2020/10/23

AWSの勉強方法6選|効率的に学ぶ手法やおすすめの本も紹介!

 
  

そもそもAWSとは?

AWS(Amazon Web Services)はAmazonが提供するクラウドプラットフォームです。世界中にあるデーターセンターから175以上のサービスを提供しています。

クラウドサーバー環境の構築・Webサイト運用、データ保存、コンテンツ配信、データベース活用、アプリ開発、IoT(ITとデバイスを組み合わせた課題解決)構築、AI(人工知能)機能を活用できる人材は、今後活躍の場が期待できるでしょう。

AWSに付随して勉強しておきたいこと

AWSのクラウドコンピューティングサービス機能を活用するには、クラウドに関する基礎知識が必要です。

インフラ構築、システム開発、サーバー設計、サーバー管理やネットワークやセキュリティ、ハードウエアの構築や運用や保守などに関する知識について、まず基礎知識としてクラウドとインフラの主な機能についてお伝えします。

クラウドに関する基礎知識

クラウドサービスの分類は、SaaS(ネットワークを経由してソフトウエアを提供)、PaaS(アプリケーションを構築して稼働させる環境開発をネットワーク経由で提供)、IaaS(サーバーや記憶装置などインフラ機能をネットワーク経由で提供)この3つです。

クラウドコンピューティング構成技術、セキュリティ、プライベートクラウドとAWSが含まれるパブリッククラウドの基礎知識やクラウド活用事例を理解しておきましょう。

インフラに関する基礎知識

従来のインフラ整備に必要なオンプレミス型スキルとAWSなどのクラウド型の両方の基礎知識がインフラに関する知識です。

システム開発、サーバーOSとネットワーク設計、構築、運用、保守に関するスキル、セキュリティ知識とセキュリティ製品を扱うスキル、ハードウエアの知識と幅広く従来のインフラとクラウド型のインフラ機能のIaaS部分の基礎知識を段階ごとに学習していきましょう。

AWSの勉強方法6つ

AWSの勉強方法をご紹介します。AWSは前述のとおり多様な機能がありますので、効率的で相性の良い勉強方法を見つけて習得しましょう。

AWS全体やサービスの概要を理解する、オンライン学習サイトを利用する、主な学習サイトで学ぶ、AWS公式オンラインセミナー受講、JAWSイベント参加する、AWSを実際に使いながら覚えてAWS認定資格を取得する、この6つの学習方法についてお話しします。

AWSの勉強方法1:まずはAWS全体やサービスの概要を理解する

まず、何がどう利用できるのか、各サービスの概要を理解しましょう。ビジネスでの活用方法やどのように導入しているのか理解することで活用イメージをつかみやすくなります。

AWS EC2(仮想サーバー)やAWS S3(多機能ストレージサービス)、AWS RDS(データベース)、AWS VPC(仮想ネットワークサービス)、AWS Lanbda(サーバーが不要でコード実行機能)などのAWSの主なサービスがあります。

AWSの勉強方法2:オンラインの学習サイトを使用する

AWSの勉強方法の一つに、初心者向けのクラウドコンピューティングやインフラについての講座から、上級の講座まで受講できる、有料のオンライン学習サイトがあります。

学習内容にあわせた講座が用意されていますので、初心者から理解度にあわせて勉強することができ、オンラインのため自宅で自由に時間を使うことが可能です。

今回は主な学習サイトUdemyとQWIKLABSについて、それぞれの特徴やメリットをご紹介します。

オンライン学習サイト:Udemy

Udemyは学びたい人や教えたい人のオンラインマーケットプレイスで、学びたい分だけ購入ができるオンライン学習サイトです。

AWSの講座が初心者から上級者まで学びたい講座を選択でき、オンラインのメリットを活用して理解を深めることができます。

また、Udemy for Businessには、企業のIT人材育成を目的にした定額制のオンライン学習サイトがあります。

オンライン学習サイト:QWIKLABS

QWIKLABSは、AWSやGCP(Google Cloud Platform)のアプリケーションの開発およびテストに使用できる仮想マシンと物理マシンのコレクション(ラボ環境)を一時的に払い出して、体験学習できるサービスです。

日本語に対応している講座や、英語のみの講座があり、無料の講座も用意されています。さらに、クラスルーム型とセルフペース型にわかれ、初心者から上級者まで30分単位や数日間の講座まで豊富な講座があります。

AWSの勉強方法3:AWS公式のオンラインセミナーで学ぶ

AWS公式サイトのオンラインセミナーが開催されています。初心者から上級者までの各機能について効率的に学べる勉強の場がオンライン上にあり、ここではレベルに合わせたオンデマンド動画視聴ができます。

また、AWSクラウドジャーニー(初心者)向けにAWS基礎知識を約2.5時間程度の無償トレーニングイベントが定期的に開催されています。

なお、使用するにはAWSアカウントID登録、ならびに各セミナーへの申込みが必要となります。

AWSの勉強方法4:JAWSのイベントに参加する

JAWS(Japan Amazon Web Service)はAWSを使用しているユーザーのコミュニティです。JAWS-UG(AWS Users Group-Japan)という名称で日本のコミュニティ活動を全国で開催しています。

