女性がエンジニアになるメリット7つ|未経験からエンジニアになる方法とは

 
  

エンジニアとは

「需要の少ない今の仕事をやめて、需要が高い職種に転職したい」とお考えの女性も多いことでしょう。それならば、エンジニアを候補に入れてみてはいかがでしょうか?エンジニアとは、インターネットやコンピューター関連の専門的な技術者など幅広く意味する言葉です。システムの開発に特化したシステムエンジニアもいれば、プログラミング作業に特化したプログラマーもいます。

エンジニアの年収

転職を考えている女性にとって気になるのが、「転職後にどれくらいの年収が見込めるか」ということでしょう。厚生労働省が発表した平成29年の「賃金構造基本統計調査」のデータによると、システムエンジニアの平均月給(男女計)は約37万円であり、ボーナス等の平均は約105万円です。システムエンジニアの平均年収(男女計)は、550万円前後となっています。

賃金構造基本統計調査の職種別賃金額

エンジニアの需要

なぜエンジニアが女性におすすめされる職種かと言うと、需要が高く将来性が期待できるからです。世界中で人工知能の開発・利用が加速度的に行われている昨今では、IT関連の専門的な知識や技術を持つエンジニアの需要はますます高まっています。日本はもちろん、世界各国でエンジニアの養成スクールが開設されているほど世界的に需要の高い職種なので、「海外で働いてみたい」という女性はエンジニアを目指してはどうでしょうか?

女性もエンジニアを目指せる?

「エンジニア業界で、女性は働きにくい」というイメージをもっている女性も少なくないでしょう。総務省の平成30年の「労働力調査」によると、情報通信業における男性の雇用者数は155万人近くいるのに対して女性は55万人ほどです。女性エンジニアは、男性エンジニアと比べると少ないものの、近年では、人材不足や女性の社会進出の影響を受けて、女性エンジニアを積極的に採用する企業も増えています。

労働力調査:【総務省】
男女労働者それぞれの 職業生活の動向

女性がエンジニアになるメリット7つ

エンジニアは、日本国内ではもちろんのこと、世界中でますます需要が高まっている職種です。つまり、将来性が高く、安定した収入が見込めると考えられるので、女性にとって魅力ある職種だと言えるでしょう。では、女性がエンジニアになることで具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか?ここからは、女性がエンジニアになるメリットを7つのポイントに分けて解説していきます。

メリット1:転職しやすい

女性は男性と比べると、結婚や妊娠・出産・子育てなどのライフステージの変化によって離職を余儀なくされることが多いものです。しかし、一度仕事をやめてしまうとキャリアが台無しになってしまう職種も少なくありません。現在、エンジニア業界全体が慢性的な人手不足にあり、優秀なエンジニアならばすぐにでも採用したいという企業も少なくないため、女性にとってエンジニアは転職しやすい職種だと言えるでしょう。

メリット2:服装に決まりがない

爽やかで清潔感のある身だしなみが求められるのは、接客業だけではありません。一般企業では、勤務時の服装について規定を設けているところが多いでしょう。その点、エンジニア業界では服装が自由なところが多く、自分にとって心地よい服装で勤務できるというメリットがあります。「出勤用にコーディネートを考えたり、服を新しく買ったりするのが面倒」という女性にとって、服装に決まりのないエンジニアの仕事はピッタリです。

メリット3:キャリアプランを立てやすい

女性がエンジニアになるメリットのひとつとして、キャリアプランを比較的立てやすいということも挙げられます。エンジニア業界は良くも悪くも実力主義であり、自分が努力をして知識やスキルを磨けば磨いた分だけキャリアを実現しやすいでしょう。「バリバリ仕事をしたい」、「ワークライフバランスを大切にしたい」など、自分の考え方によってキャリアプランが立てやすいエンジニアの仕事は魅力的でしょう。

メリット4:未経験でも努力次第でなれる

日本をはじめとする世界の先進国では、エンジニアの需要がますます高まっています。しかし、高い需要に対して供給が追い付いていません。最近では、エンジニア不足を解消するために採用の枠を広げて、未経験者を歓迎する企業も増えてきています。やる気があって努力できるのならば、誰でもエンジニアを目指すことは可能です。「未経験の異業種には転職しづらい」と考えている女性にこそ、エンジニアがおすすめだと言えるでしょう。

メリット5:結婚後も働き続けられる

「結婚したら正社員で働き続けるのは難しい」と感じている女性も多いのではないでしょうか?産休・育休制度などが整っている職場でなければ、結婚・出産によって女性が働きづらさを感じることは少なくありません。エンジニアは、他の職種と比べると在宅勤務などを取り入れている企業が多いため、結婚や出産後も仕事をやめる必要はなく、ワークライフバランスを実現しやすいと言えます。

