2020/12/18

40代・50代のフリーランスはエンジニアが多い?年収や悩みなどを解説

 
  

[add_dialog_balloon ‘SE’ ‘left’ ’40代以上のフリーランスが活躍する秘訣には、どのようなことがあるのでしょうか?’]

[add_dialog_balloon ‘PM’ ‘right’ ‘付加価値を付けることや講師の道を検討するのもおすすめです。’]

この記事の目次

40代・50代のフリーランスの実態


現在、フリーランスは新しい働き方として注目されています。20代・30代が多いイメージを
持っていると思いますが、実際は40代・50代の方が多く活躍しています。

この記事では、実際にどの職種の方が活躍しているのか、多くの方が抱えている悩みや年齢の問題と活躍するためのポイント等を紹介します。

今後フリーランスで活躍したいと考えている方や転職を考えている方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

40代・50代のフリーランスは全体の75%

近年、フリーランスで働く人口は年々増加傾向にあります。インターネット環境が向上したことや、クラウドサービスの浸透、シェアオフィスの概念が定着しつつあることなどによると考えられます。それに伴い、時間や場所にとらわれない仕事の仕方やフリーランスという職種が広く注目されるようになってきました。40代・50代のフリーランスの割合は全体の約75%です。会社員としてではなく独立して稼ぎたいという人や、自分のペースで仕事を続けたいという人、スキルを活かして働き続けたいというシニアなど、フリーランスを目指す人はますます増えつつあります。

専門職が多い

フリーランスといってもたくさんの仕事内容がありますが、その中でも40代・50代の多くの方が活躍されているのが専門サービス業・技術サービス業続くのが情報通信業です。デザイン業や出版や翻訳などの専門職でも数多くの40代・50代のフリーランスの方が活躍しています。さらに専門職の中でも自身のマーケティング能力や営業力のスキルもあればエンジニアは年収1,000万円を超えることもあるといわれています。

40代・50代に多いフリーランスの職業3選


数多くのフリーランスの仕事内容の中でも専門職を中心に40代・50代の方が数多く活躍していると紹介しました。では実際にどのような職業で活躍している方が多いのでしょうか。ここからは多くの方が活躍している多くの専門職の中から、WEBデザイナー・プログラマー・エンジニアこの3つの職業をピックアップして、多くの方に選ばれている理由としているのかを詳しく紹介していきます。

フリーランスの職業1:WEBデザイナー

「働き方改革」という言葉が世間でも注目されており話題になることも多いのではないでしょうか。そうした世間の流れから自分の自由な働き方ができるテレワークにもスポットが当たっています。そうした働き方ができるWEBデザイナーにも注目が集まっています。場所も選ばない職種ということで、フリーランスのWEBデザイナーも企業と取引する企業も多いようです。フリーランスの人材は人件費の削減にも繋がるため、これから需要もどんどん増えていくことでしょう。

フリーランスの職業2:プログラマー

プログラマーの案件は専門性を重視する傾向にあり、自分の中で自信を持って使える言語のスキルを高め、さらに他の言語についても学んでおくことで、仕事のできる範囲がもっと広がります。

世界中にIT技術を駆使したシステムなどの需要が増えています。プログラマーは近年注目されている職業で、仕事も増加傾向にありWebやゲームなどさまざまな種類があります。特に需要が伸びているのがWab系とスマートフォン・タブレット向けのアプリ開発などです。

フリーランスの職業3:エンジニア

エンジニアはフリーランスの中でも数が多いです。「ITエンジニアは常に足りていない」という現状に加えて、企業が正社員のエンジニアに比べてフリーランスのエンジニアを採用する傾向が多い理由は、主に次の2つが挙げられます。フリーランスエンジニアは有期契約のため契約更新を検討する機会があります。また、プロジェクト単位での契約がほとんどであり、毎月決まった金額を支払う必要がない、つまり固定費がかかりません。そして、同スキルレベルのフリーランスエンジニアであれば、期限を設けて一定額を提示すれば良いからです。

40代以上のフリーランスエンジニアの実態

定年のないフリーランスエンジニアでは40代・50代はまだまだ働ける将来がまだ長く残っている年代です。40代以降で独立し新たな働き方を始めることも可能です。

ただし、現実問題として20代・30代のフリーランスエンジニアに比べて、雇用側の40代以降のフリーランスエンジニアに対しての求人の需要は急速に減っていくため生活できる収入を確保できると保証されているわけではありません。

フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収は720~1,080万円が一般的です。一見会社員として働くより高収入に感じる方も多いと思いますが、フリーランスとして収入を得た場合は報酬の中から国民健康保険や年金や税金などを支払うことになります。さらに、毎月の収入も固定ではないため年収を現在より少しでも上げるためにフリーランスになりたいと思っている方は会社員の時に稼いでいた時より倍近く稼ぐことで、今よりも高い収入を得ることができます。

40代・50代フリーランスの悩み3つ


フリーランスは、正社員のように安定した収入を得ることが難しいというイメージを持つ方も多いでしょう。そのため、そう簡単にはフリーランスには転職できないと考える方も多いかもしれません。確かに、会社や組織の肩書きを持たず、個人のスキルだけで仕事を得ていくのは努力が必要になります。ここでは、40代・50代の方が抱えているフリーランスの悩みを3つご紹介します。

40代・50代フリーランスの悩み1:収入が安定していない

40代・50代の方が抱えているフリーランスの悩み1つ目は、「収入が安定していないこと」です。サラリーマンのように毎月規定日に固定給が振り込まれるわけではないので、常に不安がつきまとう仕事ではあります。しかし、「不安定」を別の表現に言いかえると、「変動がある」ということです。つまり、収入が安定していない状態というのは、反対に自分次第で報酬を変えられるとも考えられます。サラリーマンのように決まった金額を稼ぐことはできませんが、能力次第で報酬額を増やすこともできる、ということです。

40代・50代フリーランスの悩み2:社会保障

40代・50代の方が抱えているフリーランスの悩み2つ目は、「社会保障について」です。会社員の社会保険は保険料の半分を会社が負担してくれることは、皆さんご存じでしょう。しかし、フリーランスの場合は保険料の全額を負担しなければいけません。それに加えて、サラリーマンは将来、国民年金の倍額の年金を受け取れますが、フリーランスは厚生年金の半分の年金しか受け取れません。そのため、フリーランスは会社員よりも不利な立場にあるといえるでしょう。将来のことを考えて、今からでも保険料を減らし年金を増やすことに頭を使う必要があります。

40代・50代フリーランスの悩み3:自分の健康

40代・50代の方が抱えているフリーランスの悩み3つ目は、「自分の健康について」です。 40代・50代のフリーランスの中には、体力や気力に限界を感じる方もでてきます。若い時には無理なくこなせていた徹夜の仕事がきつくなったり、次から次へと出てくる新しい知識を吸収するためのモチベーションが維持できなくなったりします。年齢による衰えは誰にでもつきまとうものですが、特に体が資本のフリーランスを悩ませる要因といえるでしょう。身体を鍛えることや食生活に気を配ることである程度の健康は維持できますが、体力や気力の回復といった不安がなくなるとまではいえないでしょう。

フリーランスエンジニア5つの年齢問題


フリーランスで仕事をしている人であれば、誰でもある程度の危機感を持って仕事をしているものです。なぜなら、いつ仕事が来なくなるかわからないからです。また、営業や経費などの面もすべて自分で行動し管理しなくてはならないからです。さらに、年齢が上がれば上がるほど、フリーランスで仕事を獲得するのが難しいという現実があります。ここからは、フリーランスエンジニアの方が抱えている5つの年齢問題についてご紹介します。

フリーランスエンジニアの年齢問題1:定年はないが年齢は影響する

フリーランスエンジニアの方が抱えている年齢問題1つ目は、「定年はないが年齢は影響すること」です。会社員の場合は定年と同時に会社を退職し、悠々自適の暮らしを満喫する方もいますが、フリーランスの場合は現役のまま同じ活力で仕事を続けていくことになるので、仕事量の調整はできますが、高齢者になればその分、若い時分と同じような働き方は難しいかもしれません。ですが、将来設計においては、自分の都合で調整しながら仕事を続けていくことができるでしょう。

