Amazon EC2の料金形態
AWSのサービスのひとつにAmazon EC2があり、EC2には3つの料金形態が用意されています。
- オンデマンド:時間課金のことで、時間または秒あたりの料金が発生します
- リザーブドインスタンス:長期契約割引のことで、オンデマンドに比べて料金が大幅に割引になります
- スポットインスタンス: AWSのサーバー上にあるものの使われていないEC2のインスタンスに価格をつけ、その入札価格がスポット価格となる形態です
この中から利用状況に合った料金形態を選びます。
料金支払いの注意点
EC2の料金はインスタンスを開始してから終了するまで発生する仕組みです。
各インスタンスの時間当たりの料金が発生し、1時間未満の場合は1時間分として請求されます。
例えば、1時間30分から2時30分まで起動した場合、2時間分の料金が発生します。これはAWS側では1時間ごとに課金計算処理が行われるためです。
AWSには予約することで安く使えるサービスがある

AWSでは約70種類を超えるサービスに従量制料金を採用していますが、さらにお得に使う方法として「予約する」という手段があります。
それがリザーブドインスタンスの活用です。
Amazon EC2 のような特定のサービスでは、リザーブドインスタンスを利用することが可能です。
リザーブドインスタンスを利用すれば、オンデマンドに比べて約75%料金を節約できます。
リザーブドインスタンスには全額前払い、一部前払い、前払いなしの3つのオプションが用意されています。
前払いの額を多くするほど割引率も高くなり、全額前払いでは割引率が最大となります。AWS運用のコストを最大限削減したいインフラエンジニアの方は、こちらの料金形態がおすすめです。
リザーブドインスタンスで運用コストを圧縮
AWSのサービス70種類以上が従量制料金を適用しており、必要な分だけ料金を支払えば良いため、コストを抑えることができます。
さらに料金を節約する場合は、リザーブドインスタンスを活用した前払い制度を利用するのがおすすめです。
全額前払いで1年契約をすれば、最大限の割引を受けられます。
サービスの利用形態によって適した支払い方法を選べるので、契約の際にはしっかりと規約を確認しましょう。]]>
この記事の監修者・著者
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株式会社オープンアップITエンジニア
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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