートして活用できます。 AWSのデータソースに直接接続することで、必要なデータを取得して分析し、データを可視化して使いやすい形にし、より強力なビジネスモデルを構築できるようになることでしょう。ファイルのアップロードも可能
AWSのBIツールでは、データソースに直接接続してファイルのアップロードも可能です。 AWSのBIツールとRDSなどのAWSサービスを接続することで、データソースにファイルをアップロードして、データを追加できます。 アップロードできるファイルとしては、ExcelやCSV、JSONやPrestoなど、さまざまな形式のものがあります。AWSのBIサービスの特徴2:データダッシュボードを作成できる
2つめのAWSのBIサービスの特徴は、データダッシュボードを作成できることです。 AWSのBIサービスでは、複数人でデータの分析結果を共有するためのデータダッシュボードを作成して、閲覧者のユーザーとデータを共有できます。 データダッシュボードを作成すれば、簡単にデータの分析結果を共有できるので、組織やチームでビジネスにおける課題を共有するためにも役立つことでしょう。AWSのBIサービスの特徴3:ビジュアル作成の特徴
3つめのAWSのBIサービスの特徴は、ビジュアル作成の特徴です。 ビジュアルの作成とは、Amazon QuickSightでデータの分析結果を可視化して表示することで、AWSのBIサービスのビジュアルは、カスタマイズして作成できます。 大規模なデータセットからの作成や、選択したフィールドに基づいた作成、ポイントタイムビジュアルの作成などの特徴があります。大規模なデータセットから作成できる
AWSのBIサービスでは、大規模なデータセットからビジュアルを作成できます。 AWSのBIツールを使用すれば、大規模なデータセットを使用してビジュアルを作成して、より詳細なデータや正確なデータ分析ができるようになることでしょう。 また、ビジュアルを作成するために最低限必要なデータセットを理解しておくことで、よりシンプルなモデルを構築して分析できることでしょう。選択したフィールドに基づいて作成できる
AWSのBIサービスでは、選択したフィールドに基づいてビジュアルを作成できます。 フィールドは、タイトルなどのビジュアルに追加する項目のことで、AWSのBIサービスではフィールドに基づいてビジュアル作成ができます。 さまざまな項目の中から、適切なフィールドを使用してビジュアルを作成することで、より見やすいダッシュボードを作成できることでしょう。ポイントインタイムビジュアルを作成できる
AWSのBIサービスでは、ポイントインタイムビジュアルを作成できます。 ポイントインタイムビジュアルとは、ある地点や時間でのデータの解析結果をビジュアルとして作成することで、AWSのBIサービスでは、複数のポイントを設定してポイントインタイムビジュアルを作成できます。 データに適切なポイントを設定することで、必要なデータを取得してビジネスの改善に役立つことでしょう。AWSのBIサービスであるAmazon QuickSightの利用メリット6つ