フリーランスエンジニアの年齢問題2:40代以降の独立は注意が必要

フリーランスエンジニアの方が抱えている年齢問題2つ目は、「40代以降の独立は注意が必要になること」です。定年のないフリーランスエンジニアにとって40代・50代はまだまだ働ける年代です。そのため、20~30代は企業などに勤めて、40代以降で独立することも可能です。ただし、40代以降のフリーランスエンジニアは求人需要が急速に少なくなるため注意が必要です。50代で独立できたとしても、収入を保証されるわけではありませんので注意が必要です。IT業界には35歳定年といった説もあり、20代~30代が優遇される傾向は忘れないでおきましょう。

フリーランスエンジニアの年齢問題3:年齢制限がある仕事はできない

フリーランスエンジニアの方が抱えている年齢問題3つ目は、「年齢制限がある仕事はできないこと」です。フリーランスエンジニアは、データベースエンジニア、システムエンジニアやプログラムなど業務は多岐にわたるため、プロジェクトを組んでチームで業務を遂行することが一般的です。そのため質の高いチームづくりが必要になります。このようなことから、プロジェクトによっては年齢で仕事をセーブされてしまう場合もあります。高いスキルや知識、経験では若い人には負けないという強い気持ちがあるでしょうが、年齢制限のある仕事ですと受注できない場合があります。

フリーランスエンジニアの年齢問題4:最新の技術についていくのが大変

フリーランスエンジニアの方が抱えている年齢問題4つ目は、「最新の技術についていくのが大変なこと」です。フリーランスエンジニアという仕事は、アップデートの繰り返しです。技術も日に日にとどまることなく進歩するものなので、スキルを磨くことが常に求められています。そのため、日々スキルアップやステップアップをしていかないと、フリーランスエンジニアとして最新の技術についていくことが難しくなります。自分の手が空いた時間を利用して研修会や勉強会に積極的に参加するように心がけましょう。

フリーランスエンジニアの年齢問題5:年齢とともに体力・気力が下がる

フリーランスエンジニアの方が抱えている年齢問題5つ目は、「年齢とともに体力・気力が下がること」です。年齢を重ねると誰しも抱える問題ではあると思いますが、体力が落ちることで気力も下がる傾向にあります。そのため、40代・50代のフリーランスエンジニアの方は、加齢とともにおのずと仕事量も減ってくることでしょう。仕事量の減少は報酬の減少にもつながりますので死活問題だともいえます。日々、体力の向上と健康維持に気を配るようにすることが大切です。

20代・30代からできるフリーランスのための準備とは?


年齢の問題を金銭面や体力面など5つほど紹介していきましたが、以上のことを踏まえて将来フリーランスとして活躍する自分のために、20代・30代の間に5つの問題に対して事前に準備できることはないのでしょうか。ここからは、若い世代のうちから事前に準備しておくべきことを2つ紹介していきます。

将来フリーランスとして活躍していきたい方は、ぜひ参考にして今のうちから準備していきましょう。

仕組み作り

たくさんの方がフリーランスで活躍している中で、仕事を獲得できるように早いうちから仕組みを構築しておきましょう。フリーランスで活躍できる資格を取得したり、できるだけ多くのセミナーに参加して世の中の需要が変わることもあるでしょう。どんな仕事にも対応できるようにスキルアップしておきましょう。

さらに、人との繋がりが仕事探しの手助けをしてくれることもあります。仕事の関係者が多く集まるような場に参加し幅広い人脈を作っておき顧客との関係性を大事にしておきましょう。

お金を備えておく

将来に向けてお金の備えを万全にしておきましょう。フリーランスとして働く上で収入が会社員として働く時と違い毎月安定しているわけではなく、不安定になります。そのため気持ち的にも不安になってしまいます。

継続的な仕事がなければ途中で受注仕事が途切れてしまったり、突然体調を崩してしまい仕事ができなくなることもあるでしょう。そうなった時のために若いうちから備えておくことが大切です。

40代以上のフリーランスが活躍するためのポイント5つ


ここでは、40代以上のフリーランスの方が活躍するためのポイントを5つご紹介します。フリーランスは営業も交渉も人脈作りも全て自分自身で行わなくてはなりません。また、交渉力を上げることがフリーランスの営業としての第一歩となるでしょう。勉強会や交流会に積極的に参加することで知識や技術を補い合えます。また、仕事で悩んだときや、忙しくて手が足りないときに仕事を頼める人脈を育てておくと、仕事の効率が上がります。さらに、気持ちの上でも大変心強い支えとなってくれるでしょう。

