この記事の目次
- AWS(Amazon Web Services)とは
- AWSエンジニアの将来性が期待できる理由4選
- 将来性が期待できるAWS認定資格11選
- 将来性が期待できるAWS認定資格1:クラウドプラクティショナー
- 将来性が期待できるAWS認定資格2:ソリューションアーキテクト(アソシエイト)
- 将来性が期待できるAWS認定資格3:ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)
- 将来性が期待できるAWS認定資格4:SysOps アドミニストレーター
- 将来性が期待できるAWS認定資格5:デベロッパー
- 将来性が期待できるAWS認定資格6:DevOps エンジニア
- 将来性が期待できるAWS認定資格7:Alexaスキルビルダー
- 将来性が期待できるAWS認定資格8:セキュリティ
- 将来性が期待できるAWS認定資格9:高度なネットワーキング
- 将来性が期待できるAWS認定資格10:機械学習
- 将来性が期待できるAWS認定資格11:ビッグデータ
- AWSエンジニアに求められるスキル6選
- 需要や将来性が期待できるAWSエンジニアの認定資格を取得しよう
AWS(Amazon Web Services)とは
AWS(Amazon Web Services)とはAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスの総称です。
AWSは175のクラウドコンピューティングサービスを提供しており、世界で30%以上という高いシェアを獲得しているクラウドプラットフォームです。
また、AWSはコンピューティングやストレージ、データベースから人工知能まで、他のプロバイダよりはるかに多くのサービスを提供しています。
AWSエンジニアにとって認定資格取得の将来性とは
AWSエンジニアとしてAWS認定資格を取得することには将来性があります。
AWSは日々進化し続けており、新しい機能が生まれています。そのため、AWS認定資格を取得することで、最新のAWSの知識やスキルを身につけることができます。
また、近年はAWSを導入する企業が増えてきており、AWSの需要も高まってきていることから、AWS認定資格は将来性が高い資格だと言えるでしょう。
資格取得をするメリット
AWS認定資格を取得することでスキルの証明になります。
AWS認定資格を取得すれば、AWSに関する知識やサービスを利用するスキルを持っていることを客観的に証明することができます。
また、日本ではAWSを扱える人材が少ないことから、AWS認定資格を取得していることはAWSエンジニアに転職する上でも有利に働くでしょう。
AWSエンジニアの将来性が期待できる理由4選
AWSエンジニアは将来性が期待できる職種です。
近年注目が高まってきているAWSエンジニアですが、将来性が高いと言われる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここではAWSエンジニアの将来性が期待できる理由4選をご紹介しますので、AWSエンジニアに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
AWSの将来性が期待できる理由1:クラウドサービスを導入する企業の増加
今後もクラウドサービスを導入する企業が増えていくため、AWSエンジニアは将来性が期待できます。
これまでは自社でサーバーを構築してシステムを開発するオンプレミスが主流でしたが、近年では必要な分だけクラウドサービスを導入する方法が主流になりつつあります。
また、クラウドサービスであればコストを押さえられるだけでなく、無駄なく事業を進められることから、今後もますますクラウド化は進んでいくでしょう。
AWSの将来性が期待できる理由2:AWSエンジニアの平均年収が高い
他のエンジニア職と比較しても年収が高いことから、AWSエンジニアは将来性が期待できます。
AWSエンジニアの平均年収はインフラエンジニアと同程度ですが、クラウドやAWSのシステムのスキルを持つAWSエンジニアならそれ以上の年収を得ることも可能です。
また、元々インフラエンジニア自体がスキル次第で高い収入を得られる職種のため、AWSエンジニアは高い年収を得やすいと言えるでしょう。
AWSの将来性が期待できる理由3:クラウドサービスの中でもAWSは需要が高い
他社のクラウドサービスと比較してもAWSは高い需要があることから、AWSエンジニアは将来性が期待できます。
クラウドサービスにはAWS以外にもさまざまな種類がありますが、AWSはその中でも世界でもっとも使用されているクラウドプラットフォームです。
また、AWSは通信大手のIT企業であるAmazonのサービスということもあり、今後も需要は拡大していくことが予想できます。
AWSの将来性が期待できる理由4:AIやIoT分野に利用できるサービスの充実
