2021/03/18

主なプログラミング言語15選|プログラミング言語の選び方4つも紹介

 
  

プログラミング言語とは?


プログラミング言語とは、コンピューターに命令を伝えるためのコンピューター用の言葉です。プログラミング言語にはさまざまな種類があり、現在マイナーなものも合わせると200種類以上存在します。

プログラミング言語を利用することで、WebサイトやWebアプリ、スマホアプリ、業務システムなどさまざまなものを開発することができます。

言語が違うと何が変わるの?

プログラミング言語の中には、Webアプリ開発に向いているものやゲーム開発に向いているもの、汎用的には利用できなくてもデータ分析に特化しているものなど、それぞれ特徴があります。

プログラミング言語ごとにできることや得意としていることが異なるため、言語が違えばできることも変わります。

主なプログラミング言語15選


プログラミング言語は現在世界で200種類以上の種類があると言われていますが、実際に使用されている言語の種類はその10分の1ほどです。将来エンジニアを目指している方の中には、プログラミング言語の種類や特徴について知りたいという方もいるでしょう。

ここでは主なプログラミング言語15選をご紹介しますので、プログラミング言語の種類について知る参考にしてみてください。

1:Java

Javaはプラットフォームに依存しないプログラミング言語です。OSに依存しないことから、WindowsやmacOS、Android、iOSなどの幅広いプラットフォーム上で同じように動かすことができます。

また、非常に汎用性が高く、Webアプリや組み込み系システムなどさまざまな開発に用いられています。

さらに大規模システムの開発にも適していることから、多くの企業で採用されてきたという実績を持ちます。そのため、信頼性も高い言語だと言えるでしょう。

2:JavaScript

JavaScriptはWebページにインタラクティブな表現を付与できるプログラミング言語です。ブラウザ上で動作するスクリプト型言語で、ポップアップ表示やスライドショーなどの動的なWebサイトの制作に利用されています。

また、他にもスマホアプリや基幹システムなど、あらゆる分野で採用されています。特にフロントエンドエンジニアを目指す場合は、習得必須の言語となります。

3:TypeScript

TypeScriptはJavaScriptを拡張するかたちでMicrosoft社によって開発されたプログラミング言語です。JavaScriptのメリットを残しつつ、オブジェクト指向の言語に変わっています。

また、JavaScriptとの互換性を持ち、コンパイルするとJavaScriptのコードに変換されるという特徴があります。そのため、JavaScriptが動く環境であればTypeScriptも利用可能です。

4:HTML

HTMLはWebページを構成する言語です。厳密に言えば、プログラミング言語ではなくマークアップ言語と呼ばれる言語になります。

Webブラウザが表示するテキストや画像の配置などを設定するもので、インターネット上にあるほぼすべてのWebサイトで使用されています。そのため、Webサイトの制作を行いたい場合は、次に紹介するCSSと合わせて習得するようにしましょう。

5:CSS

CSSはWebページのデザインを指定する言語です。厳密に言えば、プログラミング言語ではなくスタイルシート言語と呼ばれる言語になります。

HTMLと同様にWebサイトの制作に必須の言語で、HTMLを装飾することでWebページの見た目を整える役割を持ちます。CSSを使用することで、サイトデザインの一括変更なども可能になります。

6:C#

C#はMicrosoft社の.NET Framework上で動作するプログラミング言語です。オブジェクト指向の言語で、C言語とJavaのメリットを組み合わせた言語となっています。

ただし、C言語よりもJavaに近いWeb系の言語なので、「C」と名前に付いていますがC言語とは全く異なる言語だと言えます。次に紹介するC++とは近い部分があると言えるでしょう。

7:C++

C++はC言語にオブジェクト指向を加えて拡張したプログラミング言語です。そのため、C言語で実現できることは基本的にC++でも実現可能です。

また、汎用性が高く、さまざまな種類があるプログラミング言語の中でもトップクラスの処理速度を強みとし、画像解析などの高速演算が必要な分野でも活用されています。

ただし、もともと難しいC言語にC++独自の仕様が追加されているため、学習難易度は非常に高いと言えるでしょう。

8:Python

Pythonはコードがシンプルで読み書きしやすいプログラミング言語です。近年では人工知能の分野で活用されている言語で、Webシステムの開発でよく採用されています。

また、Pythonはシンプルであることに哲学を持っている言語であることから、他の言語に比べてわかりやすく簡潔なコードが書けます。そのため、はじめてプログラミングを学ぶ初心者にもおすすめのプログラミング言語だと言えるでしょう。

9:PHP

PHPはWebアプリケーション開発に特化したプログラミング言語です。世界的なシェアを獲得しているCMSである「WordPress」を構成している言語のため、Web開発では必須の言語だと言えるでしょう。

