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AWS Direct Connectはどんなサービス?

AWSを自拠点まで繋ぐには?
AWSを自拠点まで繋ぐには、主にインターネット回線で繋ぐ方法と、AWS Direct Connectを利用する方法の、どちらかの方法をとることになります。 また、インターネット回線で繋ぐ方法には、VPCを利用する方法とRoute53を使用する方法の2種類があります。インターネット回線で接続

AWS Direct Connectで接続
AWS Direct Connectを利用することでAWSを自拠点と繋ぐことが可能になります。 データを大量に、かつプライベート仮想インターフェイスの確立をすることから安全に通信することが可能です。コンソールを開いてプライベート仮想インターフェイスを設定し、作成することで接続が可能になります。 例えば、大量のデータを通信したい場合には、AWS Direct Connectを利用することになるでしょう。AWS Direct Connectを導入するメリット7選
AWS Direct Connectを導入することにより、7つものメリットを受けることができます。 そのメリットとは、通信速度が安定すること、大容量のデータ通信が可能になること、初期費用がかからないこと、基本料金がないこと、データ転送量が割り引かれること、安全性が高まること、VPNを併用できることの7つです。 それぞれがなぜメリットになっているのかを説明していきます。AWS Direct Connectのメリット1:通信速度が安定する

AWS Direct Connectのメリット2:大容量のデータ通信が可能
AWS Direct Connectの使用により、大容量のデータ通信を行うことが可能になります。その容量は、ホスト接続で50Mbpsから500Mbpsです。 さらに、AWS Direct Connectパートナーは、承認によって1、2、5、10Gbpsといった容量のプロビジョニングが可能になります。これにより、さらなる大容量のデータ通信が可能になります。AWS Direct Connectのメリット3:初期費用がかからない
AWS Direct Connectには初期費用が不要です。 最低料金やセットアップ料金、最低限契約期間も不要ですので、使用した分の料金を支払う従量課金制になります。従量課金制の為、AWS Direct Connectを利用することで、ネットワーキングコストの大幅な削減が可能になります。AWS Direct Connectのメリット4:基本料金なしで使った分だけ支払う
AWS Direct Connectにおける料金は、ポート時間、データ転送に分けられています。ポート時間料金は、専用接続かホスト型接続かの、接続タイプと容量によって決まります。 専用接続においては、容量1GBにつき1時間あたり0.285USD、10GBにつき1時間あたり2.142USDが料金としてかかります。 ホスト型接続においては、容量によって料金が変わってきます。以下参考にして下さい。 ・容量50MBにつき1時間あたり0.029USD ・容量100MBにつき1時間あたり0.057USD ・容量200MBにつき1時間あたり0.076USD ・容量300MBにつき1時間あたり0.114USD ・容量400MBにつき1時間あたり0.152USD ・容量500MBにつき1時間あたり0.190USDAWS Direct Connectのメリット5:データ転送料が割り引かれる
自分専用接続の利用によって転送するデータはすべて、インターネットにおけるデータ転送料金でなく、割引が適用されたAWS Direct Connectにおけるデータ転送料金の適用対象となります。 料金は具体的にはロケーションとリージョンによって差異が生じます。例えば、日本のロケーションであれば、アメリカは0.0491USD、カナダは0.0500USD、日本は0.0600USD、ソウルやシンガポールや香港は0.0410USDなど、リージョンにより差異が生じています。AWS Direct Connectのメリット6:セキュリティが強く安全性が高まる
AWS Direct Connectを利用することで、セキュリティは強く安全性が高まります。 その理由は、専用線であるためです。インターネット回線と分離しており、外部からの危険な行為を防ぐことが可能になります。これにより、セキュリティを強くすることが可能になっています。AWS Direct Connectのメリット7:VPNを併用できる
AWS Direct Connectでは、接続バックアップのためにAWS VPNの設定が可能です。 AWS VPNを使用することで、AWSサイト間接続との組み合わせで暗号化通信において専用回線の利用が可能になります。また、仮想トンネルを2つ設けるので、冗長性の確保が可能になり、高い可用性をもちます。 VPNを併用することで、このようなメリットを受けることができます。AWS Direct ConnectにAPNパートナーが必要な理由3選
AWS Direct Connectには、APNパートナーが必要になります。 理由は3つあり、1つ目は、AWS Direct Connectとの契約がAPNパートナー経由であること、2つ目は、AWSから自拠点まで接続してくれること、3つ目は、システムや最適なプランの相談が可能になることです。 それぞれ詳しく説明していきます。APNパートナーが必要な理由1:AWS Direct Connectとの契約はAPNパートナー経由

APNパートナーが必要な理由2:AWSから自拠点まで接続してくれる
AWS Direct Connectにおいては、ロケーションまで専用線を利用できますが、そこから自拠点までの接続回線は、ユーザー側の用意となり、別途費用がかかります。セキュリティに関しても同様です。 APNパートナーは、AWS Direct Connectまで接続してくれたり、セキュリティに関してサポートしてくれたりします。APNパートナーが必要な理由3:システムや最適なプランの相談ができる
APNパートナーは、AWS Direct Connectに関してだけでなく、AWSを利用する際のシステム構成に関して相談ができ、場合によっては料金プランの提案があります。 APNパートナーの選定により、容量、速度など、最適なものを利用でき、場合によっては費用を抑えることもできるようになります。APNパートナーごとにサポートや料金が違う
APNパートナーごとにサポートや料金は変わってきます。 APNパートナーは、AWS Direct Connectのセンターまで繋がる回線において、専用線のみの方法以外にもさまざまな方法を選択することができます。 このように、APNパートナーは、それぞれ接続方法、拠点ルーターのマネージドサービスの有無、帯域の違いなどサポートが異なります。したがって料金も変わります。AWS Direct Connect導入の前にAPNパートナーに相談してみよう

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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