2021/05/17

エンジニアに必要な人間力とは?仕事で活かされる人間力の11の要素

 
  

エンジニアに人間力が重要な理由とは


エンジニアに人間力が重要な理由とは、エンジニアが相手にしているのが人間であるためです。

エンジニアといえども、システムと常に対峙しているわけではありません。クライアントやプロジェクトのチームなど、人の存在は常にあります。

クライアントのニーズに正確に応えることや、チームでの円滑な作業の進行のためにも、さまざまな人間力が必要です。また、エンジニアの成果物も人間が使用するため、ユーザービリティの面でも人間への配慮は必要になります。

エンジニアで活かされる人間力の11の要素

では、人間力とは具体的にどのようなもののことを言うのでしょうか。

こちらでは、人間力を「計画・実行力」「コミュニケーション力」「表現力・提案力」「判断力・分析力」「問題発見・解決力」「創造力」「理解力・読解力」「リーダーシップ力」「情報を吸収・発信力」「規律性」「発想の転換力・向上力」の11の要素に分けて紹介していきます。

1:計画・実行力

計画・実行力とは、計画を立て、計画をもとに実行する力です。仕事を完遂する上で必要不可欠な人間力の要素の1つです。

信頼されるためには決められたスケジュール内に仕事ができなければなりません。見積もりが甘く納期に間に合わなかったり、途中で投げ出してしまったりしては周りからの信用を失ってしまいます。エンジニアには計画・実行力は必須と言って良いでしょう。

2:コミュニケーション力

コミュニケーション力とは、お互いの意思疎通を円滑にする力です。特にヒアリング能力と信頼関係を築く能力が重要です。

クライアントの要件を漏れなく聞き出すことが必要で、要件定義を最初にしっかりしていないと、後から修正することになり多大な時間やコストを費やすことにもなりかねません。また、信頼関係が築ければ、お互い安心して仕事ができるでしょう。

3:表現力・提案力

表現力・提案力とは、伝えたいことを表現する力と提案する力です。人間力の重要な要素です。

表現力については、クライアントとの会話で正確な表現ができなければ齟齬が生じてしまう可能性もありますし、あいまいな表現ばかりしていると自信がなさそうに見られ「この人に任せて大丈夫だろうか」と思われかねません。

提案力については、クライアントのニーズを汲み取り、適切な提案をし、真に満足してもらえるようにすべきでしょう。

4:判断力・分析力

判断力・分析力とは、判断、分析する力です。さまざまな場面で使われる人間力です。

たとえば、クライアントの要件を会話や資料から分析し、クライアントの真のニーズを見つけ出します。また、ネットワークの問題点や、システムエラーなどの分析をすることがあります。分析した結果をもとに判断し、次の行動につなげます。

5:問題発見・解決力

問題発見・解決力とは、問題を発見し解決する力です。エンジニアに重要な人間力の1つです。

エンジニアはさまざまな問題を解決していかなければなりません。ネットワークの問題点や、システムエラー、バグの解決策を探したりします。そのときに、どこがおかしいか発見し、どうすれば問題を解決できるかが理解できる能力は必須でしょう。

また、今後予期される問題点を先回りして発見し、予防しておくことも重要です。

6:創造力

創造力とは、新しいものを作り出す力です。こちらも、エンジニアで活かされる人間力の大事な要素の1つでしょう。

エンジニアは、要件定義や設計などの工程で特に創造力が問われます。どのようなシステムを作るのか、どのようなネットワークを構築するのかなどで創造力が必要不可欠です。

7:理解力・読解力

こちらでいうエンジニアで活かされる人間力の理解力・読解力とは、プログラミングや資料の理解力・読解力についてです。

システム開発では、開発ルールや仕様書を読んで、それに沿ったプログラムを書く必要がありますし、他人が書いたコードを読む必要が出てくることもあります。それらを理解しなければ、コーディングができないばかりではなく、質問すらまともにできないこともあるでしょう。

