2021/03/16

AWSの基礎コースにおける資格の勉強方法7選|勉強するときのポイント4つ

 
  

この記事の目次

AWSとは何?


AWS(Amazon Web Services)はAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。

Amazonが提供しているサービスの総称で、世界で利用されているクラウドコンピューティングサービスの30%以上というシェアを獲得しています。

AWSではコンピューティングやストレージ、データベース、機械学習や人工知能などの175以上ものさまざまなサービスを提供しています。

AWSの基礎コースで得られる能力

AWSの基礎コースを取得することにより、AWSクラウド全般の基礎的な知識を身につけることができます。

基礎コース(AWS認定クラウドプラクティショナー)はAWS認定試験の中でも入門レベルの資格で、6か月程度のAWSクラウドの使用経験があることが推奨されます。

基礎コースを取得することでAWSに関する知識を得ることができ、AWSに関する基礎レベルの知識を持っていることを証明できます。

AWSの基礎コースにおける資格の勉強方法7選


AWSの基礎コースの資格取得のための勉強方法をご紹介します。

AWS認定の基礎コースは入門レベルとは言え、何も勉強しないまま受験して受かるほど甘くはありません。むしろ、基礎コースだからこそAWSの基本的な部分から押さえておきましょう。

ここではAWSの基礎コースにおける資格の勉強方法7選をご紹介しますので、どのような勉強方法があるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

AWSの勉強方法1:サービスの概要を確認する

AWSの基礎コースの勉強方法としては、まずはAWSサービスの概要をチェックしましょう。

AWSを利用したことがない方はもちろん、AWSについてある程度知っているという方でも、まずはAWSが提供しているEC2やS3、RDS、VPCなどのサービスの概要について押さえておきましょう。

AWSで何ができるのかを知ることで、ビジネスでの活用方法なども具体的にイメージしやすくなります。

AWSの勉強方法2:サービスの内容を確認する

AWSの基礎コースの勉強方法としては、AWSサービスの内容のチェックがあります。

概要を確認したら、AWSが提供している各種サービスの内容について確認していきましょう。AWSでは175以上という膨大な数のサービスがあり、内容が類似しているサービスもあるため、どのような違いがあるのか知っておくことが重要です。

AWSの勉強方法3:AWSを利用しながら勉強する

AWSの基礎コースの勉強方法には、実際にAWSを利用する方法があります。

AWS公式には「AWS Hands-on for Beginner」という初心者向けのサービスがあり、解説動画を見ながら実際にAWSを利用して学ぶことができます。

また、このサービスは2時間程度の配信になっており、いつでも視聴できるため、時間が開いたときに利用してみると良いでしょう。

AWSの勉強方法4:AWS認定資格を受講する

AWSの基礎コースの勉強方法には、認定資格を受講する方法があります。

実際にクラウドプラクティショナーなどの認定資格を取得することで、AWSの知識を身につけることができ、さらに知識やスキルの証明にもなります。

AWS認定資格には分野やレベル、専門知識ごとに12種類の資格があるため、ここではいくつかご紹介します。

AWS認定クラウドプラクティショナー

AWS認定クラウドプラクティショナーはAWS認定の基礎レベルの資格です。

AWS認定の中ではもっともやさしいレベルの資格です。試験ではクラウドの概念やセキュリティおよびテクノロジーなどの請求と料金について問われます。

また、受験には6か月程度のAWSクラウドの経験があることが推奨されており、取得することでAWSに関する基礎的な知識を持っていることが証明できます。

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトは設計者を対象とした資格です。

AWS認定資格といえば、一般的にソリューションアーキテクトを指します。AWSを使用した分散システムの可用性やコスト効率、高耐障害性、スケーラビリティの設計などの1年以上の実務経験を持つ設計者を対象とした試験です。

また、試験では主にシステムの設計や構築、運用を行う上でのベストプラクティスに沿った問題が出題されます。

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルはソリューションアーキテクトの上級者レベルの試験です。

