2020/12/18

プログラマーにおすすめの資格とは?業務に使える資格10選

 
  

‘SE’ ‘left’ ‘プログラマーって資格が必要ですか?’]
‘PM’ ‘right’ ‘資格は必要ありません。しかし就職の際にアピールできるなど、会社によっては必要なこともありますので、取っておくのもよいでしょう。’]

プログラマーとは


プログラマーとはプログラム言語を使ってさまざまなシステムやソフトを作る仕事のことをいいます。

システムエンジニアが作成したシステムの仕様書を元に、システムが作動するようにプログラミングを組みます。プログラマーは、通販サイトやデータベースの構築、スマホのゲームアプリ、自社システムの構築などさまざまな分野で活躍しています。

プログラマーの収入

プログラマーの収入は、会社勤めの20代で平均年収が370万円と言われています。プログラマーという仕事は、IT業界の中では、最初のステップとして就く職種という傾向にあります。

未経験者や経験の浅い人でも採用されているため、フリーランスよりも企業勤めのプログラマーの年収が低いと言われています。プログラマーとして経験を積んで、エキスパートとして活躍し、高収入を得ている人もいます。

プログラマーに就職するには資格が必要?


プログラマーになるにはプログラム言語に関する知識が必要ですが、資格は必要ありません。ただし、プログラマーとして就職するときには自分の能力を就職先に知らせる手段の一つになります。会社によっては資格が必要な場合もあります。

プログラマーにおすすめの資格10選


プログラマーの仕事に興味がある人はどのような資格を持っていればプログラマーとして働く上で役に立つのか気になるのではないでしょうか?

プログラマーにもWeb系、システム系、アプリ開発者などさまざまな種類があり、それぞれに応じたプログラム言語と資格があります。

どの資格も基本的には受験資格がなく、誰でも受験できます。今回は、その中でもオススメの資格を10個紹介します。

Web系プログラマ—におすすめの資格2つ

Web系プログラマ—はWeb上で動くシステムのプログラミングをするプログラマーです。Webサイトを利用する機会が増えていく中でWeb系プログラマーの需要は高くなっています。

それぞれのシステムで使用されているプログラミング言語が異なるため、多くのWebシステムに対応するには、複数の言語を理解する必要があります。ここからはWeb系プログラマーにおすすめの資格を2つ紹介します。

PHP技術者認定初級試験

一般社団法人PHP技術者認定機構が主催する試験です。初級、上級/準上級、認定ウィザードのレベルがあり、最上位の認定ウィザードを受験するには上級/準上級に合格している必要があります。

合格率は、初級が80%前後、上級/準上級が約6.4%、認定ウィザードは合格者がいない年もある超難関試験です。基礎がしっかり身についていないと合格できません。

Ruby技術者認定試験

非営利団体Ruby Associasionが運営する試験です。現在はSilver、Goldの2つのレベルですが、近い将来さらに上のPlatinumが追加される予定となっています。

Goldに認定されるにはSilverとGoldの2つの試験に合格する必要があります。合格率は公表されていません。

SIer系プログラマーにおすすめの資格3つ

SIer系プログラマーは他社からシステム開発の依頼を受け、依頼主が求めるシステムを開発するプログラマーです。依頼を受ければシステムの開発だけでなく運用や保守などのシステム開発に関係するさまざまな作業をします。

SIer系プログラマーはデータベースの知識や、JavaやC言語などの幅広い知識が必要になります。ここからはSIer系プログラマーにおすすめの資格を3つ紹介します。

ORACLE MASTER

オラクル社が運営する試験です。2020年1月以降にリリースされる試験からBronze DBA、Silver DBA、Gold DBA、Silver SQLという新資格体系に変わり、Bronzeを取得しなくてもSilverの試験を受けられるようになりました。Platinum DBAは今後提供される予定です。

実務経験なしの初心者が取得するのは難しい資格ですが、取得するとデータベースの技術を証明できます。

マイクロソフト認定試験

マイクロソフト社が実施する認定資格です。認定資格はたくさんの種類が用意されており、開発者、管理者、データエンジニアなど自分に必要な能力に合わせた試験を受けることで自分の知識や技術のレベルを証明できます。

受験者数や合格者数は公開されていませんが、世界で通用する認定資格なので人気があります。また、ベンダー資格のため受験料は高いですが、未経験からの就職や転職活動の際の評価が高い資格なのでおすすめです。

Oracle認定Javaプログラマ

オラクル社が運営する資格試験です。Bronze、Silver、Goldの3つのレベルに分かれており、Silver以上の資格は日本だけでなく海外でも通用する資格になっています。

なお、Bronze、Silverを受験するための前提資格はありませんが、Goldを受験するためにはSilver認定資格を取得する必要があります。プログラマーとしての経験がない場合にはBronzeからの受験がおすすめです。

