コンサルタントに向いている人の性格・特徴ランキング【現役コンサルタント31人が回答】

コンサルタントに向いている人の性格や特徴は「聞き上手」「外交的」「積極的・チャレンジ精神が高い」などです。

この記事では、今まで3,000人以上のキャリアチェンジを支援してきた当社・株式会社オープンアップITエンジニアが、現役でコンサルタントとして働いている方31人にアンケートを実施し、コンサルタントに向いている人の性格・特徴についてランキング形式でまとめたものです。

未経験からコンサルタントを目指している方は自分の性格的に向いているのかどうかをチェックシート的に見ていってくださいね。
【アンケートの調査概要】

• 調査期間：2023年12月7日～12月8日
• 調査機関：アイブリッジ株式会社
• 調査対象：現職のコンサルタントの人31名
• 調査方法：インターネットのアンケートツールを活用した調査

※複数回答可の設問では、回答数の合計が31にならない場合があります。

【31人が回答】コンサルタントに向いている人の性格・特徴ランキング

順位	性格	回答数
1位	聞き上手	12
2位	外交的	11
3位	積極的・チャレンジ精神が高い	11
4位	協調性が高いチームワークを大切にする	8
5位	忍耐力が高い・粘り強い	7
6位	まじめ・几帳面	7
7位	柔軟・臨機応変	7
8位	冷静・計画的	7
9位	勤勉	6
10位	同じことを繰り返すのが苦でない	4

上記が必要なスキルの一覧です。では、それぞれのスキルがなぜ必要とされるのかを順に考察していきましょう。

1位：聞き上手

コンサルタントに向いている性格・特徴の1位は聞き上手で、回答数は12件。全体の13%を占める割合でした。

コンサルタントにとって、「聞き上手」であることは、クライアントの課題を正確に把握し、最適な解決策を導き出すために不可欠なスキルです。単に話を聞くだけでなく、以下の点に意識を向けることが重要です。

1. 傾聴: クライアントの話に全神全霊で耳を傾け、言葉の裏にある真意やニーズを理解しようと努めます。

2. 質問: 適切な質問をすることで、クライアントの考えを引き出し、より深い理解を得ます。

3. 共感: クライアントの立場に立って共感を示し、信頼関係を築きます。

4. 非言語コミュニケーション: 表情や声のトーンなど、非言語コミュニケーションにも注意を払い、クライアントの感情を読み取ります。

5. メモ: 重要なポイントをメモすることで、聞き漏らしを防ぎ、後の分析に役立てます。

2位：外交的

コンサルタントに向いている性格・特徴の2位は外交的で、回答数は11件。全体の12%を占める割合でした。

コンサルタントにとって、「外交的」であることは、様々な人と円滑なコミュニケーションを築き、プロジェクトを成功に導くために重要なスキルです。具体的には、以下の5つの要素が重要になります。

