2021/03/16

AWSの主なストレージサービス6選|サービス内容やメリットを解説

 
  

AWSとは

AWSとはAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。 AWSとは「Amazon Web Services」を略した言葉で、世界でもっとも使用されているクラウドプラットフォームです。 AWSではコンピューティングやストレージ、データベース、人工知能、機械学習といった175のクラウドコンピューティングサービスを提供しています。

AWSのクラウドストレージとは

AWSのクラウドストレージは高い信頼性と安全性、スケーラビリティを確保したストレージです。 AWSが提供するストレージサービスにはさまざまな種類があるため、ユーザーの目的に合わせて最適なものを選択できます。 また、どのストレージサービスもデータの保存やアクセス、管理、分析などに活用でき、さらに低コストでありながら俊敏性を高め、イノベーションの加速をサポートします。

クラウドストレージの種類3つ

AWSのクラウドストレージの種類をご紹介します。 AWSが提供するストレージサービスには3つの種類があります。AWSのクラウドストレージの利用を検討している方の中には、それぞれどのような違いがあるのか知りたいという方も多いでしょう。 ここではクラウドストレージの種類3つをご紹介しますので、どのような違いがあるのか参考にしてみてください。

クラウドストレージの種類1:オブジェクトストレージ

AWSのオブジェクトストレージは好みのデータ量とデータ保存、取得が実行できるストレージサービスです。 オブジェクトストレージは高いスケーラビリティやメタデータ特性を持ったストレージとなっているため、AWS上で拡張性や柔軟性が求められるようなアプリケーション開発に活用できます。 また、既存データストアをインポートして分析やバックアップも可能です。オブジェクトストレージには「Amazon S3」があります。

クラウドストレージの種類2:ファイルストレージ

AWSのファイルストレージはネットワーク接続ストレージサーバーによって提供されるストレージサービスです。 ファイルストレージにはさまざまなユースケースに向いているものと機械学習に向いているものがあります。 また、ファイルストレージには「Amazon Elastic File System」「Amazon FSx for Windows File Server」「Amazon FSx for Lustre」の3つがあります。

クラウドストレージの種類3:ブロックストレージ

AWSのブロックストレージは直接接続ストレージなどに近い特徴を持ったストレージサービスです。 ブロックストレージは超低レイテンシーで実行され、直接接続ストレージやストレージエリアネットなどに近い動作を行います。 また、ブロックストレージには「Amazon Elastic Block Store」があります。

AWSの主なストレージサービス6選

AWSのストレージサービスをご紹介します。 ここまでAWSが提供するストレージサービスの種類についてご紹介しましたが、他にもバックアップやデータ転送に使用するストレージサービスを合わせると、非常に多くのストレージサービスがあります。 ここではAWSの主なストレージサービス6選をご紹介しますので、どのような種類があるのか参考にしてみてください。

AWSの主なストレージサービス1:Amazon S3

「Amazon S3」は簡単に好きな量のデータ保存や取得に活用できるストレージサービスです。 AWSが提供するサービスの中でも非常にメジャーなもので、高い耐久性を持っていることからデータ損失はほぼ0だと言われています。 また、データ保存容量も無制限なので大容量データが保存でき、データはオブジェクト単位で管理されることからデータの取り出しや移動などが簡単に実行できます。

AWSの主なストレージサービス2:Amazon Elastic File System

「Amazon Elastic File System」はクラウドネイティブな完全マネージドタイプのNFSファイルシステムです。 ファイルストレージの1つで、標準ストレージクラスと低頻度アクセスストレージクラスの2種類を提供しています。 また、アプリケーションを中断せずにオンデマンドで自在にスケールすることができる設計になっており、自動で拡大、縮小するため、ユーザー側で容量管理する手間が省けます。

AWSの主なストレージサービス3:Amazon FSx for Windows

「Amazon Elastic File System」はWindows Server上に構築されたストレージサービスです。 スケーラブルな完全マネージドタイプのファイルストレージです。Windows Server上に構築され、エンドユーザーファイルの復元やユーザークォータ、アクセスコントロールリストなどのさまざまな管理機能をユーザーに提供します。