AWSはAIやIoTなどの最先端分野のサービスが充実しているため、AWSエンジニアは将来性が期待できます。
AWSには非常に多くのサービスがありますが、IoTやAIなどの最先端技術を活用したサービスも豊富にリリースされています。そのため、AWSを利用すれば将来性が高いAIやIoTを活用したサービスの開発も簡単に行うことができます。
将来性が期待できるAWS認定資格11選
将来性が期待できるAWS認定資格をご紹介します。
AWS認定資格にはさまざまな種類がありますが、具体的にどのような資格があるのでしょうか。
ここでは将来性が期待できるAWS認定資格11選をご紹介しますので、どのようなAWS認定資格があるのか参考にしてみてください。
将来性が期待できるAWS認定資格1:クラウドプラクティショナー
クラウドプラクティショナーは、将来性が期待できるAWS認定資格の基礎レベルの資格です。
AWSの知識やスキルを身につけて、全体的な理解を効果的に説明できる個人を対象とした試験です。クラウドプラクティショナーの本試験では、クラウドの概念やセキュリティ、テクノロジー、請求と料金について出題されます。
また、この試験は他のAWS認定の技術的、専門的な試験とは独立した基礎コースとなっています。
将来性が期待できるAWS認定資格2:ソリューションアーキテクト(アソシエイト)
ソリューションアーキテクト(アソシエイト)は、設計者を対象とした将来性が期待できるAWS認定資格です。
設計者を対象としたソリューションアーキテクトのアソシエイトレベルの試験で、一般的にAWS認定資格といえばこの資格を指します。
主にAWSを使用した分散システムの可用性やコスト効率、高耐障害性、スケーラビリティの設計などの1年以上の実務経験を持つ設計者を対象としています。
将来性が期待できるAWS認定資格3:ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)
ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)は、設計者を対象とした将来性が期待できるAWS認定資格です。
ソリューションアーキテクトのプロフェッショナルレベルの試験で、主にAWSを利用したシステムの管理や、運用の2年以上の実務経験を持つ設計者を対象としています。
ソリューションアーキテクトプロフェッショナルを取得することで、AWSを使用したシステム設計の高度なスキルを証明できます。
将来性が期待できるAWS認定資格4:SysOps アドミニストレーター
SysOps アドミニストレーターは、運用担当者を対象とした将来性が期待できるAWS認定資格です。
主にAWSにおける開発や管理、運用に関する1年以上の実務経験を持つシステム運用担当者を対象とした試験です。
試験では高い可用性を持つシステムの開発や管理、運用のためのAWS技術やサービスについて問われます。
将来性が期待できるAWS認定資格5:デベロッパー
デベロッパーは、開発担当者を対象とした将来性が期待できるAWS認定資格です。
主にAWSベースのアプリケーションの開発、保守の1年以上の実務経験がある開発担当者を対象にしています。また、試験ではAWSの主要サービスや使用方法、ベストプラクティスについて問われます。
デベロッパーを取得することで、AWSを利用したアプリケーション開発のスキルを証明することができます。
将来性が期待できるAWS認定資格6:DevOps エンジニア
DevOps エンジニアは、運用担当者や開発担当者を対象とした将来性が期待できるAWS認定資格です。
デベロッパーとSysOpsアドミニストレーターの上位資格で、AWS環境のプロビジョニングや運用、管理の2年以上の実務経験を持つ担当者を対象としています。
DevOpsエンジニアを取得することにより、AWSを使用した高い可用性や自己修復機能を搭載したシステム構築のスキルを証明することができます。
将来性が期待できるAWS認定資格7:Alexaスキルビルダー
Alexaスキルビルダーは、Amazon Alexaのスキルを認定する将来性が期待できるAWS認定資格です。
Alexa Skills Kitを使用し、Alexaスキルを構築した6ヵ月以上の実務経験を持つ人を対象とした試験です。
Alexaスキルビルダーを取得することで、Amazon Alexaスキルの設計や構築、テスト、運用などのスキルを証明することができます。
将来性が期待できるAWS認定資格8:セキュリティ
セキュリティは、AWS上でのセキュリティのスキルを認定する将来性が期待できるAWS認定資格です。
セキュリティは、AWSのワークロードの保護に関した最低2年の実務経験を持つセキュリティ担当者を対象とした試験です。
セキュリティを取得することで、専門的なデータ分類とAWSにおけるデータ保護メカニズム、データ暗号化メソッドなどのセキュリティ関連のAWSサービスの知識を証明することができます。
将来性が期待できるAWS認定資格9:高度なネットワーキング
