2021/06/28

Salesforceエンジニアの需要や将来性がある理由とは?

 
  

Salesforceエンジニアの年収

Salesforceは、salesforce.com, inc.のCRM/SFAツールです。高い拡張性があり、利用する企業がそれぞれの機能を追加し、カスタマイズして利用します。 Salesforceの機能追加には、Javaに似た構文のプログラミング言語である「Apex」を使用します。この言語を習得したSalesforceエンジニアの仕事について、紹介していきます。

未経験者の場合

クライアント先へSalesforceを導入する業務は、未経験者でも募集の事例があります。ソフトウェア開発企業の募集では、350万円から600万円というものが想定されています。 何らかの開発業務に関わっていれば応募が可能で、IT関係の専門学校を出ていると良いですが、基本的には学歴を問わずに採用されるものですので、平均年収は他のものよりも低めです。

開発経験がある場合

Salesforceで使われるApexの経験があり、さらに1年から3年のSalesforceの運用を行っていれば、さらに高額の年収でエンジニアの求人があります。 Salesforceを扱った経験が1年を超えると募集できる案件で、リーガルテック企業でのSalesforceの改修や整備、保守と運用といった内容で、年収450万円〜800万円が想定されます。 3年のSalesforce運用経験があれば募集できる案件では、有名ポータル企業でのSalesforceの運用と開発、さらに機能追加や課題抽出を行う業務があります。この場合、年収500万円から1,000万円が想定されています。

Salesforceエンジニアが行う仕事内容3つ

Salesforceエンジニアは、Salesforceのカスタマイズを導入している企業に合わせて行うこと、が主な業務です。 これから導入する企業への支援に始まり、開発と保守といった具合で、Salesforceエンジニアの活躍の場が広がっています。その仕事内容をご紹介していきます。

1:導入の支援

Salesforceでは、様々な機能が標準で用意されていますので、業務要件をヒアリングして、完成のイメージを確認しながらプロトタイプを構築していくというのが、Salesforceエンジニアが導入支援時に行う仕事です。 どのような機能がその業務に必要か、希望される機能が追加できるかできないかの判断が明確にできるSalesforceエンジニアが求められています。

2:開発・機能の追加

Salesforceの追加機能は、使用言語であるApexで開発していきます。クライアントの「あったらいいな」という希望のみでドンドン機能を追加してしまうと、リソースを必要以上に使ってしまいます。 Salesforce以外に企業で使っている業務システムとの連携をさせるのも、Salesforceエンジニアの役割です。

3:運用・保守

Salesforceエンジニアには、導入後の運用や保守といった仕事もあります。Salesforce導入後のテストやドキュメント整備、さらに障害発生時の対応といった業務です。 Salesforceでは、様々な機能追加を行うことができますが、それによるデータ増加でトラブルが起こる確率も高くなります。さらなるカスタマイズや、運用のサポートといったコンサルティングのような業務が必要なため、より高い知識が必要です。

Salesforceエンジニアの需要や将来性がある理由7つ

Salesforceを導入することで企業の業務効率化を図れることから、多くの企業が導入を始めています。そのためSalesforceエンジニアの需要も伸びていて、将来性があります。具体的にどのように伸びているかを見ていきます。

1:セールスフォースタワーの稼働

日本のセールスフォースドットコムは、日本国内事業の投資を拡大し、1,500人の社員数を2024年までに3,500人規模に増加させると発表しています。 また、世界で8番目となるセールスフォースタワーを東京に開設、2021年下半期より稼働していきます。これによりエンジニア他、営業、カスタマーサポートなどを増員します。

2:フリーランス求人・案件が多い

フリーランスのSalesforceエンジニアの求人や案件の紹介をする企業には、at-engineerやTech Stockなどがあり、求人自体もますます増加していく方向にあります。Salesforceの導入企業が今後も増える状況であることから、今後も拡大が見込まれます。

3:多業界で使用されている

Salesforceはヘルスケア企業向けや金融サービス企業向けのクラウドやプラットフォームのサービスを提供しています。 2019年には、さらに「Consumer Goods Cloud」という消費財向けサービスと「Manufacturing Cloud」という製造業向けサービスを追加、多業界で使用されています。

4:企業独自の細かいニーズに対応できる

Salesforceは標準項目を企業独自の要件に合わせたカスタマイズをすることが可能です。さらに、カスタム項目の追加で、標準項目でカバーできない範囲を管理できます。これらにより、細かいニーズに対応できます。

5:低コストである

Salesforceはクラウドで提供されているサービスなので、自社でサーバを保有、運用する必要がなく、専門の人員やスペース、電気代が不要ということから低コストです。 もっとも格安なEssentialsプランの中小企業向け版は、1ユーザーあたり3,000円(税別)から、さらに無料トライアルもあるなど、割安な負担額で始めることができます。

6:顧客満足度を向上させられる

Salesforceは、世界でも日本でも高いシェアを誇るCRMシステムです。CRMシステムは顧客満足度をアップさせるための顧客管理を行うことができ、これにより顧客満足度を向上させることができます。

7:より正確な意思決定を行える

SalesforceのCRMである「Sales Could」では、案件や顧客の管理ができます。案件管理では、商談の状況を管理でき、売上や製品名、担当者ばかりでなく、競合先の状況も含め情報を登録、上司と情報共有ができて、意思決定をより正確に、また迅速化できます。

Salesforceエンジニアに必要とされる能力

Salesforceエンジニアは、Salesforceの導入企業とのコミュニケーションの能力が重要です。Salesforceの運用支援やカスタマイズに関して、さまざまなコミュニケーションを行うためです。 さらにSalesforceエンジニアは、force.comで使われる言語「Apex」の知識や、Salesforceの認定資格を取得するといったことが必要です。これらの経験について考えていきます。

Apexでの開発経験

Salesforceエンジニアに必要とされるのは、Apexでの開発経験です。ApexはSalesforceの開発言語で、force.comのプラットフォーム上で使用されます。Salesforceでは、Apexでコーディングを行い、サーバへ保存・実行しますので、その開発経験が求人の際の基準となります。

Salesforceの開発経験

SalesforceエンジニアにはApex以外に、Lightning コンポーネントというユーザーインターフェース開発のためのフレームワークがあり、モバイルやデスクトップでのユーザーインターフェースを開発します。 さらにVisualforceという、HTMLに似たコードによるSalesforce ページをカスタムで作成できるマークアップ言語もあります。これらの開発経験もあるとよいでしょう。

Salesforceエンジニアを目指そう

Salesforceエンジニアは需要が伸びています。Salesforceエンジニアを目指すのに、いきなり新卒でSalesforceを扱う企業に就職するということは不可能に近いものです。Salesforce公式サイトのTrailheadで勉強するというのが一つの方法です。 さらに、IT企業へ入社し、実践から学んで転職という方法もあります。これからも様々での活用が見込まれる、Salesforceエンジニアを目指してみませんか。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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