また、言語仕様も非常に簡単なので初心者にもおすすめの言語です。特にWeb周りの開発をしたい場合は、HTMLやCSSの学習に合わせて学習すると良いでしょう。

10:SQL

SQLはデータベースの操作を行う言語です。厳密に言えば、プログラミング言語ではなくデータベース言語と呼ばれる言語になります。

SQLはISOによって規格が決まっていることから、SQLを習得すればデータベースの種類に関係なく同じように操作できます。データベースを利用するアプリ開発などを行いたい場合は、SQLを習得するようにしましょう。

11:Scala

Scalaはオブジェクト指向と関数型プログラミングが融合したプログラミング言語です。Javaの後継として誕生したため、JVM上で動作し、ほとんどのJavaライブラリが使えます。

ただし、オブジェクト指向言語と関数型言語の両方を理解する必要があるため、習得難易度は高いと言えるでしょう。

12:Swift

SwiftはApple社が開発したiOSやmacOS用のプログラミング言語です。Apple公式のプログラミング言語となっているため、iPhone向けアプリを開発したい人におすすめです。

PythonやObjective-Cなどの良い点を参考にしているため、コードの記述が少なく済み、実行速度も速いです。他の言語に比べてまだ情報が少なめですが、今後に期待できる言語と言えるでしょう。

13:Ruby

Rubyは日本人が開発したプログラミング言語です。日本人のまつもとゆきひろ氏が開発した言語で、楽しくプログラミングできることをモットーにしています。

コードも他の言語に比べて習得しやすく、Webサービスの開発をサポートする「Ruby on Rails」というフレームワークが用意されています。さらに日本語での情報も多いことから、初心者にもおすすめの言語です。

14:R言語

R言語は統計解析やデータ解析に特化したプログラミング言語です。Pythonと同じようにデータ解析などに活用されている言語ですが、R言語は統計解析に特化しているため、Webサービス開発などはできません。

また、どのOSでも利用することができるなどの特徴があります。コード自体の習得は難しくはありませんが、利用するには統計分析の知識が必要になります。

15:Kotlin

KotlinはAndroid公式開発言語に採用されているプログラミング言語です。Javaとの親和性が高く、KotlinからJavaのソースコードを呼び出すことができます。

また、Scalaなどの影響を受けているため、Javaよりも少ないコードで実装できます。null安全であるため、Javaで起こりがちな実行時エラーを防止できます。

プログラミング言語の選び方4つ


ここまでご紹介したとおり、プログラミング言語には非常に多くの種類があり、それぞれ得意としていることや習得難易度などが異なります。また、全ての言語をマスターすることは難しいため、目的に合わせたプログラミング言語を選択することが重要です。

ここでは最後にプログラミング言語の選び方4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:作りたいものに必要な言語を選ぶ

作りたいものが決まっていれば、目的に合わせて最適なプログラミング言語を選ぶようにしましょう。たとえばスマホアプリを作りたいなら、Android向けならJavaやKotlin、iOS向けならSwiftがおすすめです。

また、Webサイトが作りたいならHTML、CSS、PHPやJavaScript、AI開発がしたいならPythonなどを選ぶと良いでしょう。

2:始めやすい言語を選ぶ

難しい言語を選ぶと途中で挫折する可能性も高いため、まずは習得難易度の低いプログラミング言語から始めると良いでしょう。始めやすい言語としては、コードがシンプルなPython、環境構築の必要なしにブラウザ上で実行できるJavaScript、構文が平易なPHPなどがおすすめです。

3:環境のシェア率から選ぶ

多くのエンジニアが使っている言語を学びたいなら、シェア率が高いプログラミング言語を選ぶようにしましょう。シェアの高さで見るなら、JavaScriptやHTML、CSSが特に高いです。そのため、多くのエンジニアがWeb開発に必要な言語を扱っていることがわかります。

4:需要が高い言語を選ぶ

エンジニアとして仕事をしたいなら、需要が高いプログラミング言語を選ぶようにしましょう。需要の高さは、現時点で求人サイトに出ているエンジニアの求人の多さからチェックすることができます。

特に求人が多い言語としては、JavaやPHP、C#、Pythonなどが挙げられるでしょう。

プログラミング言語への理解を深めよう


プログラミング言語は、選ぶ種類によってできることや需要などが異なります。そのため、言語選びは非常に重要です。

ぜひこの記事でご紹介した主なプログラミング言語の種類やプログラミング言語の選び方などを参考に、それぞれどのような特徴を持ったプログラミング言語なのか理解を深め、言語選びの参考にしてみてください。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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