2021/01/19

「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」とは?試験の概要について紹介!

 
  

「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」とは?

Amazonが提供するクラウドサービスプラットフォームであるAWSは、世界で広く活用されており、近年日本の多くの企業でも取り入れられています。 AmazonはAWSのサービスについての公式認定資格を独自で用意しており、AWSを利用する企業における人材の採用基準としても活用されています。 ここで紹介する「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」は、AWS認定資格の一つであり、ビジネス上で生じた問題に対して機械学習ソリューションを設計・実装・デプロイ・維持して解決する能力を測るものです。 AWS認定資格は様々なレベルや専門がありますが、「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」はどのような特徴があり、資格取得のためにはどのような対策が必要なのでしょうか。

AWS認定資格の種類について

AWS認定資格はその難易度や役割ごとに、全12種類が用意されています。 まず、大きな分類としてはAWSサービスについての知識をその役割ごとに検証する「役割別の資格」と、高度な専門的な知識を検証する「専門知識別の資格」で分けることができます。 前者は「アーキテクト」「運用」「開発者」の3種類の役割で分けられており、さらにその難易度によって異なる認定試験(プロフェッショナルとアソシエイト)が用意されています。 後者は「ネットワーキング」「ビッグデータ」「セキュリティ」「機械学習」「Alexaスキルビルダー」の5種類の特化した専門性を証明する資格であり、どれも難易度は高いものとなっています。 「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」は分類としては後者の専門知識別の資格の一つであり、比較的難易度が高いものであり、機械学習に関する高い専門的な知識が要求される資格であると言えます。 また、AWSサービスに特化したものではなく、機械学習に関する基礎知識も要求されるということも他のAWS認定試験とは異なる特徴の一つです。

AWS認定資格を取得するメリット

では、AWS認定資格を取得するメリットとしては、具体的にどのようなことが挙げられるのでしょうか。 情報が重要な価値を持つようになった現代、日本社会においてもAI人材が不足していると言われており、日本政府は2019年「AIの基礎知識を持つ人材を年間25万人育てる」という目標を掲げました。 そのような社会の中で、多くの企業が活用しているAWSに関する知識を有し、利用することのできる能力を証明できるAWS認定資格を取得することで、自身の市場価値を上げることができます。 Amazonのサービスは日々アップグレードされているため、資格の勉強を続けることで最新の情報を学び続けることが可能です。 また、Amazon公式の認定資格であるため、より具体的なメリットとして ・効率的に正しい知識を身につけることができる ・AWSの専門知識を持っている証明になる といった点も挙げられます。

資格取得に必要な知識や経験について

「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」は難易度の高い資格であることは先に述べていますが、具体的にどのような知識や経験が必要なのでしょうか。 資格取得に推奨される知識や経験として、以下のものが挙げられています。 1.実務経験 ・AWSクラウドにおけるML/深層学習ワークロードの開発・設計・実行の経験(1~2年) ・基本的なハイパーパラメータ最適化の実践経験 ・ML及び深層学習フレームワークの使用経験 2.能力 ・基本的なMLアルゴリズムの基となる考えを表現できる ・モデルトレーニングのベストプラクティスを実行できる ・デプロイと運用のベストプラクティスを実行できる 上記のように、知識だけではなく、実務経験を有することが推奨されていることが一つの特徴です。 では実際にどのように試験の準備していけば良いか、具体的に説明していきます。

試験の概要について

これまでは「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」の概要について述べました。 こからは「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」の試験がどのように実施されているのか、その概要について説明していきます。 この試験における知識の比重と実施方法の概要が、以下です。

試験の形式

まず、実際の試験の実施形式などの概要を以下の6つ(出題形式・実施形式・時間・料金・言語・合格点)に分けて紹介します。 1.出題形式 ・択一選択問題(4択中1つの正解を選択) ・複数の答えがある問題(5択中2つ以上の正解を選択) 2.実施形式 テストセンターまたはオンラインプロクター試験 ※後者は2020年から導入されました。静かな部屋でウェブカメラ・マイク・ネットワークを用意の上、受験することが可能です。 3.試験時間 180分間 4.料金 30,000円(税別) / 模擬試験 4,000円(税別) ※模擬試験は実際の試験よりも問題数と制限時間が少なく設定されていますが、本番の雰囲気を掴み、試験本番に備えることができます。 5.言語 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) 6.合格点(最低合格スコア) 1,000点中750点 ※試験は100〜1,000点の範囲のスコアでレポートされます。 以上が、試験の形式の概要です。

試験における比重と出題分野

「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」の試験に出題される分野は、「データエンジニアリング」「探索的データ解析」「モデリング」「機械学習の実装と運用」4つに分かれます。 1.分野1:データエンジニアリング(20%) ・機械学習のデータリポジトリの作成 ・データ収集・変換ソリューションの特定と実装・実技 など 2.分野2:探索的データ解析(24%) ・モデリングのためのデータのサニタイズと準備 ・特徴エンジニアリングの実施 ・機械学習用データの分析と視覚化 など 3.分野3:モデリング(36%) ・ビジネス上の課題を機械学習の課題として捉え直す ・特定の機械学習の課題に対する適切なモデルの選択 ・機械学習モデルのトレーニング など 4.分野4:機械学習の実装と運用(20%) ・機械学習ソリューションの構築・展開・運用 など 上記は全ての内容を記載しているわけではありませんが、機械学習における幅広い知識や能力が試される試験であると言えます。

試験の準備の仕方について

具体的な「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」試験に向けての準備ですが、AWSの中で様々にその対策ツールが用意されているため、基本的に、それらを利用することが推奨されます。 どのようなツールが用意されているのか、説明していきます。

オンライン講座の活用

AWSには、認定資格受講予定者に対して、インストラクターによるオンライン講座(無料)及びクラスルームトレーニング(有料)が用意されています。 無料講座では、試験に関する疑問点や試験対策の方法などを無料で相談することができます。 さらに有料のクラスルームトレーニングで実力を伸ばすことも可能です。

AWS公式ドキュメントの活用

AWS認定試験の対策として、AWSのwebページ上の無料でダウンロードできるドキュメントを活用することも効果的です。 日本語訳されていない英語のみのページもありますが、内容としては機械学習に関するものであり、資格試験出題社が出している公式ドキュメントであるため、一度は目を通しておくべきでしょう。

サンプル問題と模擬試験の活用

試験の準備として、AWSのHP上で解くことができる該当試験のサンプル問題を活用することも有効な方法です。 量は多くないため網羅的に何度も繰り返したりするということはできませんが、一通り学習を終えた後の確認として利用することができます。 さらに実力がついてきたら、試験の概要のところで触れた有料の模擬試験を受ければ、自分の実力を本番に近い条件で試すことができます。

実践による動作の確認

AWSのHPでは、「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」の試験を準備の仕方について、実践的な経験が優れた準備であることが述べられています。 AWSが準備している様々なリソースを用いて、培ってきた知識を実践し、実際の動作を確認することはとても効率的な準備であると言えるでしょう。 AWSは独自のプラットフォーム、製品、サービスを無料に体験できる「無料利用枠」を提供しています。学んできたことをこの場所でアウトプットし、より深い理解に繋げていくことが効果的であると言えます。

まとめ

ここまでで述べてきたように、「AWS 認定 機械学習 – 専門知識」の資格を取得することは自身の市場価値の向上という観点からも、AI人材不足が叫ばれる日本社会への貢献という観点からも、意義のあることと言えます。 AWSではその資格取得のためのリソースを自ら積極的に提供しているため、それらをうまく活用していきながら、効率的な準備をしていきましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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