ITスペシャリストの役割5つ|役に立つ資格やメリット3つ紹介

 
  

ITスペシャリストとは?

ITSSが認定している専門分野の6つのいずれかをレベル3以上をクリアしたエンジニアを、ITスペシャリストと呼んでいます。目に見えにくいIT関連の技術を可視化できる仕組みで、1.システム管理、2.セキュリティ、3.データベース、4.アプリケーション共通基盤、5.ネットワーク、6.プラットフォームに分けられ、情報処理技術者試験に合格することでレベルが判定されます。

ITスペシャリストの年収

平均年収が、およそ550万円といわれているのがITスペシャリストです。一般職の平均年収を上回る金額ですので、働きがいを感じられる職業といえます。スキル次第では、1,000万円前後の年収を得られる可能性もある仕事ですので、ITスペシャリストは高給職と言い換えることもできるでしょう。

ITスペシャリストの役割5つ

ネットワーク、プラットフォーム、セキュリティ、データベース、アプリケーション共通基盤というITスペシャリストが行う5つの役割について見ていきます。ITスペシャリストはコンピューター上のさまざまな作業を行う人材ですが、具体的な内容が気になります。いったいITスペシャリストは、どのような役割を担っているのでしょうか。それでは、5つのITスペシャリストが担う役割を見ていきましょう。

役割1:ネットワーク

ITスペシャリストは、ネットワーク全体のスムーズ化のために設計から導入までを行い、アクシデントが起きた際の対応と対策も行っています。特殊な技能を持つのがITスペシャリストですので、ネットワークが快活に使用できるように管理をしています。障害が出てしまった際にも修繕を行い、つねに安定してネットワークの活用ができるべく、業務を遂行しているのがITスペシャリストです。

役割2:プラットフォーム

コンピューターの基盤ともなるプラットフォームの設計から導入まで、すべての管理を行うことがITスペシャリストの役割です。プラットフォームにおける、ありとあらゆる運用と管理を行いますので、ITスペシャリストはコンピューターシステムの設計者でもあり、修繕者でもあります。

役割3:セキュリティ

情報の漏洩防止や想定されるアクシデントを回避すべくセキュリティ管理と運用を行うことが、ITスペシャリストの役割です。まれに情報漏洩を引き起こす企業がありますが、それはコンピューターのシステム管理や運営の不手際によって起きている現象です。とくに大きな企業では非常に重要な業務となりますので、ITスペシャリストが重責を負うこととなります。

役割4:データベース

ITスペシャリストの役割には、データベースの設計や構築があります。テストを繰り返したり不具合が起きたりがないかを実証して、業務に大きなミスが生じないように管理をするのもITスペシャリストです。コンピューターはつねに技術進化をしていますので、新たな技術を織り込んで企業のコンピューターシステムの管理をITスペシャリストが行っています。

役割5:アプリケーション共通基盤

ITスペシャリストは、コンピューターのシステムとマッチしたソフトウェアの検討をはじめ、効果的に作業ができるためのツール導入もします。コンピューターとシステムには相性があるため、相性を検討して導入していく役割を持つのがITスペシャリストです。コンピューターが正常に作動し、なおかつ不具合が生じないように管理を行っています。

ITスペシャリストにおすすめの資格5つ

ITスペシャリストにおすすめの資格を5つご覧いただきましょう。ITスペシャリストのランクを更に上げられる資格ですので、あるとさまざまなシーンで活用でき、なおかつ高収入を得られる可能性も格段に上がるでしょう。

資格1:データベーススペシャリスト試験

ITスペシャリストが持っているとよいおすすめの資格は、データベーススペシャリストです。国家資格でもあるのがデータベーススペシャリストですので、ITスペシャリストが所有する資格としておすすめできます。ITスペシャリストがデータベースの管理者となり、設計の担当者や管理、そして責任を負うことになる価値のある資格です。

資格2:ネットワークスペシャリスト試験

コンピューターやネットワーク上において、専門的な技術者となれるネットワークスペシャリストは持っているとよい、おすすめの資格です。ITスペシャリストにとって、ネットワークスペシャリストという資格は所有価値のある国家資格で、毎年の合格率が10%台という難関な試験でもあります。

資格3:ITストラテジスト試験

情報処理振興事業協会が行う国家試験でもある、ITストラテジストの資格はおすすめです。情報処理に携わる最高峰の国家資格ですので、ITスペシャリストが所有することで更なる高い技術や管理体制を整えられるでしょう。企業の経営方針をスムーズ化するべく、ITでの技術を駆使していける資格ですので、ITスペシャリストの所有はおすすめできます。

資格4:エンベデッドシステムスペシャリスト

携帯端末・デジタルカメラなどに組み込まれているシステムの設計・構築・製造ができるようになる国家資格です。組み込みシステムの開発を主導していける資格ですので、ITスペシャリストが所有していると役立つシーンがあります。合格率は20%を切る難関な国家資格ですが、ITスペシャリストとしての格も一段上がる価値の高い資格といえるでしょう。

資格5:システムアーキテクト

ITストラテジストからの提案を受けながら、情報システムや組込みシステムの開発に携わることのできる国家資格がシステムアーキテクトです。情報システムを主導し、組み込みシステムの最適化を検討して実現していける資格ですので、ITスペシャリストが所有するのに最適な資格といえるでしょう。

ITスペシャリストのメリット3つ

3つある、ITスペシャリストになると感じられるメリットを見ていきましょう。専門性の高い技術者であるITスペシャリストですが、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。これからITスペシャリストになる予定がある方は必見です。

メリット1:高報酬が期待できる

高い報酬を期待できるのが、ITスペシャリストのメリットです。専門性の高い技術者ですので、ITスペシャリストは一般職よりも高収入を得られる可能性が高まる立場といえます。前述してきた資格を取得することで更に業務領域が増え、技術・知識の増大によって企業への貢献度が高まり、高収入を得ることも実現するでしょう。

メリット2:転職がしやすい

ITスペシャリストは、転職しやすい点がメリットとして挙げられます。専門技術者ですので、ITスペシャリストは職に困ることはありません。そのため、転職しやすい人材といえますので、一般的な職業よりも企業側も受け入れやすい人材です。就職や転職では困ることは少ないのがITスペシャリストという技術者でしょう。

メリット3:達成感を得られる

業務のやりがいが高く、達成感を感じられるのがITスペシャリストです。結果が目に見える仕事をしていくのがITスペシャリストですので、非常にシンプルで達成感も感じやすい職種といえます。自分の技術によって、目の前の難題が完結する喜びを実感できるので、ITスペシャリストは仕事の大変さ以上に達成感が豊富に得られることでしょう。

仕事内容や必要な資格を知りITスペシャリストを目指そう

ITスペシャリストについて見てきましたが、基本的な内容は理解できましたでしょうか。今後、ITスペシャリストを志すには、現場での実力を身につけることが最善です。必要な知識や技術はITスペシャリストの財産にもなりますので、ご覧いただいたおすすめの資格も取得して仕事へ邁進することで、高額な年収を得られる可能性も高まることでしょう。ぜひ、素敵なITスペシャリストとなって尽力してみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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