2021/04/19

AWS認定に挑戦しよう!AWS DVAの試験概要や試験対策についてご紹介

 
  

AWS DVAとは?


AWS DVA(デベロッパー – アソシエイト)とはAWS認定の中の1つで、AWSをベースとした開発や保守を行う担当者を対象とする試験です。

AWS DVA認定では、AWSの主なサービスやアーキテクチャの理解、AWSを利用したクラウドアプリケーションの開発に関する知識が問われます。

受験にあたり、AWSのアプリケーション開発や保守の実務経験が1年程度あることが推奨されています。

AWS認定とは?


AWS認定は、Amazon Web Service(AWS)の利用において、開発や運用などに関する技術的な専門知識を認定する制度です。

現在AWSの業務に関わっていないという方も、AWSに関するスキルの証明になることから今後のキャリアアップに役立てることができます。

また、試験に向けて学習することにより、AWSについて効率よく理解できるというメリットがあります。

AWS認定の種類

AWSには、入門編となる「基礎レベル」、1年程度の実務経験者を想定した「アソシエイトレベル」、2年程度の実務経験者を想定した「プロフェッショナルレベル」の認定資格と、専門知識が問われる「専門知識」の認定資格があります。

受験の際の前提条件は廃止され、どのレベルの資格からでも受験可能ですが、初めて受験する場合は基礎レベルやアソシエイトレベルの認定に挑戦するとよいでしょう。

AWS認定の種類:基礎レベル

AWS認定の基礎レベルに分類されるのは「クラウドプラクティショナー(CLF-C01)」で、AWS認定の中では比較的難易度が低く入門編に位置する試験です。

AWSに関する知識や技術がある方を対象とした試験ですが、業務未経験の方が受験する場合も基礎レベルに該当します。

認定を取得することで、AWSのサービスやセキュリティに関する基礎的なスキルの証明となります。

AWS認定の種類:アソシエイトレベル

AWS認定のアソシエイトレベルに分類されるのは「ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C02)」「SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト(SOA-C01)」「デベロッパー – アソシエイト(DVA-C01)」の3つです。

これらは中級レベルの資格で、クラウドプラクティショナーの上位資格になります。AWSの実務経験が1年程度であることを想定しています。

AWS認定の種類:プロフェッショナルレベル

AWS認定のプロフェッショナルレベルは「ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP-C01)」「DevOpsエンジニア – プロフェッショナル(DOP-C01)」の2つがあり、試験範囲が広く試験問題も多いことから、難易度は高いです。

AWS認定の中でも上位に位置する資格で、AWSを利用したクラウドシステムでの設計、運用、管理などに関する包括的な実務経験が2年程度あることが推奨されています。

AWS認定の種類:専門知識

AWS認定の専門知識に分類されるのは「データアナリティクス – 専門知識(DAS-C01)」「データベース – 専門知識(DBS-C01)」「機械学習 – 専門知識(MLS-C01)」「Alexaスキルビルダー – 専門知識(AXS-C01)」「高度なネットワーキング – 専門知識(ANS-C00)」「セキュリティ – 専門知識(SCS-C01)」の6つです。

各専門分野に関するAWSの知識や経験があることが推奨されています。

AWS DVA試験の詳細


AWS DVAの試験時間は130分間、受験料は税別15000円です。

また、対応している言語は、英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字)となります。
試験の実施形式や出題分野など、試験の詳細についてご説明します。

評価される能力

AWS DVAを取得することによって、AWS サービスの使用方法やベストプラクティスなどに対する知識が評価され、AWSを使用したアプリケーションの開発やデバッグ等に関する高度なスキルを証明することができます。

回答形式

AWS VDAの回答形式は「択一選択問題」「複数選択問題」の2種類があります。

択一選択問題では選択肢の中から正解を1つ選択します。
複数選択問題では5つ以上の選択肢から2つ以上の正解を選択します。

未回答は不正解となり、憶測であっても回答するほうが有利なので、必ず回答するようにしましょう。

出題分野

AWS DVAの出題分野は「展開」「セキュリティ」「AWSサービスを使用した開発」「リファクタリング」「モニタリングとトラブルシューティング」の5つです。

比重としてはいずれも10%から30%の範囲ですが、一番比重が多いのは「AWSサービスを使用した開発」の分野です。

実施形式

AWS DVAの試験実施形式は「テストセンター」または「オンラインプロクター試験」となります。

テストセンターでの受験は、AWSが運営する会場において試験監督の立会いの下で実施します。受験に使用するPCやシステムは予め用意されています。

オンラインプロクター試験は、受験者が自分で用意したPCで自宅などから試験を受けることができる方式です。試験監督はスクリーン共有アプリケーションやWEBカメラを使用し、遠隔でモニタリングを行います。

オンラインで受験する場合、試験中はどのような理由であってもカメラの視界から外れることは禁止されています。トイレに行くことも許可されませんので、事前の水分の取りすぎには注意しましょう。

受験時の注意点

試験当日に慌てずに済むよう、受験時の注意点についてご説明します。

試験センターで受験する場合、確認メールに記載されている持ち物や連絡事項を必ずチェックしましょう。また、当日は会場での受付手続きに時間がかかることが予想されますので、余裕を持って会場に到着できるようにしましょう。

オンライン受験の場合、当日は余裕をもって試験開始30分前くらいからPCを接続することが推奨されています。試験前にプロフィールの入力や身分証明書画像のアップロード、受験する部屋の撮影等が必要ですので、その時間も考慮しておきましょう。

受験時に私物は手の届かない場所に移動させる必要がありますので、電子機器や書籍、ノート、腕時計、バッグなどは近くに置かないようにしましょう。

また、当日提示する身分証明書とAWS認定アカウントの姓名が一致している必要がありますので、事前に必ず確認してください。

AWS DVA試験対策


AWS認定の試験対策として、市販の書籍で学習する以外に、オンラインで利用できるものがあります。

その中から、「AWS Black Belt Online Seminar」「デジタルトレーニング」「模擬試験」について解説します。

AWS Black Belt Online Seminar

AWS Black Belt Online Seminarの資料は、AWS DVAの試験対策としても有効です。

各サービスについて解説した資料を参照することで、苦手分野の克服に役立ちます。

新たに学習したいサービスがある場合は、Black Beltの資料を読むことで基礎的な知識を効率よくインプットすることができます。

デジタルトレーニング

AWSのサイトから、AWS DVAの無料デジタルトレーニングの受講が可能です。

それぞれの分野について例題を確認しながら、出題される問題の概念を理解することで、正答率の向上が期待できます。

トレーニングの所要時間は約1時間半です。

模擬試験

AWS認定には、公式の模擬試験が用意されています。

模擬試験の受験後に、出題分野ごとの得点率を示したスコアレポートを確認することができますので、苦手分野の克服に効率的です。

模擬試験の受験料は税別2000円で、受験の申し込みにはAWSアカウントの登録が必要となります。

AWS DVAを取得してキャリアアップに活かそう


多くの企業において、業務システムにクラウドを導入するケースが増えています。

クラウドとして広く利用されているAWSの認定資格を持つことは、AWSに関するスキルや知識を有する専門家であることの証明となります。

また、AWSで開発や運用を行うエンジニアだけでなく、アプリケーションの提案を行う担当者の方にとっても、AWS認定は大きなメリットとなるでしょう。

無料の模擬試験やデジタルトレーニングなどを活用し、AWS DVAにチャレンジしてみましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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