2020/10/16

ネットワークエンジニアのAWSのサービスの基礎知識:Amazon VPC

 
  

2006年の提供開始以来、日本においてもAmazonが提供するAWSを利用する企業が増えてきました。
AWSの開発をする際に必要となってくるAmazon VPCについてはご存知でしょうか。
AWSの基礎知識として、Amazon VPCの概要とAmazon VPCで出来ることについてご紹介します。

Amazon VPCとは

Amazon VPCとは、Amazon Virtual Private Cloudの略で、プライベートな専用クラウド環境を提供するサービスのことであり、VPCはAWS専用の仮想ネットワークであると言えます。
VPCでは、AWS内において他の仮想ネットワークから論理的に分離されたセクションをプロビジョニングし、VPC内でAWSリソースを起動することができます。
IPアドレス範囲の選択、サブネットの作成、ルートテーブルの設定、ネットワークゲートウェイの設定などが可能で、仮想ネットワーク環境を完全にコントロールすることができます。
これによりAWSリソースは、指定されたサブネットの中で起動することができるため、インターネットに接続するリソースはパブリックサブネット、閉域ネットワークで使うリソースにはプライベートサブネットを使用することができます。

Amazon VPCでできること

Amazon VPCを利用してできることについてご紹介します。
まず、インターネットに公開するウェブサイトやブログなどの基本的なアプリケーションにVPCを活用することで、ウェブサイトを高いセキュリティで保護することができます。
また、ウェブサーバー、アプリケーションサーバー、データベース間のアクセスやセキュリティを厳しく管理することができるため、多階層のウェブアプリケーションをホストする際にも活用することができます。
ウェブサーバーはインターネットと通信させ、アプリケーションサーバーは企業内ネットワーク上のデータベースと通信させるVPCの作成が可能で、クラウド内のアプリケーションサーバーとデータセンター内のすべての通信を保護することができます。
その他、企業内のアプリケーションをクラウド内に移行し、VPCを利用して社内ネットワークに接続することも可能です。

AWSのほとんどのサービスで利用されているAmazon VPC

Amazon VPCは、プライベートなクラウド環境を作成できるサービスで、AWSのほとんどのサービスにおいてネットワーク制御を行う際に設定が必要となってくるものです。
ネットワーク設定のカスタマイズも簡単なうえ、セキュリティもしっかりとしているため、安心して活用できる便利なサービスです。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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