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MDMとは?

Salesforceのデバイス管理戦略

SalesforceのMDMとは?

MDMの機能
MDMでできる機能には次の内容があります。 1. ユーザのデバイスにアプリケーションを転送できます。例えば、カスタムログイン設定をSalesforceのアプリケーションに転送することができます。 2. 特定のアプリケーションに対してVPN(仮想プライベートネットワーク)を要求することができます。 3. 詳細なセキュリティやコンプライアンス設定を制御することができます。例えば、パスコードの要求、画面キャプチャの無効化、カメラ機能の抑制などができます。 4. ユーザ認証の迅速化やログインプロセスの第2要素として、X.509証明書を使用することができます。 5. コンテンツの共有権限を制御することができます。AndroidとiOSのMDM互換性
MDMは、AndroidとiOSの両方で互換性があります。 Androidの場合、MDMはAndroidデバイスをサポートプログラムのAndroid for Workで動作します。Android for WorkはAndroid6以降で使用可能です。 iOSの場合、MDMはオペレーティングシステムに組み込まれた管理フレームワークで動作します。iOS7以降で使用可能です。AndroidとiOSのMDMサポート
高いレベルのセキュリティコンプライアンスが要求される場合、SalesforceはMDMとの相互運用を提供し、アプリケーションのコンテナ化をサポートします。 MDMの拡張機能を使用すると、Salesforce for Android v8.0以降、または、Salesforce for iOS v10.0以降と統合することができ、モバイルデバイスを制御することが可能となります。 Salesforce for Android や、Salesforce for iOSは、Enterprise Mobility Management(EMM)のAppConfig 業界標準に準拠するすべてのMDMプロバイダをサポートします。 Enterprise Mobility Management(EMM)とは、企業内で使われるスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを総合的に管理するシステムのことです。MDMにSalesforceアプリケーションを展開する手順
MDMにSalesforceアプリケーションの設定や展開の手順を以下に説明します。 1. MDMにSalesforceアプリケーションをインストールします。 2. Salesforceアプリケーションのセキュリティやコンプライアンスを設定します。例えば、一部のソフトウエアからSalesforceアプリケーションにVPN接続が要求できるなどの設定が可能です。 3. Salesforceアプリケーション固有の機能を設定します。例えば、カスタムログインホストを設定するなどです。 4. ユーザに対しSalesforceアプリケーションを転送します。SalesforceのMDMを活用しよう!
