2020/12/18

機械系エンジニアの仕事内容は?必要なスキル6つと有利な資格も解説!

 
  

[add_dialog_balloon ‘SE’ ‘left’ ‘機械系エンジニアとはどういったものなのでしょうか?‘]

[add_dialog_balloon ‘PM’ ‘right’ ‘機械設備の設計や製作、改造、保守管理などを主に行うのが機械系エンジニアです。’]

機械系エンジニアとは

機械系エンジニアとは、機械設備の設計や製作、改造、保守管理などを行う仕事です。機械工学について専門的な知識が必要で、「機械設計者」や「技術屋」などと呼ばれることもあるでしょう。「エンジニアリング部」「機械設計部」「技術部」など、会社によっていろいろな呼び名がありますが、そういった部署に配属されるのが一般的です。機械に携わる仕事なので、機械系エンジニアの職場は、製造工場や食品工場など多岐に渡るでしょう。

機械系エンジニアの需要

機械系エンジニアは、機械の設計や製作、保守管理などを行うことが主な仕事になります。設計段階から製造現場にいたるまで、機械系エンジニアは幅広い現場で活躍しているでしょう。機械を使って作業をする仕事は多いため、機械系エンジニアの需要は高いといえるのではないでしょうか。

機械系エンジニアの仕事内容

工場に設置されている機械や設備の設計・製作、改造および保守点検などが機械系エンジニアの主な仕事内容です。工場の機械だけでなく自動車など、さまざまな機械に機械系エンジニアは関わっています。また、CADを使っての製図や、配線をどうするかなどの具体的な設計、使う素材などを決めるのも機械系エンジニアの仕事です。機械系エンジニアは「モノ」が生まれるまでの重要な工程を担っているといえるでしょう。

機械系エンジニアに必要なスキル6つ

機械系エンジニアといっても扱う機械の種類や、所属する会社の業種によって、その仕事内容は大きく変わるでしょう。だからこそ、機械系エンジニアは専門性の高い職種といわれています。しかし、活躍の場が多く存在するとしても、機械系エンジニアであるならば最低限必要なスキルもあるでしょう。それでは、プロジェクトのまとめ役を担うこともある、機械系エンジニアに必要なスキルを6つご紹介します。

スキル1:機械の知識や経験

機械系エンジニアというからには、機械の知識や経験はとても大事なスキルになります。機械系エンジニアは、「機械を作るプロ」であり、周りからもそう見られるでしょう。機械系エンジニアが機械のことを聞かれて答えられないということがないように、機械についての深い知識と経験は、機械系エンジニアにとって大きな武器になる可能性があります。「機械のことはあの人に聞けば分かる」と思わせるくらいになれるのがベターです。

スキル2:高度な技術力

機械系エンジニアは設計から製品に携わりますが、パソコン上で設計をして終わりという職種ではありません。一般的に試作の製作や、工場の機械であれば設置、保守点検も機械系エンジニアの仕事になります。精密な機械を製作するためには、高度な技術力が必要不可欠でしょう。また、材料の選定や強度に問題がないかなど、多くの知識と技術を持っていなければ、機械系エンジニアとして働くのは難しいかもしれません。

スキル3:法規の知識

機械系エンジニアのスキルとして忘れてはいけないのが、法規の知識です。機械系エンジニアと法規の知識は、一見関係ないように思えますが、実はとても大切でしょう。さまざまな基準をクリアしなければ、作った製品を世に出すことができない可能性もあります。このように、私たちが使うものを作り出す機械系エンジニアは、法律や規制のなかで「モノづくり」をしていくこともあるでしょう。

スキル4:ソフトウェアの知識

最近では、ソフトウェアを搭載した機械も増えているようです。IoT化(Internet of Things)が進み、機械がインターネットと繋がることが増えてきたため、機械系エンジニアもソフトウェアの知識が必要となる可能性があります。どのようなソフトウェアを組み込むか、通信の速度や必要な処理が問題なく行えるかなどは、知識がなくては難しいでしょう。また、インターネットに繋がることでセキュリティに関する知識やスキルも必要になります。

スキル5:コミュニケーション力

消費者向けやクライアントから依頼を受けたものに関しては、営業やマーケティングなど他部署との連携も必要です。製品の開発はチームを組んで行うことが多いので、機械系エンジニアにはコミュニケーションスキルも求められるでしょう。コミュニケーション力がなくては、仕事が円滑に進みにくくなります。また、機械系エンジニアの仕事は精密なものが多いので、きちんとしたコミュニケーションが必要不可欠でしょう。

スキル6:マネジメント能力

機械製品の開発にあたっては、「機械を作るプロ」である機械系エンジニアがリーダーを務めることも少なくありません。クライアントからの要望と予算などを照らし合わせ、製作期間や担当者などを決定するマネジメント能力も必要になるでしょう。リーダーとしてチームの指揮を執り、必要であれば他部署へ協力を要請しなければなりません。業種によっても異なりますが、マネジメント能力は必要になる可能性があります。

