SalesforceのApexとはどんな言語?
Apexは、Salesforceで開発者がカスタマイズを行う際に利用する独自のプログラミング言語です。独自の言語ではありますがオブジェクト指向を採用しており、同じオブジェクト指向のJavaに似ている部分があります。
初めてApexに取り掛かる場合でも、開発者用のガイドやTrailheadという学習サイトがそれぞれSalesforceの公式として存在しているので学ぶのに困りません。すでにJava開発等の経験があれば尚さら理解しやすい言語です。
SalesforceにはさらにVisualforceという独自言語があります。ポータルサイト等の表示に必要なHTMLに似たマークアップ言語のような役割があり、よくApexと合わせて利用されます。
ApexのIdクラスについて紹介
ApexのIdクラスは、プリミティブ型の変数を扱えるメソッドを複数持つクラスです。
オブジェクト指向の言語はほとんどがクラスやメソッドという概念を持っています。メソッドは具体的な動作を実現するオブジェクトで、クラスはそれらメソッドの集まりです。
またプリミティブ型とは、データを正しくコンピュータに認識させるための型です。IdクラスではString、Boolean、void、IDの型を扱います。
String to Idを行うことで何ができるの?用途は?
「String to Id」とは、String型データをIDに変換することを示していますが、Salesforceでこれを行うことによって、例えばVisualforceで作成されたページにIDを表示させ、IDをクリックすると紐づいているデータを表示させられます。
String to IdでIDを受け渡し、様々なデータを一つのサイトに集約して管理・閲覧できるようになるので便利です。
SalesforceのApexでString to Idする方法
SalesforceでString to Idの変換を行うには、前述したIDクラスのメソッドである「valueOf(toID)」を利用します。かっこ内のtoIDの部分に入力したString型の文字列をIDとして扱えるようになります。
「toId」の型がStringで、メソッドの戻り値の型が「ID」になるという状態です。このIDをVisualforceのページ側で取得することでページ内に表示できます。
なお同じIDクラスの中にto15(Id)というメソッドがあり、こちらはvalueOf(toID)と逆で、18文字のIDを15文字のString型文字列に変換し、文字列は大文字と小文字を区別します。
SalesforceのApexでString to Idを使いこなそう!
Salesforceの独自言語・Apexでは、Idクラスのメソッドを使うことでString to Idへの変換、またその逆の変換が行え、この仕組みをVisualforceと連携することで便利に利用できることがわかりました。
他にもApexとVisualforceを密接に結びつけるクラスやメソッドはたくさんあります。いずれもSalesforce内の独自言語なのでとても相性が良いです。
開発ドキュメントを見ていくと様々なクラスが紹介されているので、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。]]>
この記事の監修者・著者
-
株式会社オープンアップITエンジニア
-
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