AWSを利用したクラウドアーキテクチャの設計やデプロイに関する2年以上の実務経験を持つ設計者を対象とした試験です。「AWS Well-Architected」の5本の柱をもとにしたスキルが問われます。

取得することで、AWSを使用したシステム設計の高度なスキルを証明できます。

AWSの勉強方法5:学習サイトで学ぶ

AWSの基礎コースの勉強方法には、学習サイトを利用する方法があります。

オンラインで利用できる学習サイトの中にはAWSについて専門的に学べるサイトもあります。また、学習サイトなら受講者のレベルに合わせて講座を受けることができ、受講者側で好きな時間に勉強できるためおすすめです。

ここではおすすめの学習サイトをご紹介します。

Udemy

Udemyは学びたい講座だけを購入して受講できるオンライン学習サイトです。

オンライン学習で有名な学習サイトのUdemyには、初心者向けから上級者向けまで対応したAWSの講座も用意されています。

たとえば「この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)」を受講すれば、AWSの基礎レベルの範囲を押さえることができるでしょう。

QWIKLABS

QWIKLABSはAWSなどのクラウドコンピューティングサービスを体験できるサイトです。

QWIKLABSではGCPやAWSへの一時的な認証情報が提供されるため、実際にAWSなどのサービスを利用して体験学習することができます。

講座には無料のものや有料のもの、英語のみのものから日本語に対応しているものまであり、レベルも入門から上級者向けまでさまざまなので、自分のレベルに合わせて学習を進められます。

ドットインストール

ドットインストールは3分動画で学習できるプログラミング学習サイトです。

1本3分以内という短い動画で学習できるため、初心者でも無理なく学習を進めることができます。現在ドットインストールでは442種類のレッスンを6,635本の動画で提供しています。

また、ドットインストールには「Amazon Web Services入門」などの講座も用意されており、無料公開されているものもあります。

AWSの勉強方法6:オンラインセミナーを受ける

AWSの基礎コースの勉強方法には、オンラインセミナーを利用する方法があります。

AWSの公式サイトでは定期的に公式のオンラインセミナーが開催されているため、初心者から上級者まで申し込むだけで誰でもオンラインセミナーを受講することができます。

また、いつでも視聴可能なオンデマンドセミナー動画も用意されているため、活用すると良いでしょう。

AWSの勉強方法7:イベントに参加する

AWSの基礎コースの勉強方法には、JAWSのイベントに参加する方法があります。

JAWSとはAWSのユーザーコミュニティで、全国でコミュニティ活動を開催しています。コミュニティでのイベントに参加することで、他のAWSユーザーと一緒に勉強することができるため、良い刺激になるでしょう。

イベントの参加には専用サイトから申し込む必要があります。

AWSの資格勉強におすすめの本5選


AWSの資格勉強におすすめの本をご紹介します。

AWS資格取得を目指している方の中には、さまざまな関連書籍がありすぎてどれを選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

ここではAWSの資格勉強におすすめの本5選をご紹介しますので、ぜひAWS資格勉強の参考にしてみてください。

資格勉強におすすめの本1:AWS認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト

「AWS認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト」はおすすめのソリューションアーキテクトアソシエイト資格対策本です。

試験で問われるAWSアーキテクチャに求められる「高い回復性」や「高パフォーマンス」、「高いセキュリティ」「コスト最適化」「優れた運用・管理」などのカテゴリを丁寧に解説しています。

また、基礎解説と練習問題の組み合わせで実践的な力が身につけられます。

資格勉強におすすめの本2:ゼロからわかる Amazon Web Services超入門

「ゼロからわかる Amazon Web Services超入門」は重要な機能をピックアップして解説しているおすすめの本です。

さまざまな種類があるAWSサービスのなかでも特に重要な機能に厳選し、Webシステムの構築を通して基礎からしっかりとわかるように解説してくれる入門書です。

AWSについて何も知らない状態から勉強する人におすすめです。

資格勉強におすすめの本3:AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本

「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本」は試験に役立つポイントを押さえたおすすめの試験対策本です。