1. コミュニケーション能力: 相手に分かりやすく情報を伝え、相手の話を聞き取る能力です。

2. 傾聴力: 相手の話に真摯に耳を傾け、理解しようと努める能力です。

3. 共感力: 相手の立場に立って考え、共感を示す能力です。

4. 協調性: チームメンバーと協力して目標達成を目指す能力です。

5. 柔軟性: 状況に応じて臨機応変に対応する能力です。

3位：積極的・チャレンジ精神が高い

コンサルタントに向いている性格・特徴の3位は積極的・チャレンジ精神が高いで、回答数は11件。全体の12%を占める割合でした。

コンサルタントにおける「積極的・チャレンジ精神が高い」とは、以下の3つの要素を指します。

1. 困難な課題にも臆することなく挑戦する

コンサルタントは、クライアントの抱える課題を解決するために、様々な困難に直面します。そのような状況においても、積極的に取り組む姿勢が必要です。

2. 新しいアイデアや方法を提案する

既存の枠にとらわれず、常に新しいアイデアや方法を探求し、提案する姿勢が必要です。

3. 失敗を恐れずに挑戦し続ける

挑戦には必ずしも成功が伴うとは限りません。しかし、失敗から学び、成長していくことが重要です。

4位：協調性が高いチームワークを大切にする

コンサルタントに向いている性格・特徴の4位は協調性が高いチームワークを大切にするで、回答数は8件。全体の9%を占める割合でした。

コンサルタントの仕事は、一人で完結するものではありません。クライアントの課題を解決するためには、チームメンバーと協力してプロジェクトを進めることが重要です。

協調性が高いチームワークを大切にするとは、以下のことを意味します。

1. チームメンバーを尊重し、意見を積極的に聞く

チームメンバーには、それぞれ異なる知識や経験があります。それぞれの意見を尊重し、積極的に聞くことで、より良いアイデアが生まれます。

2. 自分の役割を果たし、チームに貢献する

チームの一員として、自分の役割を果たし、チームに貢献することが重要です。

3. コミュニケーションを密に取る

チームメンバーと密にコミュニケーションを取ることで、情報共有や意思決定をスムーズに進めることができます。

4. 問題があれば積極的に解決する

チーム内で問題が発生した場合は、積極的に解決に取り組みます。

5位：忍耐力が高い・粘り強い

コンサルタントに向いている性格・特徴の5位は忍耐力が高い・粘り強いで、回答数は7件。全体の8%を占める割合でした。

コンサルタントの仕事は、困難な課題に取り組むことが多いため、忍耐力と粘り強さが必要不可欠です。

忍耐力が高い・粘り強いとは、以下のことを意味します。

1. 困難な状況でも諦めずに目標を達成する

コンサルタントの仕事は、困難な状況に直面することが多々あります。しかし、そのような状況でも諦めずに目標達成を目指し続けることが重要です。

2. 課題解決のために時間をかけて努力する

コンサルタントの仕事は、すぐに結果が出るものではありません。課題解決のために時間をかけて努力する必要があります。

3. 失敗から学び、改善する

コンサルタントは、失敗から学び、改善することで成長していくことができます。

6位：まじめ・几帳面

コンサルタントに向いている性格・特徴の6位はまじめ・几帳面で、回答数は7件。全体の8%を占める割合でした。

コンサルタントの仕事は、クライアントの課題解決に貢献するために、高い精度で業務を遂行することが求められます。そのため、「まじめ・几帳面」であることは、コンサルタントにとって重要な要素です。

まじめ・几帳面とは、以下のことを意味します。

1. 責任感を持って仕事に取り組む

クライアントの課題解決という重要な責任を担っていることを常に意識し、誠実に仕事に取り組むことが重要です。

2. 細部までこだわる

細部までこだわることで、高品質な成果を出すことができます。

3. ミスを減らす

ミスを減らすことで、クライアントに信頼を与えることができます。

7位：柔軟・臨機応変

コンサルタントに向いている性格・特徴の7位は柔軟・臨機応変で、回答数は7件。全体の8%を占める割合でした。

コンサルタントの仕事は、常に変化する状況に対応しながら、プロジェクトを成功に導くことが求められます。そのため、「柔軟・臨機応変」であることは、コンサルタントにとって非常に重要な要素です。

具体的には、以下の能力が求められます。

1. 状況に合わせて考え方を柔軟に切り替える

コンサルティングプロジェクトは、当初の計画通りに進まないことも多々あります。状況に合わせて、柔軟に考え方を切り替えることが重要です。

2. 変化に迅速に対応する

クライアントのニーズや状況変化に迅速に対応することで、プロジェクトを成功に導くことができます。

3. 創造的な解決策を生み出す

既存の枠にとらわれず、柔軟な発想で創造的な解決策を生み出すことが重要です。

8位：冷静・計画的

コンサルタントに向いている性格・特徴の8位は冷静・計画的で、回答数は7件。全体の8%を占める割合でした。

コンサルタントの仕事は、様々な困難やプレッシャーに直面しながら、プロジェクトを成功に導くことが求められます。そのため、「冷静・計画的」であることは、コンサルタントにとって非常に重要な要素です。

