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AWSに転職したい方へ!必要な知識や経験をご紹介
現在、世界、そして日本の社会においても多くの個人・企業に利用されているAWS(Amazon Web Services)ですが、このサービスを提供するアマゾンウェブサービスジャパン株式会社(以下、AWS)は、転職先としてもその人気を多く集めています。
ここではそんなAWSへの転職事情について、詳しく解説していきます。
AWSへの転職―募集している職種とは?
AWSは中途採用枠が非常に多く、エンジニアのみならず営業、マネジメントなど、常に幅広い部署や役職で募集が行われています。
それでは、具体的にどのような職種での募集が行われているのでしょうか。
どんな部署がある?
AWSにはグループを含めて約34万人もの従業員が所属しており(2021年1月現在)、さまざまな職種の方が働いています。
AWS公式HPでは、以下のような部署が紹介されています。
- 営業
- マーケティング
- ビジネスデベロップメント
- パートナーアライアンス
- ソリューションアーキテクト
- プロフェッショナルサービス
- トレーニング
- データセンター
- エンタープライズサポート
- プレミアムサポート
- カスタマーサービス
- パブリックセンター
上記のように、AWSではエンジニアだけではなく営業、カスタマーサポートなどの部署も充実しており、こういったチームでの募集が常に行われています。
AWS公式HPを見ると多くの求人情報が載っており、自分のキャリアに合った求人を探すことができますが、全体的に応募基準は高く、即戦力となるような実力や経験を持つ人が求められていることが分かります。
求められるレベルや転職の難易度については、この後に詳しく述べていきます。
AWSへの転職の難易度とは?
高給与・高待遇で人気のあるAWSですが、それでは実際に転職を目指せる人はどのような人であるのでしょうか。
ここではその人物像と、難易度について詳しく説明していきます。
AWSへの転職は難しい?
クラウドサービスの最先端を行くAWSは給与が高いことでも人気を集めていますが、転職の難易度はどの程度のものなのでしょうか。
AWSの採用基準の特徴としてあげられるのは、学歴や年齢ではなく、経験や実績で判断されるということで、何を強みとしてアピールできるかによって、その難易度は異なるものと言えるでしょう。
AWSが提供するサービスのニーズは日本でも増え続けており、AWSの求人・採用も積極的に行われており、大学・専門学校などの学歴が採用の基準として設けられていない分、誰でもチャレンジすることができるものと言えます。
しかし学歴などが見られない分、職歴やスキルを基準に判断されるため、即戦力のなりうる経験者が求められています。既に実績や経験がある方にとってはチャンスであると言えます。
求められるスキルとそのレベル
キャリア採用に求められるスキルや経験はその職種や役職によって様々です。
例えばエンジニアの採用であれば、BIエンジニアの必須項目として「5年以上のSQLの利用経験、ビジネス英語レベル(+その他)」、パートナーソリューションアーキテクトの必須項目として「7年以上IT業界でのエンジニア経験(+その他)」などの条件が挙げられています。
ビジネスサイドの募集においても、トレーニング営業(事業開発マネージャー)の必須項目として「IT業界での3年以上のビジネス開発と営業経験もしくはパートナーアライアンスの経験(+その他)」の条件が挙げられています。
このように、その基準はそれぞれですが、全体としてある一定以上のレベルを求められていると言えるでしょう。
自分の希望する職種はどの程度のスキルや経験が求められるのか、まずは公式HPでチェックしてみましょう。
AWSへの転職の流れとは?(応募から採用まで)
希望する職種・役職が決まったら、早速応募し選考に進みたいところですが、どういった形で採用が決定していくのでしょうか。
AWSキャリア採用における選考プロセスは以下のようになっています。
- 応募
- 書類選考
- 一次選考
- 最終選考
- オファー
1.まず公式HPやエージェントを経由して自分の希望する職種に「応募」をします。一部、エージェント経由で応募できないものもあるため、公式HPはチェックが必要です。
2.次に、「書類選考」のため、応募書類(履歴書・職務経歴書の一式)を送ります。書類は日本語でも英語でも提出が可能ですが、一部英語力がビジネスレベル以上を求められているものについては、英語での記入が必須となります。
その後、書類選考が通った場合、メールアドレスに連絡が来ます。
3.書類選考を通過すると、「一次選考」に進むことができます。選考方法や面接の回数はその募集ごとに異なりますが、技術職の選考については、一次選考の前に技術テストが行われる場合があります。なお、遠方であれば電話やビデオで面接の対応をしてもらえます。
4.一次選考を無事通過すると「最終選考」に移りますが、これは基本的に複数回の面接が行われます。ポジションによりますが、日本国内在住である場合、目黒の本社に足を運ぶ必要があります。海外在住であれば一次選考と同じく、オンラインでの対応をしてもらえます。
5.最終選考まで通過すると、採用が決定し、「オファー」をもらうこととなります。
複数回の面接やテストなど、しっかりと準備をしておく必要があるでしょう。
AWSへの転職の準備
では、転職にあたって具体的にどのような準備が必要なのでしょうか。
応募には募集要項の基準を満たす一定のスキルや経験が必要ですが、どんなに能力があっても当然ながら確実に採用されるとは限りません。
先に挙げたように書類選考・技術テスト通過後には複数回の面接が用意されており、面接対策も十分に行っておく必要があります。
AWSは入社後に活躍してくれる即戦力の人材を求めているので、人間関係の構築も行いながら円滑に仕事を進められることが大きな条件です。そのためのコミュニケーションスキルや社内カルチャーとの適合性なども、面接ではとても重視されています。
また、求められている人材としてどのようなポイントがあるのかなど、転職エージェントなども利用しながらうまく情報収集をしていきましょう。
未経験である場合
AWSに転職したいけれどスキルがなく、未経験だという場合であっても、経験を積むことによって将来的にAWSへの転職は十分に可能です。
AWSエンジニアになりたい場合であれば、他のIT関連企業に一度就職・転職をして、エンジニア・プログラマーなどのキャリアを積むことが近道です。十分実力がついたタイミングで、再度AWSへの転職を目指しましょう。
また、経験ももちろん重要ですが、前提となるクラウド技術などの知識を蓄えておくことも非常に重要です。AWS関連の書籍や動画を使って独学で学んだり、スクールに通って学ぶことでAWSへの転職に一歩近づくことができるでしょう。
最後に、こうして身につけた知識や経験を試す場として、AWS認定資格制度が設けられています。この資格を有していることは応募の必須条件ではありませんが、これにより自身の実力を証明することができると言えます。
AWSへの転職に挑戦しよう!
ここまで、AWSへの転職事情について説明をしてきました。
AWSへの転職は決して楽なことではありませんが、ソフトウェアの最先端技術をもって社会の中で大きく活躍していくことができる点はとても大きな魅力であり、挑戦する価値のあるキャリアステップであると言えます。
AWSのサービスの利用は今後も伸び続けると言われおり、これからもクラウドサービスを中心に、その業界の代表としての役割を担っていく存在です。
AWSへの転職にぜひチャレンジし、チャンスを掴みましょう。