8:リーダーシップ力

リーダーシップ力とは、プロジェクトで開発チームを組んで作業するときにとても重要なエンジニアで活かされる人間力です。

チームに負担がかかりすぎないようにクライアントの無茶を上手く断ったり、メンバーのモチベーションを上げるために気を遣ったり、プロジェクトの成功にはリーダーシップ力のある人間が重要です。

9:情報を吸収・発信力

情報を吸収・発信力とは、情報を自分のものにする力・自分の意見を周りにわかりやすく伝える力です。

IT技術は日々進化していますので、エンジニアは新しい情報を常に取り入れる必要があります。また、新しい情報が常に入ってくる業界だからこそ、情報が錯綜し、周りの人間との齟齬が生じてしまう場合もあります。

そのため、お互いが正しい理解で業務を進められるような発信力が必要となってきます。

10:規律性

規律性とは、規範に基づいて自分を律する力です。

チームでのルールや、クライアントとの取り決めを守れなければ信頼は得られないでしょう。

遅刻しない、納期を守るなどの社会的に当たり前のことや、開発ルールの厳守など、守らなければいけないルールはたくさんありますので、それらを守り、信頼を獲得しましょう。あなたの周りの人間から信頼を得るために重要な人間力です。

11:発想の転換力・向上力

発想の転換力・向上力とは、マイナスをプラスに変える力、より良い方向に向かおうとする力です。エンジニアに重要な人間力といえるでしょう。

エンジニアは、たくさんの困難に直面する状況が多くあります。その困難をどう乗り切るかにエンジニアとしての真価が問われます。発想の転換力・向上力を持ち、逆境に強いことが重要です。

エンジニアで必要となる3種類の技術力


エンジニアは、人間力だけではなく当然技術力も必要です。

エンジニアにとって必要な技術力とは、大きく分けると「開発スキル」「インフラスキル」「運用・保守スキル」の3種類が主にあります。こちらでは、その3種類のスキルがどのようなものか具体的に説明していきます。

1:開発スキル

開発スキルとは、要件定義、設計、開発、テスト、運用、保守などシステム開発に必要なスキルです。

各工程により必要スキルは異なり、たくさんの学習が求められます。

要件定義ではアルゴリズムやシステム開発手法の知識、設計や開発、テストではプログラミングやシステム構成要素、ツールの知識などさまざまな知識が必要です。運用、保守では、ネットワークやデータベースなどの知識も必要になってきます。

2:インフラスキル

インフラスキルとは、システムが動く基盤を構築するスキルのことです。インフラとはインフラストラクチャーの略で基盤という意味です。

インフラ設計、サーバーなどの機器の設置、配線、設定、動作テストなどの作業についてのスキルが必要です。インフラ設計はもちろん、サーバーやネットワークの知識や、近年ではクラウドサーバーの知識も重要になっています。

3:運用・保守スキル

運用・保守スキルとは、稼働しているサーバーやネットワークの運用や保守に必要なスキルです。

運用とは、稼働しているサーバーやネットワークの性能の保全や最適化する業務が中心です。保守とは、万が一に備えバックアップを取ったり、故障に対応したり、トラブルへの備えや対応が主な業務内容です。

エンジニアにとっての人間力を高める方法とは?


まずは今日から実践しましょう。技術力は、学習や経験が必要ですぐには身に着かないかもしれませんが、人間力は、すぐに実践できることばかりです。

最初は上手くいかないかもしれませんが、日々意識して試行錯誤してみましょう。上手くできている人があなたの周りにいるなら、その方にアドバイスを求めてもいいでしょう。自分では気づかない回答をもらえるかもしれません。

人間力を高めて周りから信頼されるエンジニアになりましょう。

エンジニアを目指すならまずは人間力を高めよう!


まずは、人間力から高めましょう。技術力を高めるにも人間力が高いほうが有利です。

たとえば技術力を高めるためにわからないことを質問するときに、「気軽に周りに質問できるか」「相手にわかりやすく伝えられるか」「相手の言っていることを正しく理解できるか」などに人間力が必要です。

人間力は仕事以外でも幅広く使える力ですので、早いうちに身に付けて損はないでしょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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