メリット6:柔軟に働きやすい

エンジニア業界は、他の業界と比べるとフリーランスとして働いている人の割合が多く、またフレックスタイム制や在宅勤務などといった柔軟な働き方を実現する制度を取り入れていることも珍しくありません。また、顧客折衝が比較的少ない職種のため、服装や髪型、ネイルなどの自由度が高い傾向にあります。

メリット7:収入が高い

女性にエンジニアをおすすめしたい理由として忘れてはならないのが、収入が高いということです。厚生労働省による平成30年の「賃金の推移」のデータによると、女性の平均月収は約25万円となっています。平成27年のデータにはなりますが、システムエンジニアの平均月収は約35万円で他の職種と比べると高い傾向にあるため、エンジニアの仕事は「十分に生活できる収入を確保したい」という女性におすすめできるでしょう。

賃金構造基本統計調査の職種別賃金額
賃金の推移

女性がエンジニアになるデメリット4つ

女性がエンジニアとして働くことには、結婚後や妊娠・出産後も柔軟な働き方ができるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、当然ながらデメリットも存在します。ここからは、転職する前に知っておきたい、女性がエンジニアになるデメリットについてチェックしていきましょう。

デメリット1:残業が発生する

エンジニアの仕事には残業がつきものであり、定時で退勤できることのほうが珍しいという職場も少なくありません。フレックスタイム制や在宅勤務でエンジニアとして働くならば、こうしたデメリットは払拭できますが、正社員としてフルタイムで働く場合、残業によって自分の時間がとれなくなってしまう可能性があります。結婚や出産をしたら、ワークライフバランスを重視したいという女性には、デメリットに感じられます。

デメリット2:女性が少ない

職場に女性が少ないというのも、エンジニアになる前に知っておきたいデメリットとして挙げられるでしょう。エンジニアの男女比率を考えてみると男性のほうが多く、職場に女性の先輩や同僚がいないことで孤独感を覚えることや、気軽に相談できる相手が見つからないと感じることも多いはずです。

デメリット3:運動不足になる

エンジニアは、基本的にパソコンに向かって作業するため、どうしても運動不足になりやすいと言えるでしょう。繁忙期には、朝から晩まで座りっぱなしで作業をすることもあるので、健康のことを考えると、プライベートな時間に意識して運動をしなければなりません。

デメリット4:常にアップデートが必要

常に最新の情報を仕入れる必要があるというのも、エンジニアという仕事のデメリットであり、大変なこととして挙げられます。IT業界は、常に目まぐるしく進化しており、エンジニアとして求められる人材でいるためには、常に情報をアップデートしたり、プライベートな時間を使って自分で勉強したりする必要があるでしょう。

未経験から女性がエンジニアになる方法4つ

「エンジニア業界は、男性のほうが多い」「未経験者は専門的な知識がないから、エンジニアとして働くのは無理」というイメージをもっている女性もいるでしょう。しかし、最近では未経験者の女性がエンジニア業界に転職するケースも珍しくはありません。ここからは「エンジニア業界に興味がある」という女性のために、未経験から女性がエンジニアになる方法をご紹介していきます。

方法1:書籍から学ぶ

エンジニア業界は未経験で、エンジニアに求められるスキルや業務内容についてよくわからないという女性は、まず書籍を通じてエンジニアという仕事の概要を学ぶとよいでしょう。まったくの初心者に向けて書かれた、エンジニアに関する基本的な本もあれば、ある程度コンピューター関連の知識がある人に向けて書かれた、中級者向けのエンジニア本もあります。自分のレベルにあった本を選び、基礎知識や基本的な情報を学びましょう。

方法2:プログラミングスクールに通う

本を読んだだけでは、エンジニアとして働くために必要な技術は、なかなか身につかないでしょう。また、独学でプログラミング言語などを勉強するのには時間がかかりますし、あまり効果が得られない場合もあります。本を読んである程度知識を身につけたのならば、プログラミングスクールに通ってエンジニアに必須の専門的な知識を効率的に学んでいくとよいでしょう。

方法3:転職エージェントを使う

異業種からエンジニア業界に転職する場合、頼れる人脈や伝手がないと、独力での転職活動は難航を極めるでしょう。エンジニアに特化した転職エージェントを活用し、履歴書の添削や面接対策をしてもらうことで、スムーズに転職活動ができるでしょう。

方法4:未経験可の求人に応募する

最近では、社内のエンジニア不足を解消するために、エンジニアとしてのキャリアがない人でも採用対象にしている企業が増えつつあります。専門的なスキルやキャリアがすでにある人を対象にした求人ではなく、未経験でも採用対象になる求人に応募すれば、異業種からでもエンジニアに転職できる可能性が高まるでしょう。

女性もエンジニアとして活躍できる!

今回は女性がエンジニアになるメリット・デメリットについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか?女性の少ないエンジニア業界ではありますが、柔軟な働き方が可能でキャリアプランが立てやすいなど、女性にとって多くの魅力があります。近年では、女性エンジニアの数も増えつつあるので、転職をお考えの女性はぜひエンジニアを候補に入れてみてはどうでしょうか。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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