具体的には、以下の能力が求められます。

1. どんな状況でも冷静さを保つ

プレッシャーがかかる状況でも冷静さを保つことで、適切な判断を下すことができます。

2. 論理的に思考する

感情に流されず、論理的に思考することで、最適な解決策を導き出すことができます。

3. 計画的に行動する

事前に計画を立てて行動することで、効率的に目標を達成することができます。

4. リスクを管理する

プロジェクトを進める上で、様々なリスクが発生する可能性があります。事前にリスクを想定し、適切な対策を講じることで、プロジェクトの成功確率を高めることができます。

9位：勤勉

コンサルタントに向いている性格・特徴の9位は勤勉で、回答数は6件。全体の6%を占める割合でした。

コンサルタントの仕事は、高度な知識とスキルが求められるだけでなく、長時間労働や休日出勤も多いため、勤勉さが重要な要素となります。

具体的には、以下の要素が求められます。

1. 努力を惜しまない

目標達成のために、努力を惜しまない姿勢が必要です。

2. 時間管理を徹底する

限られた時間を効率的に活用するために、時間管理を徹底する必要があります。

3. 継続的に学習する

常に新しい知識やスキルを学び続ける姿勢が必要です。

4. 責任感を持つ

クライアントの課題解決という責任を常に意識し、最後までやり遂げる責任感が必要です。

10位：同じことを繰り返すのが苦でない

コンサルタントに向いている性格・特徴の10位は同じことを繰り返すのが苦でないで、回答数は4件。全体の4%を占める割合でした。

コンサルタントの仕事は、課題分析、提案、実行、評価といったサイクルを何度も繰り返す必要があり、同じような作業をこなすことも少なくありません。

「同じことを繰り返すのが苦でない」とは、以下の能力を意味します。

1. 基礎を丁寧にこなす

コンサルティングの仕事は、高度なスキルも必要ですが、基礎的な作業を丁寧にこなすことが重要です。同じ作業を繰り返すことで、精度を高め、ミスを減らすことができます。

2. 地道な努力を続ける

コンサルタントの仕事は、すぐに成果が出るものではありません。 地道な努力を継続することで、スキルを磨き、成長することができます。

3. ルーティンワークを楽しむ

同じ作業を繰り返すことを苦痛ではなく、ルーティンワークを楽しむことで、仕事に取り組む姿勢が前向きになります。

4. 改善点を見つける

同じ作業を繰り返すことで、改善点を見つけやすくなります。 改善点を見つけて改善することで、効率化を図ることができます。

コンサルタントに向いていない人の性格・特徴は？

逆にコンサルタントに向いていない人の特徴は、ここまでご紹介してきた性格・特徴の逆といえます。

たとえば、向いている人の性格・特徴の上位に「同じことを繰り返すのが苦でない」があるとすれば、その逆の「ルーティーンワークが苦手」な方はコンサルタントには向いていないといえるでしょう。

他にも「協調性が高いチームワークを大切にする」なら、「個人で自由に、主体的に物事を進めるのが好き」な方は向いていないといえるでしょう。

とはいえ、ランキングに出てきた性格に自分が当てはまるからといってコンサルタントに向いていないとも言い切れません。

どちらかといえばランキング上位の性格・特徴に、自分がどれだけ当てはまっているか？を見て判断することをおすすめします。

コンサルタントに向いている人が持っているスキル(必要なスキル)

では、コンサルタントに向いている人はどんなスキルを共通して持っているのでしょうか？または、コンサルタントになるためにはどんなスキルを所有しておくべきなのでしょうか？