AWSの主なストレージサービス4:Amazon FSx for Lustre

「Amazon FSx for Lustre」は機械学習ワークロードを強化できるストレージサービスです。 コンピューティングワークロード向けの高性能ストレージを提供する、完全マネージドタイプのファイルストレージです。ワークロード案件ごとに最適なコストやパフォーマンスを提供します。 また、Amazon S3とリンクさせることも可能となっており、統合することで同時にアクセスして処理を実行できます。

AWSの主なストレージサービス5:Amazon Elastic Block Store

「Amazon Elastic Block Store」はハイパフォーマンスワークロードに必須のストレージサービスです。 Amazon EC2と組み合わせて使用するために設計されており、どんな規模でも使いやすいブロックストレージです。 また、5種類のボリュームタイプから好きなものを選択できるため、目的に合わせて最適なコストとパフォーマンスのバランスを保てます。

AWSの主なストレージサービス6:Amazon StorageGateway

「Amazon StorageGateway」はオンプレミス環境からデータ保存ができるハイブリッドクラウドストレージサービスです。 ユーザーのオンプレミス環境からAWSクラウドへ接続し、データ保存ができるストレージサービスで、シームレスな統合と安全な通信を実現しています。 Amazon StorageGatewayを利用することで、バックアップをクラウドへ移行することが可能です。

AWSストレージサービスのメリット6つ

AWSストレージサービスのメリットをご紹介します。 他のオンラインストレージサービスと比較して、AWSのストレージサービスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。 ここではAWSストレージサービスのメリット6つをご紹介しますので、具体的なメリットについて参考にしてみてください。

AWSストレージサービスのメリット1:容量の拡張が簡単に行える

AWSストレージサービスは容量の拡張が簡単です。 AWSが提供するストレージサービスは非常にスケーラブルな特徴を持っており、伸縮自在です。容量の拡張が容易に行えるため、事業拡大などで容量の拡大が必要になったときには、ストレージ容量をスムーズに増設できるようになっています。 また、CPUやメモリもストレージ容量と同様に簡単に拡張できます。

AWSストレージサービスのメリット2:複数の利用者でファイル共有が可能

AWSストレージサービスは複数の利用者でファイル共有ができます。 AWSのストレージサービスなら、管理者でアクセス許可の制限を設けながらファイルを共有できます。そのため、複数のメンバーでも安全にファイル共有が行えます。 また、ストレージ環境自体のセキュリティも第三者機関認証を取得しており、常に最新の環境が適用されています。

AWSストレージサービスのメリット3:導入費用が掛からない

AWSストレージサービスなら導入費用も不要です。 一般的に、オンプレミスでストレージを導入する場合はハードウェアやソフトウェアを用意する必要があるため、高額な導入費用がかかります。しかしクラウドサービスであるAWSのストレージサービスなら、そういった導入費用は一切掛かりません。

AWSストレージサービスのメリット4:コストを削減できる

AWSストレージサービスならコストを削減できます。 前述のとおり、AWSのストレージサービスは導入する場合にハードウェアの設置が必要なく、ソフトウェアを購入する必要もありません。また、その他の初期費用も掛からず、料金形態は使った分だけ支払う従量課金制となっています。 そのため、定額制などの他のストレージサービスを利用するよりも大幅にコストを削減することが可能です。

AWSストレージサービスのメリット5:高いセキュリティ&コンプライアンス機能

AWSストレージサービスなら高いセキュリティとコンプライアンス機能が搭載されています。 AWSのAmazon S3やAmazon Glacierは3種類の暗号化形式をサポートしており、AWS CloudTrailはAPI呼び出し監視やログを提供します。 また、その他のストレージサービスも同様に高いセキュリティを提供しており、世界中のほぼすべての規制機関のコンプライアンスを満たしています。

AWSストレージサービスのメリット6:柔軟な統合管理機能

AWSストレージサービスなら柔軟な統合管理機能が搭載されています。 AWSが提供するストレージサービスでは、ユーザーはストレージの使用量やコスト、セキュリティなどを確認しながら非常に柔軟なストレージ管理が実現できます。 また、Amazon S3はAWS Lambdaと連携することで、アクティビティの記録やアラートの定義、ワークフローの呼び出しなども実現します。

AWSストレージサービスの機能や特徴を理解しよう

AWSではさまざまな特徴のあるストレージサービスが提供されています。 ぜひこの記事でご紹介したAWSのクラウドストレージの種類や主なストレージサービス6選、AWSストレージサービスのメリットなどを参考に、AWSが提供するストレージサービスについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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