ソリューションアーキテクトアソシエイト合格のためのポイントをわかりやすく解説しており、別冊として模擬試験と解答、解説が付いてきます。そのため、本番形式の模擬試験で実力のチェックができ、携帯しやすい別冊で試験直前まで復習ができます。

資格勉強におすすめの本4:Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版」はネットワークやサーバー構築が学べるおすすめの本です。

AWSを実機代わりにしたインフラ構築技術が学べる本になっており、AWSで実際にネットワークを構築する方法が学べるため、特にAWSを利用したインフラ構築について学びたい人におすすめです。

資格勉強におすすめの本5:Amazon Web Servicesインフラサービス活用大全

「Amazon Web Servicesインフラサービス活用大全」はさまざまな設定例が学べるおすすめの本です。

AWSのアカウント作成からシステム規模の自動スケーリングにまで対応した1冊です。多数の設定例を掲載しているため、AWSの学習だけでなく実際の現場でも活用できます。

また、AWSの無料枠での利用についても解説しているため、できることが分かりやすく学べます。

AWSの基礎コースの資格を勉強するときのポイント4つ


AWSの基礎コースの資格を勉強するときのポイントをご紹介します。

AWSの基礎コースを勉強する場合、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。ここでは最後にAWSの基礎コースの資格を勉強するときのポイント4つをご紹介しますので、どのようなポイントがあるのかぜひ参考にしてみてください。

資格を勉強するときのポイント1:常に最新情報を得る

AWSの基礎コースの資格を勉強する場合は、AWSに関する最新知識を身につけるようにしましょう。

AWSはユーザーの声などを積極的に取り込み、機能に反映させるため、日々進化しています。そのため、最新知識だと思っていたものがいつの間にか古くなり、新しい機能が追加されているケースも多くあります。

そのため、基礎コースの勉強をする場合は常にAWS公式から最新情報を得るようにしましょう。

資格を勉強するときのポイント2:クラウドやインフラも勉強する

AWSの基礎コースの資格を勉強する場合は、クラウドやインフラについても押さえておきましょう。

AWSはクラウドコンピューティングサービスなので、SaaSやPaaS、IaaSなどのクラウドに関する基本的な知識は必須です。

また、オンプレミスのインフラ知識とクラウド型の両方の知識が現在のインフラ知識に該当するため、インフラについても学習しておきましょう。

資格を勉強するときのポイント3:中級レベル以上も学ぶ

AWSの基礎コースの資格を勉強する場合は、中級レベル以上も学びましょう。

勉強方法でもご紹介したとおり、基礎コースの勉強にはAWS認定資格のソリューションアーキテクトアソシエイトやプロフェッショナルの資格取得を目指すのも有効です。

ぜひ基礎を押さえながら更に上位資格の取得を目指しましょう。

資格を勉強するときのポイント4:試験に慣れておく

AWSの基礎コースの資格を勉強する場合、模擬試験やサンプル問題で試験に慣れておきましょう。

AWSの問題は日本語でも出題されますが、英語を直訳したような文章なので読みにくいと感じる方は少なからずいるでしょう。そのため、試験に備えて試験の雰囲気に慣れておく必要があります。

AWSの公式サイトにはサンプル問題や模擬試験なども用意されているため、活用しましょう。

AWSの基礎コースの資格勉強方法を知ろう!


学習サイトやオンラインセミナーなどの効果的な勉強方法でAWSを学びましょう。

AWSの勉強方法にはさまざまな選択肢があります。ぜひこの記事でご紹介したAWSの基礎コースにおける資格の勉強方法や資格勉強におすすめの本などを参考に、AWSの基礎コースについて学んでみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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