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IDプロバイダー(IdP)とは?

IDプロバイダ(IdP)とサービスプロバイダ(SP)
IDプロバイダ(IdP)は、ユーザが入力したIDとパスワードを認証するサイトです。サービスプロバイダ(SP)は、認証されたユーザが利用するサービスを提供するサイトです。 例えばサイト(A)にログインすると、そこからサイト(B)にログインしないで利用できる場合、サイト(A)がIDプロバイダ(IdP)、サイト(B)がサービスプロバイダ(SP)ということになります。シングルサインオンの方式
シングルサインオン(SSO)の代表的な方式です。 方式には「SAML」「OpenID Connect」「OAuth」「代理認証」があります。このなかで代表的なのが「SAML」と「OpenID Connect」です。SAML
SAMLは、シングルサインオン(SSO)の中でメジャーな方式です。 SAMLでは、IDプロバイダ(IdP)が発行するアサーションを、サービスプロバイダ(SP)に送信することで、サービスプロバイダ(SP)は認証済のユーザであることが確認できます。OpenID Connect
OpenID Connectは、シンプルなIDプロトコルであり、OAuth 2.0プロトコルを使用しています。 著名なサービス(Google、Amazon、Yahoo! Japan等)を認証プロバイダとして、例えばSalesforceへもログインできる仕組みです。IDプロバイダ(IdP)としてのSalesforce

SalesforceをIDプロバイダ(IdP)としてSAML認証を行うための設定手順
[私のドメイン]の設定
Salesforceの[私のドメイン] を設定して、新しいURLを使用するようにします。 [私のドメイン] の名前の選択、[私のドメイン] の詳細の変更、新しい [私のドメイン] のリリース の手順で行います。IDプロバイダとして有効化
Salesforceの[証明書とキーの管理]でデフォルトの証明書を使用するか、独自の証明書を作成します。 証明書はIDプロバイダ(IdP)がサービスプロバイダ(SP)と通信できるようにするために使用します。[接続アプリケーション]でサービスプロバイダ(SP)を設定
Salesforceの[接続アプリケーション]でSAMLを使用してIDプロバイダ(IdP)とサービスプロバイダ(SP)のシングルサインオン(SSO)を設定します。IDプロバイダ(IdP)のシングルサインオン(SSO)がうまくいかない場合

ログイン履歴
Salesforceのログイン履歴を参照し、シングルサインオン(SSO)がうまくいかない原因がSAMLに関連しているか、SSO設定に関連しているかを判断します。[SAMLアサーション検証]
Salesforceの[SAMLアサーション検証]を実行して、IDプロバイダから送信されたSAMLアサーションのエラーにより、具体的なSAML認証の問題を特定します。SalesforceのIDプロバイダ(IdP)を設定してみましょう
SalesforceのIDプロバイダ(IdP)に関連する用語、設定手順、エラー原因調査方法を説明しました。 専門用語が多くて最初はなじめないかもしれませんが、実際に設定、動作確認を行えば理解も深まります。是非トライしてみてください。]]>この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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