2021/02/16

AWS Well-Architectedの概念5つ|行う時のポイントも紹介

 
  

AWSとは

AWSとは、アマゾン ウェブ サービス(AWS) のことで、世界で多くの企業で広く採用されているクラウドプラットフォームです。世界中のデータセンターから175以上のフル機能のサービスを提供しています。

AWS Well-Architected

AWS Well-Architectedの使い方が分からない方も多いでしょう。それではどんな機能、特徴があるのかを解説していきます。

AWS Well-Architectedとは、クラウドアーキテクトがアプリケーションやワークロード用に性能、障害耐性、効率性などを備えたインフラストラクチャを構築するサービスです。

AWS Well-Architected Toolとは

AWS Well-Architected Toolは、ワークロードの状態をレビューし、常に最新AWSアーキテクチャのベストプラクティスが分かるようになります。

AWS Well-Architectedフレームワークがベースとなり、アプリケーション用にクラウドアーキテクトを実装可能にして、安全で高性能なパフォーマンス実現します。それに障害耐性を備えたインフラストラクチャが構築をサポートします。

AWS Well-Architectedの概念5つ

AWS Well-Architectedをもっと理解するためにここからは、AWS Well-Architectedの主な概念を5つについて解説していきます。

Well-Architectedの概念1:セキュリティ

AWS Well-Architectedのセキュリティは、情報とシステムの保護に焦点を当てて作られています。

主な特徴は、データの機密性と整合性、権限管理などの権限の特定と管理、システムの保護やセキュリティイベントを検出する制御を確立することが目的です。

Well-Architectedの概念2:運用上の優秀性

AWS Well-Architectedの優秀性は、システムの実行とモニタリング、およびプロセスと手順の継続的な改善に焦点を当ててビジネス価値を提供しています。

主な特徴は、変更の自動化、イベントへの対応、日常業務を管理するための標準化などがあります。

Well-Architectedの概念3:パフォーマンス効率

Well-Architectedのパフォーマンス効率は、ITとコンピューティングリソースの効率的な使用に焦点を当てて作られています。

主な特徴は、ワークロードの要件に応じた適切なリソースタイプやサイズを選択し、パフォーマンスのモニタリングやビジネス要件の増大に応じて効率を維持するため、情報に基づいた意思決定などができます。

Well-Architectedの概念4:信頼性

Well-Architectedの信頼性は、ワークロードが意図した機能を期待通りに正しく一貫して実行できるよう保証することに重点を置いて作られています。また、回復能力のあるワークロードは、障害から迅速に回復してビジネスおよびお客様の要求にいち早く応えられます。

主な特徴は、分散システムの設計、復旧計画、変更の処理方法があります。

Well-Architectedの概念5:コスト最適化

Well-Architectedはコスト最適化するため、不要なコストの回避に重点を置いて作られています。

主な特徴は、費用が発生する箇所の把握と管理、最適で正しい数のリソースタイプの選択、時間経過に伴う支出の分析、過剰な出費を抑えながらのビジネスニーズに対応したスケーリングなどです。

AWS Well-Architectedを行う時のポイント3つ

AWS Well-Architectedの概要について解説してきました。少しはAWS Well-Architectedについて理解して頂けたかと思います。

しかしまだ注意して頂きたいことがあります。次はAWS Well-Architectedを行うときの2つのポイントを解説していきます。

行う時のポイント1:メンバーを多く集める

AWS Well-Architectedを使用する際は、まずチームメンバーを沢山集めます。なぜならアーキテクチャは、継続してレビューすることが推奨されているからです。

レビューを継続することにより、アーキテクチャの変化に応じてチームメンバーは、テクノロジーの実装を変更して回答を更新し、新しい機能を提供しながらアーキテクチャを変化させていきます。

行う時のポイント2:設計の初期段階から行う

これはたとえ話ですが、変更が困難な一方通行のドアのような設定を避けるため、AWS Well-Architectedでは設計の初期段階におけるレビューを実施します。

また、本番運用前にもレビューを行い、本稼働開始後にもテクノロジーの実装を変更したり、新しい機能を追加したりすることでワークロードは変化し続けます。

AWS Well-Architected Toolを使用するメリット3つ

今までの解説でAWS Well-Architectedについての理解は深まったと思います。

ここからはAWS Well-Architected Toolを使用するメリット3つを解説していきたいと思います。

使用するメリット1:一貫性があるレビューが提示される

AWS Well-Architected Toolは、クラウドアーキテクチャのレビューと評価のために単一のツールと一貫したプロセスを提供しています。

組織全体にわたる複数のワークロードは、このツールを使用することで、全体のステータスをモニタリングし、潜在的なリスクの把握に役立ちます。

また、このツールからの結果を参照し、改善のため次のステップを割り出し、アーキテクチャに関する判断を導き、アーキテクチャの考慮事項をコーポレートガバナンスのプロセスに取り込めます。

使用するメリット2:アーキテクチャガイダンスが利用できる

AWS Well-Architected Toolは、必要なときにいつでも、AWSアーキテクトが使用するナレッジとベストプラクティスにアクセスできます。

ワークロードについての一連の質問に回答することで、このツールからアクション計画と、クラウド向けにさらに優れたワークロードを構築する方法についてのステップバイステップのアーキテクチャガイダンスを観覧できます。

使用するメリット3:改善点が把握できる

AWS Well-Architected Toolは、ワークロードのライフサイクルを通して継続的な改善をサポートします。

このツールを使用することで、ポイントインタイムのマイルストーンの保存ができ、ワークロードへの変更の追跡が容易になります。

そして必要なときにいつでも新しいレビュープロセスを開始でき、アーキテクチャの改善を時間をかけて確実に実施できるようにします。

AWS Well-Architectedについて知ろう

AWS Well-Architectedについてご理解頂けたでしょうか。

特に重要なのが初めに解説した5つの特徴なので覚えておいてください。便利な機能ばかりなので使いこなせるようになりましょう。AWSご利用の際は是非ご活用ください。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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