2020/12/17

エンジニアにコミュニケーション能力が必要な理由6つ|高める方法5つも紹介

 
  

エンジニアに必要なコミュニケーション能力とは


エンジニアという職業は、コミュニケーション能力は不要と思われることがあります。
実際にはコミュニケーション能力が高い方が円滑に業務を遂行できますし、有利になる場面も少なくありません。

ここからは、エンジニアにコミュニケーション能力が求められる理由について説明していきます。

エンジニアにコミュニケーション能力が求められる理由

エンジニアの仕事に対して、パソコンに向かって1人で黙々と作業するイメージを抱く人は多いです。
確かに、そのような仕事を行うこともあります。

しかし、1人で黙々と作業するような仕事はエンジニアの仕事のうちの、ほんの一面に過ぎません。
実際には、人とコミュニケーションを取りながら仕事を行う場面も多いです。

エンジニアの仕事では、1人でだけが行う作業で完結することはあまりありません。
何人ものエンジニアが役割分担をして、1つのシステムを作り上げます。
そのため、情報伝達や情報共有、工程間の調整などが必要になるのです。

また、顧客から話を聞いて、顧客が望んでいることを汲み取らなければなりません。
そして、顧客に対して提案を行い、納得を得る必要があります。
こうしたことは、一定水準のコミュニケーション能力がないとできません。

エンジニアにコミュニケーション能力が必要な理由6つ


コミュニケーション能力は、基本的に意思疎通を行う能力のことを指します。
自分が思っていることを相手に伝えたり、相手の意図を汲み取ったりする能力です。
そして、汲み取った意図を自分の言動に反映させなければなりません。

例えば、若手のうちは上司に報告や連絡、相談をする機会が多いです。
この時に、単に事実を淡々と伝えるだけでなく、上司が状況を把握しやすいように取り計らいましょう遅れそうな箇所や、気になる箇所などがあれば、上司から聞かれる前に自分から言っておくような具合です。
そうすれば、上司も対応が楽になります。

このようなことを実践するのが、エンジニアに求められるコミュニケーション能力です。
また、上司の立場であれば、チームのメンバーとの信頼関係を築くことが求められます。
メンバーの目線に立って、サポートすることが信頼関係構築につながることが多いです。
信頼関係が構築できれば、メンバーにとって困った時に相談しやすい環境になります。
これができていない上司だと、メンバーが相談しづらく感じるため、チーム全体のパフォーマンスが下がってしまうでしょう。

1:プレゼン能力の向上

エンジニアにも、プレゼンテーション能力が求められることがあります。

顧客相手だけでなく、社内でも業務に関する提案が必要になる場面が出てきます。
提案に納得してもらうには、自分が理解しているだけでなく、聞き手が理解できるように説明する能力が必要です。

2:クライアントとの信頼関係の向上

エンジニアは、クライアントと直接関わることがあります。
クライアントと良い関係を築き、それを継続するためにコミュニケーション能力は欠かせません。

クライアントから質問を受けたり、時にクレームが来たりすることがありますが、コミュニケーション力があれば信頼関係の向上に繋がります。

3:ヒアリング能力の向上

エンジニアがクライアントと会話する際には、ヒアリング能力が必要になってきます。

相手が何を求めているのか、何に需要があるのかを理解し、クライアントの望んでいることを汲み取らなくてはなりません。
相手の意思をしっかりと受け取るには、コミュニケーション能力が求められます。

4:円滑な業務の遂行

エンジニアは一人で仕事を進めることが少なく、チームで共同作業することが多いです。
チームメンバーと意思疎通したり、認識合わせをする場面ではコミュニケーション力が重要になってきます。

円滑に業務を進めるためには、コミュニケーション能力が必要です。

5:交渉力が向上

エンジニアがクライアントやリーダーと会話する際には、交渉が必要な場面が出てきます。
急な仕様変更や修正作業が発生した場合、納期や品質について相談しなくてはなりません。

クライアントとの信頼関係を傷つけず、しかしエンジニア側の要望を通すのには、交渉力が求められます。
交渉力の向上のためには、コミュニケーション力が活かせます。

6:部署との連携効率が向上

クライアントのもとで作業するエンジニアにとっては実感しにくいかもしれませんが、他部署と連携することは業務における課題解決やキャリアの向上に繋がります。

営業にクライアントの管理職との仲を取り持ってもらってコネクションを作ったり、良いと思った人材を人事へ紹介することで自社に貢献したりもできます。

エンジニアがコミュニケーション能力を高める方法5つ


ここまではコミュニケーション能力が必要な理由について紹介しましたが、ここからはコミュニケーション能力を高める方法について紹介していきます。

意識を持って話したり、話し方に少し工夫を加えるだけでもコミュニケーションは大きく変わります。
コミュ力を高める具体的な方法について、見ていきましょう。

1:報連相を意識する

まずは、報告・連絡・相談が適切にできているか意識しましょう。
コミュニケーションが苦手でも、他の人と連携して業務を進めていく以上は報連相が必要になります。

報連相は仕事におけるコミュニケーションの基本です。
しっかり実践できれば、コミュニケーション能力の土台となります。

2:相手の真意を聞く

「コミュニケーション」というと自分から話す時のことを考えるかもしれませんが、相手の話を聞く力が非常に重要になってきます。

相手の話を最後まで聞き、相手が何を考えているのかを理解することが大切です。
また、聞いてもわからないという時は、素直に質問してみましょう。

3:相手の立場を意識する

話す時には、相手の立場を意識することも重要です。
自分の視点だけでなく、相手側にどう聞こえるかを意識するようにしましょう。

相手の立場を考えることで客観的な視点を持つことができ、コミュニケーション能力の向上に繋がります。

4:結論や目的から話す

業務に関する会話や報告をする場合には、結論や目的から話すように心がけてみましょう。
目的がわからないままだらだらと話すのは、相手からすると何について話しているのか理解しにくくなってしまいます。

話のはじめに要点を伝えることで、コミュニケーションの質を高められます。

5:言葉を選びながら伝える

職業上、エンジニアは専門用語を使う機会が多いですが、専門用語というのは誰もが知っている言葉ではありません。

話す相手によって使う言葉を変えることで、誰にでも伝わる話し方ができるようになります。
言い換える言葉を考えたり、表現を変えることで自分自身の語彙量も増やせます。
コミュニケーション能力を高めるのに有効な手段です。

エンジニアのコミュニケーション能力は仕事の能率を上げる


エンジニアにとって、コミュニケーション能力の重要性は意外と高いです。
コミュニケーション能力が低いと、情報伝達が上手くいかず、仕事の能率が下がってしまう可能性もあります。

専門分野の知識やスキルも大事ですが、コミュニケーション能力もきちんと身につけていきましょう。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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