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Salesforceに起こりうるセキュリティリスクについて

Salesforceで利用できるセキュリティ機能は?
利用者がログインできる時間帯とIPアドレスを設定するセキュリティ機能があります。プロファイルごとに設定でき、仕事時間外や職場以外からの不必要なアクセスを防ぎます。 パスワードの有効期限や設定するパスワードの文字数、ログインロックをかけるまでの回数といったパスワードポリシーを設定できます。組織の運用状況に適したパスワードポリシーを設けることで可用性を保てます。 またセッションの乗っ取りを防ぐための設定も可能です。セッションとログイン中のIPアドレスにロックをかけることで、それ以外の許可していないユーザーからのアクセスを防ぎます。 Salesforceは、それ以外にも様々な機能を利用して管理者がセキュリティを確保していくこととなりますが、その中の一つに監査ログの取得があります。 管理者は監査ログを見て、組織内の不正アクセスや情報収集、また各ユーザーに対して適切な権限付与がされているか等を確認できます。Salesforceで取得できる監査ログの種類は?

Salesforceで監査ログを取得する方法

Marketing Cloud Safehouseへの監査ログのデータ保存
監査ログのデータは、Marketing Cloud Safehouseという場所に保存することができます。Safehouseに保存するには、SFTPアカウントをMarketing Cloudのアカウントに対して追加する必要があります。 さらに監査履歴データ抽出アクティビティの作成で、監査データの抽出をし、ファイル転送アクティビティの作成で、Safehouseへデータを転送できるように設定します。オートメーションを作成することで、実際にデータをSafehouseに送信できます。 この方法を利用すると安全、かつ冗長性と可用性のある状態でデータを保存できます。なお初期設定状態で、Safehouseに保存されたデータは21日間保持されるデータポリシーとなっています。監査ログ等でセキュリティリスクを回避し、組織でSalesforceを安全に利用していこう!

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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