2020/12/17

エンジニアの転職活動にSNSを利用するメリットを解説!成功事例も紹介

 
  

企業のSNS活用割合は?


総務省が発表した「平成30年通信利用動向調査の結果」によると、SNSを活用している企業は、全業種の中で36.7%という結果でした。
平成29年の調査では28.9%だったことから、7.8ポイント増加したことになります。

産業別に見ると、もっとも導入割合が高いのは不動産業で58.7%です。
平成29年も46.2%でも産業別で1番目でしたが、さらに伸ばしました。
2番目は金融保険業で51.7%、3番目は卸売・小売業の46.9%と続きます。
逆に建設業や製造業、運輸・郵便業はいずれも20%台で、SNSの活用があまり進んでいません。

企業規模別で見ると資本金が50億円以上の企業と10億円以上50億円未満の企業は、いずれも50%に迫る水準です。
5,000万円以上1億円未満の企業と1,000万円未満の企業も比較的高く、40%前後がSNSを活用しています。
もっとも低いのは3,000万円以上5,000万円未満の企業で、企業規模とSNSの活用割合はあまり相関関係がないようです。

表1:産業別SNS活用状況

平成30年 平成29年
全体 36.70% 28.90%
建設業 26.30% 18.80%
製造業 23.70% 19.40%
運輸・郵便業 24.10% 16.50%
卸売・小売業 46.90% 32.10%
金融・保険業 51.70% 39.20%
不動産業 58.70% 46.20%
情報通信業 46.40% 40.80%
サービス業・その他 43.40% 36.90%
表2:資本金規模別SNS活用状況

平成30年 平成29年
1000万円未満 39.70% 33.50%
1000万円~3000万円 36.20% 26.70%
3000万円~5000万円 29.60% 23.50%
5000万円~1億円 40.60% 28.90%
1億円~5億円 30.40% 28.40%
5億円~10億円 32.80% 37%
10億円~50億円 49.40% 31.30%
50億円以上 49.30% 48.60%

SNS活用の目的は?


SNSを活用する目的でもっとも多いのは「商品や催物の紹介、宣伝」で、68.7%の企業が回答しています。
次いで「定期的な情報の提供」で53.6%、「会社案内、人材募集」の40.6%と続きます。
また「商品や催物の紹介、宣伝」と「定期的な情報の提供」は平成29年の調査よりも、回答企業が減っているのが特徴です。

逆に「会社案内、人材募集」は平成29年よりも5.1ポイントも伸びています。
採用活動でSNSを活用する企業が増えていることがうかがえるでしょう。
これからはSNSを通じて転職に役立つ情報が発信されることも増えると見込まれます。

SNSを利用していないと、重要な情報を逃してしまうこともあるかもしれません。
そのため転職を検討しているエンジニアも、採用活動をする企業と同様にSNSを活用するのが望ましいです。

表3:SNS活用目的・用途 ※複数回答

平成30年 平成29年
商品や催物の紹介・宣伝 68.70% 73.70%
定期的な情報の提供 53.60% 59.60%
会社案内・人材募集 40.60% 35.50%
マーケティング 17.30% 20.90%
消費者の評価・意見の収集 8.30% 12.90%
申込みや届出の受付 4.20% 4.10%
電子公告・決算公告 2.20% 0.90%
その他 6.00% 3.30%

エンジニアの転職活動にSNSを利用するメリット3つ


多くの企業がSNSを活用している現代において、エンジニアの転職活動を行う際にもSNSを活用することが重要になってきています。
それでは、エンジニアの転職活動でSNSを利用することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここではエンジニアの転職活動にSNSを利用するメリット3つをご紹介します。

1:気軽にコンタクトをとりやすい

現在ではさまざまな企業がTwitterなどで公式アカウントを運営していますが、非常に親しみやすくユニークな企業アカウントが多くなってきています。
そのため、SNSの企業アカウントであれば、エンジニアの転職活動のためのコンタクトも他の媒体より気軽にとることができます。

2:ポテンシャルをアピールできる

SNSはエンジニアとしての自分のポテンシャルをアピールするのにも有効なコンテンツです。
人のポテンシャルは外から見ても判断することはできません。
しかし、毎日IT資格取得のための勉強を行っていることや、プログラミングの学習をしていることをSNSで発信することで、エンジニアとしてのポテンシャルがある人材だと判断してもらいやすくなります。

3:自分の人柄をアピールできる

企業が人材を採用するにあたって、人柄は非常に重要な要素となっています。
勿論エンジニアとしての技術力も重要ですが、人柄に難ありだと判断されると採用が見送られるケースもあります。
面接という短い時間だけで転職希望者の人柄を評価するのは難しいですが、企業はその人のSNSを見ることで日頃の発言から人柄が把握できるようになるため、SNSは転職活動に活かすことが可能です。

エンジニアの転職活動にSNSを利用するポイント3つ


ただ単にSNSを運用するだけでは、エンジニアの転職活動にうまく活かすことはできません。
ここではエンジニアの転職活動にSNSを利用するポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:面接官に見られている気持ちで発信する

SNSは企業にとっても候補者を評価するのに役立つツールとなるため、採用担当者は候補者のSNSアカウントの発信を見ていると考えてよいでしょう。
そのため、常に面接官が見ているつもりでSNSを運用することで、転職活動に活かすことができます。

2:自分が得をする情報に限った内容を発信する

採用側が見ている以上、SNSでは自分が得をする情報を発信することが重要です。
関係のないことを発信する時間があれば、勉強時間に割り振ったほうが建設的です。
そのため、SNSでは公共の場で発言していい内容か気を付け、メリットがある内容のみを発信するようにしましょう。

3:転職活動をしている趣旨のことを発信する

SNSで普段から転職活動を行っていることを発信しておけば、それを目にした企業の採用担当者の目に付く可能性があります。
また、SNSからエンジニアとしてのスキルやポテンシャルなどが感じられるようであれば、そのままIT企業にスカウトされる可能性もゼロではありません。

エンジニアの転職活動にSNSを利用するときの注意点


SNSでは何気ない発言によって炎上したり、嫌がらせのリプライなどを受ける可能性があります。
そのため、そういったトラブルを避けるためにも、転職活動で利用するSNSでの発信内容は限定するようにしましょう。

SNSを利用したエンジニア転職活動の成功事例


SNSを活用することで実際に転職活動に成功したケースもあります。
そのため、どのような成功事例があるのかについても知っておくのがおすすめです。
ここでは最後に、SNSを利用したエンジニア転職活動の成功事例についてご紹介します。

Twitterでアウトプットをアピール

ある方は、プログラミングスクールを受講してPHPを学び、Twitterを使って毎日のように受講内容や作成途中のプログラムのURLなどを発信していました。
ひと目でやる気が高くポテンシャルがあるとわかるようにTwitterを運用することで、無事に未経験から人気企業への転職を成功させることができました。

Twitterで転職活動をしていることを拡散

近年ではTwitterで転職活動していることをツイートし、企業からのスカウトを直接受けるといったケースも増えてきています。
自分のスキルや年齢、経験や希望職種などを掲載した情報を拡散してもらうことで、人材を探している企業から直接スカウトを受けて転職活動に成功した事例もあります。

転職活動でもSNSを活用しよう


SNSを活用する企業は増加傾向にあります。
新商品や催物をSNSで紹介する企業も多く、宣伝や情報提供には欠かせないツールになりつつあるでしょう。
また、約4割の企業が採用活動にSNSを活用しています。
転職活動で情報収集を行うエンジニアも、ぜひSNSを活用するようにしましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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