ポイント1:自分にしかない付加価値を持つ

40代以上のフリーランスの方が活躍するためのポイント1つ目は、「自分にしかない付加価値を持つこと」です。40代以上のフリーランスの方は、社会経験が豊富なので、ある程度のスキルが身についていることに加えて、信頼できる人脈が形成されている年代でもあるでしょう。コネやツテなどの自分にしかない付加価値を最大限に活用していきましょう。

ポイント2:講師やアドバイザーになる

40代以上のフリーランスの方が活躍するためのポイント2つ目は、「講師やアドバイザーになること」です。40代・50代のフリーランスがもっとも集中している分野は、専門・技術サービス業ですが、40代以上のフリーランスの方は、必ずしもそういった業界で働く必要はありません。20代・30代で得てきた仕事経験や知識を活かして、アドバイザーやセミナーの講師などの指導者の立場で働くこともおすすめです。

ポイント3:顧客と信頼関係を築く

40代以上のフリーランスの方が活躍するためのポイント3つ目は、「顧客と信頼関係を築くこと」です。仕事をするうえでクライアントとの「信頼」を積み立てることは時間もかかりますが、その「信頼」を失う時はあっという間だったりします。フリーランスにとって「ミス」は致命的であり、生活の危機に繋がると覚えておきましょう。「クライアントが自分に何を期待しているのか?」を徹底的に見極め、期待値を上回り続けることが、クライアントとの信頼関係を築くうえでもっとも大切なことになります。

ポイント4:リーダーの経験を積む

40代以上のフリーランスの方が活躍するためのポイント4つ目は、「リーダーの経験を積むこと」です。リーダーとしての経験を積むことで、多少の反対意見や反発があろうとも、揺るがない方針を示せる力が身につきます。つまり、リーダーには一本の大きな柱を立てるような精神が重要になってきます。そもそもリーダー、マネージャーを兼任できるエンジニアは優秀な人が多いので常に需要が高いです。そのため、日ごろからスキルアップを図りつつより多くのプロジェクトに参画することで付加価値を付け、自分自身を高めていくようにしましょう。

ポイント5:常にスキルアップを心掛ける

40代以上のフリーランスの方が活躍するためのポイント5つ目は、「常にスキルアップを心掛けること」です。40代以上のフリーランスの方で、現在何の問題もなく仕事をしていたとしても、向上心を持って情報収集し、スキルアップを図らないと新しい時代の流れに乗り遅れてしまいますし、最新の技術についていくことが難しくなります。特に仕事が忙しい時にはなかなか時間を作ること難しいですが、将来のためには少しずつでもよいので能力を高めていく努力をしましょう。

未経験からフリーランスになるには?


未経験からフリーランスで活躍しやすい仕事の1つがライターです。クラウドソーシングサイトでも多く募集があります。未経験者大歓迎という案件も多くあるので誰でも取り組みやすい仕事です。しかし全体的には報酬が少ない傾向にあります。文章の構成など日々たくさんの仕事を経験することでスキルアップもできます。たくさんの仕事を経験して実績をつかみ、重ねて自分の得意な分野を伸ばし仕事を獲得していきましょう。

[add_dialog_balloon ‘SE’ ‘left’ ‘現役フリーランスであり続けるためには、常に向上心が必要なのですね。’]

[add_dialog_balloon ‘PM’ ‘right’ ‘そうですね。自分の力を試せる働き方なので、やりがいを感じられるはずですよ。’]

40代・50代でもフリーランスで活躍しよう!


こちらでは、40代・50代のフリーランスの悩みや、40代以上のフリーランスが活躍するためのポイントについて詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。年齢的な問題もありますが、フリーランスで働くことは自分の能力を信頼してくれたクライアントと一緒に仕事を完成させるという達成感を味わえます。「自分らしさをもっと活かした仕事をしてみたい!」と思ったら、フリーランスという働き方を選択肢の1つとして一度検討してみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

おすすめの動画

  • 【未経験からIT業界へ転職するなら】相談窓口とスキルの獲得はここで解決!IT転職が一気に有利に!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【費用一切不要】未経験からIT業界へ転職するならまずはここへ相談!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【何のエンジニアになれるのか?】未経験からITエンジニアを目指すとこんな道がある【キャリアチェンジアカデミー】