同じく現職のコンサルタントの方に聞いたアンケートによれば、コンサルタントに必要なスキルには下記のようなものがありました。

• ビジネスマナー
• 論理的思考
• ロジカルシンキング

より詳しくは下記の記事で書いていますので合わせてお読みください。
※詳細：コンサルタントに必要なスキルランキング＆向いてる人の特徴【現役営業31人が回答】

コンサルタントに必要なスキルランキング＆スキルアップの方法とは？【現役コンサルタント31人が回答】

コンサルタントに関するその他の疑問と答え

最後に、自分がコンサルタントに向いているのか向いていないのかが気になる方からよくある質問に対して回答します。

コンサルタントの仕事内容とは？

コンサルタントは、企業や組織が抱える課題を解決するために、専門的な知識とスキルを用いて支援を行う職業です。具体的な仕事内容は、クライアントの課題を分析し、解決策を提案・実行することです。

主な業務内容

• 課題分析: クライアントの現状を調査・分析し、課題を明確にする
• 提案: 課題解決に向けた具体的な提案を行う
• 実行: 提案を実行に移すための支援を行う
• 評価: 実施した施策の効果を評価する

求められるスキル

• 問題解決能力
• コミュニケーション能力
• 論理的思考能力
• 分析力
• プレゼンテーション能力

コンサルタントの仕事は、多様な業界や企業と関わることで幅広い知識と経験を積むことができるというメリットがあります。一方、長時間労働やプレッシャーなど、負担が大きい面もあります。

コンサルタントに興味がある方は、自身のスキルや適性と照らし合わせて、慎重に検討することをおすすめします。

コンサルタントは未経験から転職・キャリアチェンジできる？

結論から申し上げると、コンサルタントに未経験から転職・キャリアチェンジするには「30歳前」までに行うと成功する確率が高いです。

29歳まで（20代のうち）であれば、未経験の職種であっても、経験を積む時間もありますし、新たに知識・スキルを身につけるスピードも違います。また、ポテンシャルや成長性が期待されるため、採用される可能性が高くなります。

一方、30代以上になると、実績や経験が重視される傾向にあるため、未経験の職種への転職は難しくなるでしょう。

実際に、当社が独自に実施したキャリアチェンジに関するアンケートでも未経験から転職・キャリアチェンジをした人の約8割が32歳までの間で行ったと回答しています。

それ以外の転職・キャリアチェンジの際に重要な要素としては、「今まで経験した職種と近いジャンルの職種へ転職・キャリアチェンジすること」、「将来のキャリアプランを考えること」や「現職よりも給与が下がることを考慮すること」なども挙げられます。

より詳しい内容は「キャリアチェンジとは？」の記事で回答数などと合わせて公開していますので、合わせてお読みください。

※詳細：キャリアチェンジとは？転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】

キャリアチェンジとは？転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】

コンサルタントに向いていたら転職・キャリアチェンジを進めよう

この記事でご紹介した性格・特徴に当てはまることが多いなら、ぜひコンサルタントへの転職・キャリアチェンジを進めてみてください。

年齢によって転職・キャリアチェンジの難易度は変わってきますので、早めに動くことをおすすめします。

なお、あなたが未経験の職種へ転職・キャリアチェンジを検討しているなら「キャリアチェンジとは？」の記事も合わせてお読みください。

実際にキャリアチェンジを経験した人にアンケートを実施し、キャリアチェンジすることのメリット・デメリットやコツ、キャリアチェンジ後に就いた職種は何なのか？など、キャリアチェンジに関する疑問が解決できる内容になっています。

職種ジャンル別にもご紹介していますので、具体的に目指したい職種が決まっている人は特に参考になるはずです。もちろん「とにかく今の職種をやめてキャリアチェンジしたい」と漠然と思っている人にもおすすめです。

※詳細：キャリアチェンジとは？転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】

キャリアチェンジとは？転職理由・最適なタイミング・メリット/デメリットを職種別に解説【独自調査】