Salesforceのリモート開発環境となるDockerのインストールについて

Salesforceの開発環境にDockerを使用する

Salesforce開発用サーバの構築やツールのインストールの作業なしで、DockerコンテナをSalesforceの開発環境として利用できます。 開発ツールやコードが存在する場所に関わらず、完全なコードの補完とコードナビゲーション、デバッグなどを使用でき、Dockerコンテナ上でSalesforceのフル機能の開発を行えます。

Docker Desktopインストールの事前準備

Docker Desktopをインストールする前に以下の設定を行います。 ・BIOS設定でBIOSレベルのハードウェア仮想化サポートを有効にする。 ・Linuxカーネルアップデートパッケージをインストールする。 ・ユーザが管理者でない場合は、ユーザをdocker-usersグループに追加する。 [ローカルユーザーとグループ] > [グループ] > [docker-users]＞　右クリックでグループに追加する。 注意：ユーザの追加を有効にするには、一旦ログアウトして再度ログインが必要です。

Salesforceの開発コンテナとなるDockerのインストール

Windows環境には、Docker Desktopをインストールします。 現在のDocker desktop for Windowsは、Windows Containersをサポートしていないため、Linux Containersのデフォルトオプションを使用します。

Docker Desktopのインストール手順

Windows10の環境に、Docker Desktopをインストールする手順は以下の通りです。 1. DockerHubからDocker Desktop Installer.exeをダウンロードする。 2. Docker Desktop Installer.exeを実行する。 3. プロンプトが表示されたら、[構成]ページから以下のいずれかが選択されていることを確認する。 [Hyper-VWindows機能を有効にする] [WSL2に必要なWindowsコンポーネントをインストールする] 4. インストールウィザードにしたがって、インストールが完了させる。

DockerをLinux（CentOS）環境にインストールする方法

LinuxのCentOSには、DockerEngineをインストールします。インストールにはいくつか方法があります。 ・Dockerのリポジトリをセットアップしてインストールする Dockerのリポジトリを設定することで、インストールとアップグレードのタスクを簡単に実行できます。Dockerではこの方法を推奨しています。 ・RPMパッケージを手動でインストールする インターネットにアクセスできないエアギャップシステムにDockerをインストールする場合は、RPMパッケージを手動でインストールします。この場合は、手動でアップグレードを管理しなければなりません。 ・自動化されたスクリプトを使用してインストールする テストおよび開発環境には、自動化されたスクリプトを使用してDockerをインストールできます。

Dockerを利用して、リモートでSalesforceの開発を！

今回は、Salesforceの開発環境となるDockerのインストール手順について説明しました。 Dockerをリモートコンテナとして使用できれば、開発用サーバの構築やツールのインストールを省略して、Salesforceの開発環境を用意することができます。 最初の手順となるDockerのインストールについて確認しましょう。]]>