機械系エンジニアに向いている人

どのような人が機械系エンジニアに向いているのでしょうか。結論から言うと、機械を触ることが好きな人は機械系エンジニアに向いている可能性があります。子どもの頃に中を見たくて機械を分解して怒られた、という経験がある人もいるかもしれません。機械の構造に興味があって、なおかつ好奇心旺盛であれば機械系エンジニアに向いているのではないでしょうか。それでは、どのような人が機械系エンジニアに向いているのか、いくつか例を挙げて見ていきましょう。

機械いじりが好きな人

先ほど少し述べましたが、機械系エンジニアは機械に触ることが好きであることが大前提ではないでしょうか。なにがどうなっているのか機械を分解して調べてみたり、組み立て直したりすることが好きな人は、機械系エンジニアに向いている可能性があります。機械系エンジニアは、その機械に対する好奇心を活かせる職業といえるでしょう。

新しい技術を学ぶのが好きな人

機械は日々めまぐるしい進化を遂げ、次々に新しい技術が開発されているようです。近頃ではただの動的機械ではなく、高度なソフトウェアやAIを搭載した機械も増えています。それにより、機械系エンジニアが学ばなくてはならない分野も広がっているといえるでしょう。機械系エンジニアは、新しい知識や技術を取り入れることが大切ではないでしょうか。そのため、新しい技術を学ぶのが好きな人は機械系エンジニアに向いている可能性があります。

発想力や想像力がある人

発想力や想像力がある人も、機械系エンジニアに向いている人の特徴のひとつです。機械系エンジニアはCADで製図や設計を行いますが、「あの部分を変更したらこうなるかもしれない」という想像力が大事でしょう。少し何かを変えただけで、驚くほど性能が良くなるということもあるようです。慣例にばかり囚われていては、新しい技術の発展は難しいでしょう。

細かい作業に取り組める人

機械系エンジニアは何度も設計をし直したり、試作品を作り直したりしなければなりません。一度設計図を作ったら終わりという仕事ではなく、きちんと商品になるまで何度もやり直しが必要になる可能性があります。機械系エンジニアは、細かい作業にこつこつと取り組めるような人が向いているといえるでしょう。製図にしても細かい作業ですし、試作品を作るとなるとミリ単位の調整が必要になります。こうした作業が苦にならない人が向いているのではないでしょうか。

機械系エンジニアに有利な資格

機械系エンジニアは、機械工学に関する高度な知識が必要になる専門性の高い職業です。また、機械とひとことでいっても、さまざまな種類や分野があり、それぞれに特化した知識が必要になるでしょう。そのため、機械系エンジニアになるためには多くの知識と資格をもっていると有利になる可能性があります。それでは、機械系エンジニアになるためにはどのような資格が必要になるのでしょうか。ご紹介していきます。

技術士

『技術士』は、科学技術について高度な知識を持ち、なおかつ応用能力を持っていないと合格するのが難しい国家試験です。技術者にとって権威がある資格のひとつでしょう。国家試験なので難易度は高く、第1次試験に合格した後に決められた年数の実務経験を得て、第2次試験を受けることができます。『技術士』の資格は機械系エンジニアとして大きな武器になる可能性があります。

試験・登録情報|公益社団法人 日本技術士会

機械設計技術者試験

『機械設計技術者試験』とは「一般社団法人日本機械設計工業会」が実施している試験で、機械設計技術が一定水準に達しているかを確認するための試験です。『機械設計技術者試験』は、1級から3級までがあります。3級は初級の機械設計技術の認定を主としており、新人技術者や学生でも受験できる試験内容となっています。1、2級はさらに専門的な機械設計の技術や、総合的な能力が必要になります。

試験の必要性と目的|機械設計技術者試験|(一社)日本機械設計工業会

CAD利用技術者試験

CAD(Computer Aided Design)は、建築や機械および製造業界で作図や設計のために使われています。機械系エンジニアは機械の設計や改造を行うこともあるので、『CAD利用技術者試験』の資格があると有利になる可能性があります。機械系エンジニアを目指すなら『CAD利用技術試験』の資格を目指してみてはいかがでしょうか。

CAD利用技術者試験 | ACSP 一般社団法人コンピュータ教育振興協会

機械・プラント製図技能検定

『機械・プラント製図技能士』は、機械やプラントなどの図面を描くのに必要な技術を持っているかを認定します。3級は誰でも受験することが可能ですが、2級は2年以上、1級は7年以上の実務経験がなければ受験することができない難しい国家試験です。資格は機械製図手書き作業、機械製図CAD作業、プラント配管製図作業に区分されています。機械製図の技術だけでなく配管製図など、細かで緻密な知識が必要になるでしょう。

[add_dialog_balloon ‘SE’ ‘left’ ‘技術や経験だけでなく、法規の知識といった高度な知識が必要なのですね。‘]

[add_dialog_balloon ‘PM’ ‘right’ ‘機械をいじるのが好きな人や、想像力豊かな人にはおすすめです。’]

機械系エンジニアを目指してみましょう

ロボットやAIが取り入れられ、あらゆる分野で自動化や機械化が進んでいます。機械系エンジニアは、これからもっと必要とされる存在になるでしょう。また、必要とされる業種も多岐にわたります。これからさまざまな分野で活躍が期待される、機械系エンジニアを目指してみましょう。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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