BIサービスの利用メリット1:どこからでもダッシュボードが公開可能
1つめのBIサービスの利用メリットは、どこからでもダッシュボードが公開可能なことです。 AWSのBIサービスは、ブラウザがあれば利用可能なクラウドサービスなので、どこからでもダッシュボードを公開できます。 ダッシュボードの閲覧もブラウザやモバイルデバイスからでき、複数人でのデータの共有も迅速にでき、ビジネス課題の改善などにおける意思疎通も素早くできるようになることでしょう。BIサービスの利用メリット2:分析情報を簡単に閲覧できる
2つめのBIサービスの利用メリットは、分析情報を簡単に閲覧できることです。 AWSのBIサービスでは、簡単にデータを解析して分析情報を閲覧でき、チームや組織でもすぐに情報を共有できます。 グラフや表で可視化したデータの分析結果も、ブラウザやモバイルデバイスで簡単に閲覧でき、データ分析に詳しくない人や専門家ではない人でも、わかりやすい形で表示してくれます。BIサービスの利用メリット3:APIと統合できる
3つめのBIサービスの利用メリットは、APIと統合できることです。 AWSのBIサービスでは、APIを使用するアプリケーションにもビジュアルやダッシュボードを作成して埋め込めるので、APIと統合して利用できます。 ビジュアルやダッシュボードの埋め込みにコードを描く必要はなく、未使用であれば利用料金も発生しないので、気軽にBIサービスを利用できることでしょう。BIサービスの利用メリット4:複数言語のサポートがある
4つめのBIサービスの利用メリットは、複数言語のサポートがあることです。 AWSのBIサービスは、グローバル対応ができるように設計されたサービスで、あらゆる国のAWSリージョンで利用でき、複数言語のサポートがあります。 サポートがある言語には、日本語や英語、中国語や韓国語、ドイツ語やスペイン語などがあり、使用できるAWSリージョンには、日本やシンガポール、オレゴンなどがあります。BIサービスの利用メリット5:自動的にアップデートされる
5つめのBIサービスの利用メリットは、自動的にアップデートされることです。 AWSのBIツールを利用する場合は、分析方法を設定したら分析するデータを自動的にアップデートしてくれるので、アップデートのために必要な設定などの手間がかかりません。 自動的にデータをアップデートして、常に最新の状況を把握できるので、リアルタイムでビジネスの改善ができることでしょう。BIサービスの利用メリット6:初期費用が必要ない
6つめのBIサービスの利用メリットは、初期費用が必要ないことです。 AWSのBIサービスでは、BIサービスを利用した分だけ利用料金が発生するシステムで、初期費用は必要ありません。また、年間契約やサービスを未使用のユーザーへの課金も発生しません。 実際にBIサービスを利用したユーザーにだけ料金が発生するので、コストを気にせずに導入でき、手軽に利用できることでしょう。AWSのBIサービスであるAmazon QuickSightの利用方法5つ

BIサービスの利用方法1:アカウント登録
1つめのBIサービスの利用方法は、アカウント登録です。 AWSのサービスを利用するためには、AWSのアカウントに登録してサインアップする必要があり、BIサービスを利用するためには、AWSアカウントに登録します。 AWSの公式ページからAWSアカウントを作成して、AWSマネジメントコンソールからAmazon QuickSightにサインアップします。Amazon QuickSightの紐付け方法
Amazon QuickSightを使用するためには、AWSアカウントをAmazon QuickSightに紐付けます。 AWSマネジメントコンソールからAmazon QuickSightにサインアップし、利用するエディションやAmazon QuickSight固有のアカウントを入力すれば、AWSアカウントとAmazon QuickSightの紐づけが完了します。BIサービスの利用方法2:分析したいデータを登録する
2つめのBIサービスの利用方法は、分析したいデータを登録することです。 BIサービスを利用するためには、事前に分析したいデータを登録しておいて、分析結果をダッシュボードに表示します。 分析したいデータの登録は、Amazon QuickSightホームの「新しい分析」の「新しいデータセット」にて、データセットを登録すれば完了です。BIサービスの利用方法3:読み込むデータの種類を選択する
3つめのBIサービスの利用方法は、読み込むデータの種類を選択することです。 AWSのBIサービスでは、読み込むデータの種類を選択して、分析に適したデータを選択します。 データセットの登録の際に、Amazon S3やAthenaなどのデータソースを選択して、データソース名を設定すれば、読み込むデータの種類の選択が完了します。BIサービスの利用方法4:データの取り込みを完了させる
4つめのBIサービスの利用方法は、データの取り込みを完了させることです。 AWSのBIツールでいつでもデータを分析できるようにするために、データの取り込みを完了させておきます。 読み込みデータの種類を選択したら、取り込む対象のデータベース名とテーブル名を選択して、データのインポート先を選択してすすめば、データの取り込みが完了します。BIサービスの利用方法5:グラフを表示させる方法
5つめのBIサービスの利用方法は、グラフを表示させる方法です。 AWSのBIツールでは、分析結果をグラフ化して表示させられ、データをわかりやすい形で可視化して表示できます。 グラフを作成するためには、棒グラフなどのグラフのタイプを選択し、X軸とY軸に設定するデータを選択して、データの抽出条件を設定することでグラフを表示することが可能です。AWSのBIサービスを利用しよう

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