2020/12/17

ネットワークエンジニアがきつい理由とは?向いている人の特徴を紹介

 
  

ネットワークエンジニアの仕事とは

ネットワークエンジニアとは、コンピュータや電子機器などを接続して、ネットワーク環境を構築することが主な仕事です。そのため、ネットワークエンジニアは実際の機器を扱うというITエンジニアでは珍しいタイプとなります。

また、構築する前にはクライアントにヒアリングしてニーズを把握したうえで設計を行い、構築後はそのネットワークを運用していくこともネットワークエンジニアの仕事です。

ネットワークエンジニアの仕事がきついと言われる理由7つ

IT業界やエンジニアなどの仕事はきついと思われがちです。これらの職場環境は徐々に見直されてはいますが、それでもまだきついことに変わりはないかもしれません。そのため、ネットワークエンジニアも仕事がきついと言われることがあります。

また、ネットワークエンジニアは実際の機器を扱うというITエンジニアでは珍しいタイプで、他のITエンジニアの仕事のきつさとは、少し異なった理由があります。

ネットワークエンジニアがきつい理由1:夜間勤務がある

構築したネットワークのシステムは基本的に24時間365日ずっと稼働しています。ネットワークの運用もネットワークエンジニアの仕事です。24時間稼働するシステムを運用するためには、それだけエンジニアが対応する時間も必要ということです。

そのため、ネットワークエンジニアはシフト勤務であることが多く、夜勤もあります。夜勤を含むシフトのため、生活リズムを崩しやすくそれがきついと感じる人もいます。

ネットワークエンジニアがきつい理由2:個人のペースで仕事ができない

エンジニア職は個人で黙々と作業するイメージがあるでしょう。しかし、実際はチームで連携して作業を進めることも多いです。そのため、個人のペースではなくチームのペースに合わせて仕事をすることもあります。

チームに合わせて仕事をするので、1人で黙々と仕事をしたい人にとっては思うようなペースにできないことに、きつさを感じてしまうこともあります。

ネットワークエンジニアがきつい理由3:プライベートを確保しづらい

ネットワークシステムは土日、祝日も関係なしに稼働します。そのため、ネットワークエンジニアは土日、祝日も関係なく出勤が必要です。また、シフト勤務で夜勤もあるので勤務時間も安定せず、決まった曜日や時間で休めません。

そのため、プライベートでの予定が立てにくかったり、確保しづらかったりします。プライベートが充実させにくいため、仕事がきついと感じてしまう人もいます。

ネットワークエンジニアがきつい理由4:時間に追われる作業がある

もし、ネットワークシステムにトラブルが起こって使えなくなると、そのシステムを使っている企業は仕事ができなくなります。そのために大きな損害が発生してしまう可能性もあります。

そういう場合にネットワークエンジニアは早急に対応をし、システムを復旧させる必要があります。一刻も早く復旧させないといけないという責任やプレッシャーをつらく感じる人もいます。

ネットワークエンジニアがきつい理由5:プレゼン能力も必要

ネットワークエンジニアはネットワークシステムについて、クライアントや社内などに向けてプレゼンが必要なこともあります。プレゼン能力はネットワークエンジニアとしての知識やスキルとは別の種類のスキルです。

そのため、ネットワークエンジニアとしての高い知識やスキルを身につけていても、プレゼンがうまくできないことで仕事がきついと感じてしまう人もいます。

ネットワークエンジニアがきつい理由6:ステップアップは自分次第

ネットワークエンジニアになると、まずは保守や運用などの下流工程を担当します。しかし、保守や運用をどれだけ頑張っても、ネットワークエンジニアとしてのステップアップはできません。

設計や構築などの上流工程に関わっていくためには保守や運用の通常業務こなしながら、社内での立場を上げて上流工程に関するスキルを身につけていく必要があります。

ネットワークエンジニアがきつい理由7:重い責任

ネットワークがシステムトラブルで使えなくなってしまうと、企業は仕事ができずに大きな損失を出してしまう可能性があります。ネットワークエンジニアは早急に対応し、復旧させる必要があります。

その際には、時間に追われるだけでなく早くシステムを復旧しなければいけないという責任とプレッシャーを抱えることになります。その責任とプレッシャーの大きさから、仕事がつらいと感じてしまう人もいます。

ネットワークエンジニアになるメリット4つ

IT業界やエンジニアの仕事はきついと思われがちです。ネットワークエンジニアもそれらに属するので、その仕事はきついかもしれません。しかし、ネットワークエンジニアの仕事はただきついだけでなく、いろいろなメリットもあります。