職業を問わず有効なIT系の資格5つ

最近では職業を問わずパソコンが使われるようになり、IT系の知識を持っているとプログラマー以外の仕事でも役に立つ場面が増えてきています。そのため、IT系の知識を持っていることを証明できるIT系の資格は、就職や転職活動を有利にしてくれます。

ここからは、職業問わず有効なIT系の資格を5つ紹介します。IT系の知識を増やし、自分の価値を高めたい人は、ぜひ参考にして資格を取得してください。

基本情報技術者試験

IPA情報処理推進機構が行う情報処理技術者試験の中の一つで、国家資格になっています。プログラマーに限らずITに関わる全ての人が、活用できるスキルを計る試験です。

情報処理技術者試験は、国家資格ということもありメジャーで、エンジニアやプログラマーのみならず教育現場や幅広い業界で重宝される資格です。

ITパスポート

IPA情報処理推進機構が行う情報処理技術者試験の一区分の国家資格です。独学でも取得できる、最も簡単で受けやすい人気資格になっています。

プログラミング言語系の資格ではありませんが、エンジニアなら知っていて当然の情報リテラシーやセキュリティ対策の知識が必要です。

C言語プログラミング能力認定試験

サーティファイ認定試験事務局が運営する試験でC言語のスキルを証明できます。1級から3級まであり、1級は一番難易度が高く、得点率60%で合格です。

合格率は73.0%(2019年度平均合格率)となっています。プログラマーとしての実践力が必要な試験のため、十分な準備が必要です。

C言語は多くのシステムで使われており、試験で示されるコーディング、入力、コンパイルなどの作業能力は職業を問わず需要があります。

情報システム試験

TEC財団が行う情報処理技術を総合的に評価する試験です。基本スキル、プログラミングスキル、システムデザインスキルの3つがあります。

基本スキルとプログラミングスキルに合格するとプログラマ認定が受けられ、基本スキルとシステムデザインスキルに合格するとシステムエンジニア認定が受けられます。

情報システム試験はICTの能力を示せるので、プログラマー以外の職業への就職活動にも役立ちます。

Java™プログラミング能力認定試験

サーティファイ認定試験事務局が実施している試験です。Java™に関する基本知識を有し、アプリケーションプログラムなどを作成できる能力を認定します。1級から3級までの検定があり、合格基準は60%の得点率です。合格率は64.7%(2019年度平均合格率)です。

Javaの知識がある人を求めている企業は多くあるので、Javaの実務経験がなくても取得しておくことで一定の評価を受けられます。

プログラマーになるためのポイント3つ


プログラマーというと一人でパソコンに向かって黙々とプログラミングしている姿が思い浮かぶのではないでしょうか?実際は、プロジェクトチームを組んでメンバーとコミュニケーションを取りながら仕事を進め、チームの一員としてプロジェクトの完成を目指します。

必要とされるプログラマーになるには、協力性と柔軟性を持ち、プロジェクトメンバーと良好な関係を築いていかなくてはなりません。

プログラマーになるポイント1:チームで協力する

プロジェクトを完成させるためには、システムエンジニアや他のプログラマーとの協力は欠かせません。特にシステムエンジニアが作成した仕様書どおりにプログラミンを作成するためには、システムエンジニアと考えを統一しておく必要があります。

複数のプログラマーが組んだシステムで成り立つシステムなどは特に、スタッフ同士のコミュニケーションが重要です。

プログラマーになるポイント2:柔軟性を持つ

プログラマーには柔軟性も必要です。同じプログラミング言語を使っていても、プログラマーによって作り方はさまざまです。柔軟性を持って新しいやり方を工夫するなど、少しでも効率が上がる方法を考えることで良いプログラマーになれるといえます。

また、システムエンジニアの仕様書通りに制作しても、うまく動作しないことが多々あります。柔軟な思考で対応することで、素晴らしいシステムと人間関係が構築できるでしょう。

プログラマーになるポイント3:クライアントと良好な関係を築く

クライアントの要望をよく聞いて、相手が本当に望んでいることを見極め確認した上で、プログラミングの完成結果と一致しているかどうかをすり合わせることが大切です。

一般的にクライアントとのやり取りをするのはシステムエンジニアの仕事ですが、クライアントのニーズを的確に把握しておくことが大切です。そうすることでクライアントに信頼感を与え、お互いに良好な関係を築いていけます。

‘SE’ ‘left’ ‘プログラマーの資格には、さまざまなものがあるんですね。’]
‘PM’ ‘right’ ‘自分に必要なスキルに合わせて、資格を取っていきましょう!’]

資格取得を目指しプログラマーのスキルアップに活かそう!


プログラミング言語が多種多様にあるようにプログラマーの資格も一つではありません。自分がどの分野のプログラマーになりたいのかを考えてプログラミング言語を選び、それに合った資格の取得を目指すことで、プログラマーとしてのスキルアップに活かしてみてください。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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