高度なネットワーキングは、大規模なハイブリッドITアーキテクチャの設計や実装のスキルを認定する将来性が期待できるAWS認定資格です。
複雑なネットワークタスクに携わる人材を対象とした試験で、クラウドプラクティショナーもしくはアソシエイトレベルのAWS認定資格保有者であることが推奨されています。
高度なネットワーキングを取得することで、AWSを使用した高度なネットワーキングスキルを証明することができます。
将来性が期待できるAWS認定資格10:機械学習
機械学習はAWSでの機械学習ソリューションの設計、実装、デプロイ、維持などのスキルを認定する将来性が期待できるAWS認定資格です。
開発やデータサイエンスの業務に携わる人材を対象とした試験で、AWSでのML/深層学習ワークロードの開発、設計、実行に関する1~2年程度の実務経験があることが推奨されています。
機械学習を取得することで、MLソリューションの実装スキルを証明することができます。
将来性が期待できるAWS認定資格11:ビッグデータ
ビッグデータは、AWSのサービスを使用したビッグデータのデータ分析を実行するためのスキルを認定する将来性が期待できるAWS認定資格です。
2年以上のAWSテクノロジーの使用経験を持ち、複雑なビッグデータ分析に携わる人材を対象とした試験です。
ビッグデータを取得することで、AWSビッグデータ関連サービスを使用したデータ分析のスキルを証明することができます。
AWSエンジニアに求められるスキル6選
AWSエンジニアに求められるスキルをご紹介します。
AWSエンジニアを目指している方の中には、どのようなスキルを身につければいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは最後にAWSエンジニアに求められるスキル6選をご紹介しますので、どのようなスキルが求められているのか参考にしてみてください。
AWSエンジニアに求められるスキル1:インフラエンジニアとしての知識や経験
AWSエンジニアにはインフラエンジニアの知識や経験が求められます。
AWSエンジニアの業務では、サーバーやストレージの構築のスキルはもちろん、ネットワーク、セキュリティ、仮想基盤などの知識やスキルも求められます。
そのため、一般的にAWSエンジニアを目指す場合、インフラエンジニアとして経験を積んだ後でAWSエンジニアにキャリアチェンジするのがおすすめです。
AWSエンジニアに求められるスキル2:ネットワーク構築の知識
AWSエンジニアにはネットワーク構築の知識が求められます。
AWSエンジニアとして働く場合、Amazon VPCやAWS Direct Connectを使用した仮想ネットワークの構築を行うこともあります。そのため、通信やネットワークに関する知識やスキルも重要です。
AWSエンジニアに求められるスキル3:AWSについての知識や利用経験
AWSエンジニアにはAWSの知識や利用経験が求められます。
AWSエンジニアにとって、AWSの知識やクラウドの利用経験は必須です。AWSは他のクラウドサービスと異なる点も多いため、実際に使用してみて基礎から学ぶ必要があります。
また、目的によって選択するべきAWSのサービスは異なるため、コストやスケーラビリティ、堅牢性などの優先順位をもとに、最適なサービスを選択できる知識が必要になります。
AWSエンジニアに求められるスキル4:クラウドサービスに関する知識
AWSエンジニアにはクラウドサービスに関する知識が求められます。
AWSだけでなく、GCPやAzureなどのクラウドサービス全般の知識は、AWSエンジニアとして働く以上必要になります。たとえばIPアドレスやルーティングの設定、DNSの設定、バックアップ設定などは押さえておきましょう。
AWSエンジニアに求められるスキル5:仮想化技術や仮想化環境のサポート知識
AWSエンジニアには仮想化技術や仮想化環境の知識が求められます。
AWSエンジニアには、クラウド技術の一部であるサーバーやネットワークの仮想化に関する知識が必要です。クラウド環境で仮想サーバーを利用する方法や、VLAN、VPN、NFVなどの技術を押さえておきましょう。
AWSエンジニアに求められるスキル6:AWS上のアプリケーションの開発・運用の知識
AWSエンジニアにはAWS上のアプリケーションの開発・運用の知識が求められます。
AWSエンジニアはAWS上でのアプリケーションの開発や運用を知ったうえで、仮想環境にサーバーを構築する必要があります。そのため、アプリ開発や運用の知識も必要になります。
需要や将来性が期待できるAWSエンジニアの認定資格を取得しよう
AWSエンジニアとして活躍するためには、将来性の高いAWS認定資格を取得しましょう。
ぜひこの記事でご紹介したAWSエンジニアの将来性が期待できる理由や、将来性が期待できるAWS認定資格、AWSエンジニアに求められるスキルなどを参考に、AWS認定資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。