そのため、ネットワークエンジニアになることを検討している人は、仕事はきついというデメリットだけでなく、メリットも判断材料に含めておくようにしましょう。

ネットワークエンジニアのメリット1:単純な仕事内容

ネットワークエンジニアはシステムにトラブルがあれば、早急にそのトラブルの原因を見つけて、システムを復旧させる必要があります。その対応をするためには高度な技術やスキルが必要で、複雑な作業になることもあります。

しかし、ネットワークシステムはそう頻繁にトラブルが起こるわけではありません。そのため、保守と運用の業務を受け持つネットワークエンジニアは基本的に毎日同じことを繰り返すルーティンワークとなります。

ネットワークエンジニアのメリット2:作業がマニュアル化されている

ネットワークシステムの保守や運用では、システムに不具合が出ないように管理や監視を行います。その際の業務方法はマニュアル化されていることが多く、マニュアルに従って毎日の作業を行います。

作業がマニュアル化されていることで、ある程度のネットワークシステムに対する知識やスキルがあれば対応できます。ネットワークエンジニアになると、まずネットワークシステムの保守や運用から経験することが多いのはそのためです。

ネットワークエンジニアのメリット3:リモート勤務もある

これまでのネットワークシステムは社内に機器を設置することが多かったので、現場に常駐する必要がありました。しかし、近年ではクラウドサービスが普及して、クラウドサーバーを導入する企業も増えてきています。

クラウドサービスを利用している場合は機器を直接触る必要がなく、ネット環境があれば外部から保守やメンテナンスができます。そのため、現場へ足を運ぶことなくリモート勤務で対応できる場合もあります。

ネットワークエンジニアのメリット4:残業が少ない

ネットワークエンジニアの仕事で、設計や構築の工程ではネットワークシステムの稼働期限に間に合わせるために、残業が発生することはよくあります。

しかし、運用の段階に入るとネットワークエンジニアはシフト勤務で対応をします。そのため、勤務時間になれば交代ができるので、残業が少ないでしょう。ただし、トラブルが起こった場合には早急に対応が必要となるので、残業が発生することもあります。

ネットワークエンジニアに向いている人の特徴4選

ネットワークエンジニアは実際の機器を扱うというITエンジニアでは珍しいタイプの職種となります。そのため、他の種類のエンジニアを経験しているからと、ネットワークエンジニアにも向いているとは限りません。

もし、ネットワークエンジニアになることを検討しているのであれば、どのような人がネットワークエンジニアに向いていて、自分がその特徴を持っているか確認してみましょう。

向いている人の特徴1:向上心がある人

IT業界は技術の進歩がはやく、新しい技術や情報などがどんどん出てきます。IT業界で仕事を続けていくためにはそれらの新しい技術を身につけ、新しい情報を収集して把握しておく必要があります。

そのため、ネットワークエンジニアも常に向上心を持って、勉強し続ける必要があります。もし、向上心が保てなければ勉強が続かず対応できる仕事が減っていき、仕事がきついと感じてしまう可能性があります。

向いている人の特徴2:地道な作業が得意な人

ネットワークの運用は作業がマニュアル化されていて、毎日が同じことの繰り返しです。単調な作業と感じることもありますが、システムトラブルが起きないようにするためにも、毎日の管理や監視は重要です。

その単調な作業も、重要性を把握して地道に繰り返せる人はネットワークエンジニアに向いているでしょう。もし、地道で単調な作業が苦になる人なら、毎日の同じ作業の繰り返しにきついと感じる可能性があります。

向いている人の特徴3:コミュニケーションが得意な人

エンジニアは1人で黙々と作業をするというイメージを持たれることもあります。しかし、ネットワークエンジニアの仕事では、チームで連携をとって仕事を行ったりクライアントにヒアリングを行ったり、プレゼンを行ったりします。

そのため、ネットワークエンジニアは人と接することも多く、エンジニアとしての技術やスキルだけでなく、コミュニケーション能力も求められることになります。

向いている人の特徴4:体力がある人

運用を担当するネットワークエンジニアは、土日や祝日も関係のないシフト勤務であり、夜勤もあります。その不規則な生活を続けることで、生活リズムを崩してしまい仕事がきついと感じてしまう人もいます。

そのため、ネットワークエンジニアは意外と体力仕事となるので、体力や忍耐力なども必要です。もし、これらが不足していると体力が持たないことからも、仕事がきついと感じてしまう可能性があります。

ネットワークエンジニアがきつい理由を知ろう

IT業界やエンジニアの仕事はきついと思う人もいるでしょう。そのため、これらに属するネットワークエンジニアの仕事もきついと言われることがあります。

しかし、ネットワークエンジニアは他のITエンジニアと異なり、実際の機器を扱うという珍しいタイプです。そのため、他のエンジニアの仕事がきついと感じる理由と、ネットワークエンジニアの仕事がきついと感じる理由には少し異なる部分があるということを知っておきましょう。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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