JAWSは参加ルールやマナーを守り相互の協力と目的を共有する勉強の場となります。開催される勉強会に参加する場合は、会員登録や企業登録は不要ですが、各イベント一覧を確認後、専用サイトから申込みが必要となります。

AWSの勉強方法5:AWSを実際に使いながら勉強する

AWS公式サイトが提供しているAWS Hands-on for Beginnerというコンテンツサービスがあります。初心者向けの動画をみながら実際にAWSサービスを使用して学ぶコンテンツです。

オンデマンド配信(約2時間程度)なので受けたい時間に学習ができます。理解できるまで振り返ることも可能です。

Webinerシリーズ第一部として「初めてサーバーレスなアーキテクチャを組むことを目的とした講座」で実践的な勉強ができます。

AWSの勉強方法6:AWS認定資格を取得する

AWS認定資格はAWSのクラウド機能別の専門知識の理解度を確認することや、その証明になります。個人または組織においてAWSを効率的に活用して環境構築に役立つスキルの証明として就職や転職の強味になるでしょう。

それぞれの専門分野や役割ごとにあらゆる認定試験が用意されています。認定試験の中で主な二つ、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトとAWS認定クラウドプラクティショナーについてご紹介します。

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト

1年以上の実務経験を持つソリューションアーキテクト担当者対象の資格です。認定試験では、アプリケーションの構築、ソリューション定義、コスト効率に基づく実装ガイダンスを組織に提供できるかを求められます。

AWSトレーニングコースなどを受けて認定準備と実務経験を積みましょう。推奨される知識と経験を確認してトレーニングコースを始めるか、その他のリソースが多く用意されているのでご自身に合った学習方法を選択しましょう。

AWS認定クラウドプラクティショナー

AWSのクラウド知識とスキルがあり、全体的な理解を効果的に説明できる人が対象の認定資格です。この試験はオンラインまたは実際のテスト会場での受験ができます。

テクノロジーやマネジメント、販売、購買ファイナンスの分野で最低6ヶ月のクラウド経験を積んでいること、さらに、ITサービスの知識、AWSクラウドプラットフォームでのサービスの使用に関する知識を十分に身につけていることが推奨されています。

AWSのトレーニングコースや実践的な経験をつみましょう。

AWSの勉強のためのおすすめ本4選

AWSのトレーニングコースなどオンラインスクールなどの勉強方法をご紹介しました。

オンライン学習と併せてわかりやすい書籍を用意しておくと、さらに復習や苦手なところを重点的に勉強ができます。ここでは、具体的でわかりやすい書籍として、AWSの勉強におすすめの本、4冊をご紹介します。

AWSの勉強のためのおすすめ本1:ゼロからわかるAmazon Web Services超入門 はじめてのクラウド

はじめての方におすすめの一冊がこちらです。多くのAWS機能の中から得に重要なものを厳選して解説しています。

著者の方は、システムエンジニア・プログラマーとして活躍されている方で、情報処理技術者で情報セキュリティスペシャリストとネットワークスペシャリストの知識がある方です。多数の開発者向け実践本も執筆しています。

練習問題、解答と解説集付きです。主な機能を学び実践に活かす初心者向けの一冊です。

AWSの勉強のためのおすすめ本2:Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

2020年2月6日発売された改訂版3が最新版となります。AWSのネットワークやサーバーを構築できることを目的にした内容です。実践的な勉強に向きインフラを学びたい技術者や、アプリ開発者にも向いている本です。

Amazon Linux2、MariaDB、WordPressが要求するPHPバージョンアップ手動追記、各部分の内容を変更しているようです。2017年4月13日発売の改訂版2もありますので確認をしてご購入ください。

AWSの勉強のためのおすすめ本3:Amazon Web Servicesインフラサービス活用大全 システム構築/自動化、データストア、高信頼化

AWSのインフラ構築方法を初歩の段階から勉強したい人やAWS導入を目的にしたネットワークエンジニアやサーバーエンジニアまで対象にした本です。

AWSアカウント作成の初歩段階からAWSの主な機能について説明と事例をわかりやすく解説されています。実践的な使用方法のイメージがつかみやすい内容で、AWSを勉強する上で用意しておきたい書籍です。

AWSの認定資格の勉強に向いています。

AWSの勉強のためのおすすめ本4:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト資格対策用のテキストです。AWSの機能について理解度や知識習得と実践で求められるシステムの高度な回復性やパフォーマンス、セキュリティ、コスト最適化、優れた運用管理の環境構築に対する勉強ができる一冊です。

併せて試験の合格ポイントについて理解できる構成になり、試験時の問題の解き方について解説しています。模擬試験がついているので試験前に実力の確認と予行練習ができます。

効率的に勉強してAWSを使いこなそう!

AWSの勉強方法と効率的な学習方法やおすすめ本についてご紹介しました。これからクラウドネットワークを活用する社会へ環境変化がますます加速していきます。ITスキルを持つAWSのクラウドプラットフォームを活用できる人材は、今後活ますますの活躍を見込めるでしょう。

効率的な相性のよい勉強方法をみつけてAWSを使いこなしましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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